リニア関連の会合記録 (平成26年7月18日)
概要
□自民党リニア特別委員会懇談会
日時:2014年7月18日(金)16時20分~16時30分
場所:リーガロイヤルホテル2階 ゴールデンルーム
□リニア中央新幹線全線同時開業推進協議会 設立総会
日時:2014年7月18日(金) 16時30分~17時5分
場所::リーガロイヤルホテル2階 桂の間
□リニア中央新幹線全線同時開業推進協議会 推進大会
日時:2014年7月18日(金) 17時15分~18時
場所::リーガロイヤルホテル3階 光琳の間
これらの会合を通じて佐藤会頭は、リニア同時開業の重要性を説いて尽力されている自民党の竹本直一衆議院議員に改めて謝意を表した上で、「今回政府の骨太方針にリニアの早期開業の文字が盛り込まれたことを評価したい。昨日、日商の会議にゲストとして招かれていた内閣府の西村副大臣にお礼を申し上げたところだ。
本日、京都の方がここにいないのは残念だが、早期同時開業に向けた思いで関西は一つになれる。
本会議所では1988年からリニア中央新幹線の研究会を設置し取り組んできた。JR東海による建設スキームについては、当社の中之島新線の場合も身の丈を超える開発案件だったが、国土交通省と建設しやすいスキームについて知恵を出しあい、開業にこぎつけた。皆さんもご承知の通り、鉄道ビジネスは一般店舗のようにすぐに採算ベースに乗るものではなく、20年、40年と相当長いスパンが必要なものだと理解している。
JR東海は株主への配当という(短期的な)責務もあるが、沿線の利便性の向上など長期的な視野で社会インフラを充実させる使命もあるはずだ。
大商では今回のリニア中央新幹線全線同時開業に関して、関西大学の宮本先生に需要予測の算出をお願いしたところだ。同時開業が5年、10年遅れると、こういう影響があるといったデータを共有することが大事だ。
そしてもう一つ忘れてならないのは、今回のリニア中央新幹線が、大災害に備えての東海道新幹線のバイパス機能という代替性の意味を持つことだ。」と述べた。
懇談を終えた佐藤会頭は、「5月に大阪府商工会議所連合会でリニア中央新幹線全線同時開業に向けた要望をとりまとめ、奈良ルートを含めた意見調整を行ってきた。大阪が一つにまとまり一歩を踏み出したことは大きいが、18年の空白を少しでも縮めるために、乗り越えるべきハードルは高い。国家プロジェクトとして100年の計を成就していくには政財界が一体となって緊密に連携していくことが必要だ。」と述べた。