天満天神繁昌亭 「天神寄席11月席」
(平成26年11月25日)
概要
□日 時:2014年(平成26年)11月25日(火) 20時10分~20時25分
□場 所:天満天神繁昌亭
佐藤会頭は、11月25日に天満天神繁昌亭を訪問し、大阪大学招聘教授の高島幸次氏や上方落語協会副会長の桂春之輔師匠らとともに鼎談に出演した。佐藤会頭は、「ここ数年は毎年1月1日に天神さんに初詣をして繁昌亭で初笑いを楽しんだ後、近くの森町食堂で夕食を取って帰るのが1年の始まり。桂米團治師匠の落語を聞くのは2度目になる。」などと繁昌亭とのかかわりを冒頭に披露した。また鼎談の席上、桂春之輔師匠から大商とは何するところですかと問われると、「大きな商いを支えるところだと覚えておいて欲しい。」と返し、高島教授から披露された なにわなんでも大阪検定の紹介では、自ら、「2級,3級は1回目で受かったが、1級は3度落ちている。1級を下手に通ると裏で問題を教えてもらったに違いないと疑いをかけられても困る。」と返し、桂春之輔師匠から、「これは東京の人には言えませんね。」と突っ込まれる一幕もあった。このほか、百年目の大ネタを披露した桂米團治師匠から名刺代わりに受取ったカレーライスをネタにトークを展開。鼎談の後半では高島先生から、北新地の芸伎さん達の後継者育成にも佐藤会頭が尽力していることが披露されたほか、大商が設立した企業家ミュージアムで是非とも江戸時代の豪商の紹介コーナーを設けて欲しいとのリクエストが出された。
佐藤会頭は、桂米團治師匠のカレーが売れたら企業家ミュージアムに寄付してもらわないとと半分本気の冗談を交えて応えたほか、大入り袋がもらえて今日は本当に嬉しかったと述べ、次回は漫談の色物で出演したいと聴衆の笑いを誘って鼎談を締めくくった。
天満天神繁昌亭では、敷地を提供している大阪天満宮に敬意を表し、毎月25日の夜席を「天神寄席」と銘打ち、様々な企画を展開。高島幸次氏がコーディネーターとなってゲストとのトークなどを行っており、今月は「大阪商人の豪遊と散財」をテーマに落語4席と鼎談が夜席で披露され立ち見がでるほどの盛況だった。25日の11月席は大商の宮城務専務理事や企業家ミュージアム関係者などが聴講した。