自由民主党 日本経済再生本部との懇談会
佐藤会頭発言概要
□日 時:平成25年2月25日(月)10:30~12:45
□場 所:塩野義製薬㈱医薬研究センター1階会議室
□出席者:(順不同・敬称略)
<日本経済再生本部>
高市 早苗 衆議院議員・日本経済再生本部長(政務調査会長)
塩崎 恭久 衆議院議員・日本経済再生本部長代行
棚橋 泰文 衆議院議員・日本経済再生本部幹事長
山本 幸三 衆議院議員・日本経済再生本部事務局長
牧原 秀樹 衆議院議員・日本経済再生本部事務局次長
磯﨑 仁彦 参議院議員・日本経済再生本部事務局次長
<大阪府支部連合会>
竹本 直一 衆議院議員
中山 泰秀 衆議院議員
左藤 章 衆議院議員
大塚 高司 衆議院議員
渡嘉敷 奈緒美 衆議院議員
原田 憲治 衆議院議員
中井 源樹 豊中市議会議員
<地元経済界>
佐藤 茂雄 大阪商工会議所 会頭 (京阪電気鉄道㈱ 取締役相談役・取締役会議長)
森 詳介 関西経済連合会 会長 (関西電力㈱ 会長)
加藤 貞男 関西経済同友会 常任幹事 (日本生命保険(相)副会長)
手代木 功 塩野義製薬㈱代表取締役社長 (大阪商工会議所 副会頭)12:00から参加
松下 正幸 パナソニック㈱ 副会長 (関西経済連合会 副会長)
上島 健二 ㈱iTest 社長 (関西経済同友会)
山田 邦雄 富士インパルス㈱ 社長
岩本 泰典 コドモエナジー㈱ 社長
児玉 崇 トラストメディカル㈱ 社長
玉井 貴美子 マッスル㈱ 常務取締役
川邊 辰也 関西経済連合会 専務理事
齊藤 行巨 関西経済同友会 常任幹事・事務局長
灘本 正博 大阪商工会議所 専務理事
西田 賢治 〃 常務理事・事務局長
□発言骨子:当日の会合での佐藤会頭の発言は以下の通り
- 本日の懇談会は、地元経済団体の代表と、特に、元気に頑張る中堅中小企業の経営者の方々から、事業課題や要望など「個別具体的」な「生の声」をお聞きとりいただこうというのが主眼。
- 発足後2カ月となる自公政権で、経済成長に大きく舵を切られ、力強く推進される姿勢を歓迎したい。特に、デフレ脱却に向けた金融緩和により、為替相場や株価にも好影響が及び、早くも、一部に行き過ぎや海外からの批判を心配する声も出ている。しかし、まだまだ「超円高・株安」の修正過程であり、引き続き手を緩めず、金融緩和に強い姿勢で臨んでいただきたい。
- 同時に、「超円高・株安」の修正は、成長戦略が本格スタートするまでの時間を確保するという側面もあろうかと思う次第。私どもも、戦略策定に際し「地方」と「中小企業」の声を十分反映させる仕組みを設けていただきたい旨を政府にもお願いしている。ただ、幅広い企業の実情を「各論」でお聞きいただくには、やはり与党サイドの機動性にご期待申し上げたいと考えている。
- 関西には、本日お招きしている中堅中小企業をはじめ、優れた技術力を持ちながら、許認可や資金面でのハードルが高いために、事業展開が思うに任せない例がある。例えば、新しい医療・介護機器の開発案件に国からの補助を得ている場合、あまりに煩雑な手続きに忙殺され、機動的な研究活動に支障が出るとの悲鳴も聞いている。新製品開発はトライ&エラーの繰り返しが常であり、予算の大枠の中での裁量を増やし、最終的な成果を出すことで評価する方法もお考えいただきたい。
- また、医療用ロボットをマーケットに出すためには、「治験」が必要な場合があるが、そのガイドラインが十分整備されていないため、審査がなかなか進まないという声も聞く。その他、資金回収までのサイクルの長いバイオベンチャーの開発費調達の悩みなど、本日は、様々な角度から企業の実情やお願いを申し上たい。
- どうか先生方におかれては、今後本格化する成長戦略策定に、我々の声も生かしていただければ幸いだ。
以 上