3月25日に和歌山県庁を訪問した佐藤会頭は、仁坂吉伸知事と面談。北京市・上海市からの旅行業界幹部（李盛江　北京青年旅行社総経理ほか）を同知事に紹介するとともに、中国からの観光客を関西圏に戦略的に誘致するためにも、和歌山県の食をはじめとする豊富な観光資源を有効に活用し、一緒になってインバウンド促進に取り組んでいきたいと呼び掛けた。
　一行は25日に和歌山県庁を表敬訪問した後、白浜温泉などを視察。
28日に訪問した黒潮市場（和歌山マリーナシティ）はまぐろの解体ショーが人気で、外国人観光客も増えてきており、今後外国人ツアー受入れの有力ポイントとなっている。
　佐藤会頭は白浜で中国からの老朋友（ラオポン＝古い友人）である一行と懇談の後、今回の訪問をお世話をした国際観光文化交流協会の高木専務理事の労をねぎらうと共に「和歌山県は高野山、那智の滝、温泉地白浜、勝浦など自然と歴史の名所がたくさんある。和食も郷土食豊か。中国の人にとっては新鮮な感動を覚えるでしょう。今回は発信力のあるソーシャルメディアも随行していて、だんだん、和歌山県への中国の人の訪問が増えてくるでしょう。東京、大阪、京都も良いが、鳥取県、石川県など行政側が熱心な所が日本の知られざる魅力をアピールしている。文化観光懇話会の果たすべき役割は大変大きい」と激励し、フォローを頼んだ。
　佐藤会頭はこれまでにも中国富裕層の経営幹部などの来日に合わせて、日本海ルート（金沢、鳥取）などを紹介。今回一行が3月25日から28日まで初めて和歌山県を訪問するのに併せて和歌山県知事への訪問をアシストした。