日本商工会議所三村会頭との懇談(平成25年11月26日)

 日本商工会議所の三村明夫会頭(新日鐵住金(株)相談役 名誉会長)、中村利雄専務理事、宮城勉常務理事らは、11月26日に大阪商工会議所などを訪問し、佐藤会頭(日商副会頭)、西村副会頭(日商中小企業委員長)と意見交換を行った。懇談では、大商から現在取り組んでいる「千客万来都市OSAKAプラン」の概要や戦略プロジェクトの紹介を行ったほか、会員数の現状などを説明。また120周年記念事業で設置した大阪企業家ミュージアムの活動や、国家戦略特区の指定に向けた取り組みを披露した。

日本商工会議所三村会頭との懇談

懇談概要

日時:平成25年11月26日(火) 17:15~17:45
場所:大商3階貴賓室ほか
来訪者:日本商工会議所会頭 三村 明夫
        同上    専務理事 中村 利雄
        同上    常務理事,  宮城 勉
        同上    会頭秘書役 有田 進之介
        同上    総務部課長 山内 清行
対応者:大阪商工会議所会頭 佐藤 茂雄
        同上    副会頭 西村 貞一
        同上    常務理事・事務局長 西田 賢治
        同上    理事・総務広報部長 児玉 達樹


 三村会頭は、大阪商工会議所の訪問に先駆けて、東成区の会員企業㈱エンジニアと大阪企業家ミュ-ジアム(中央区)の視察を行った。
 ㈱エンジニアは、高崎充弘氏が代表取締役社長を務めるファブレス工具メーカー。
 ネジザウルスGT開発で2011年全国発明表彰「日本商工会議所会頭発明賞」を受賞。マーケティング、パテント、デザイン、プロモーションの4要素を組み合わせた新製品開発が成功の秘訣と提唱し、3年前から3Dプリンターを導入して試作品製作に活用。米国、欧州など海外市場への販路開拓などにも積極的に取り組んでいる。
 三村会頭と懇談を行った高崎社長は、「中小ものづくり企業が自社製品を海外に売り込む際、パテントの重要性をよく認識しておくことが成功のカギになる。今後、日商でも中小企業の知財経営の強化・普及にご理解・支援頂きたい。」と述べ、自社内で知的財産教育協会の技能検定受験を奨励しているほか、同協会が新たに設置する中小企業センター長に就任することを披露した。
 また引き続いて訪問した大阪企業家ミュージアムでは、興津厚志・大阪企業家ミュージアム事務局長が、展示概要や先人企業家の言葉などを紹介した。席上、興津局長は、「105名の展示企業家のうち、大阪出身の経営者はわずか20名にしか過ぎず、全国から企業家が大阪に集って活躍の場を広げ、経済の繁栄を形成してきた。」と説明。
 三村会頭らは、現在開催中の「がんこ50年 創業者・小嶋淳司の企業家精神」の特別展示も見学を行った。

CIMG6090.JPG「佐藤会頭(右手奥)らと意見交換を行った三村日商会頭(左手奥)」
CIMG6054.JPG「㈱エンジニアを訪問。3Dプリンター向けCADデータの作成につき説明を受ける三村日商会頭(右)、中央が高崎社長」
CIMG6064.JPG「三村日商会頭(右)と高崎社長(左)が記念撮影」
CIMG6071.JPG「大阪企業家ミュージアムで説明を聞く三村日商会頭(中央)」