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大商ニュース   2020/1/25号



大阪・関西万博に向けシンポ 未来社会のデザイン考える 2月26日

 大阪商工会議所は2月26日、日本経済新聞社とともに、シンポジウム「Towards and Beyond EXPO2025〜大阪・関西万博に向けて〜」を開く。2025年大阪・関西万博のコンセプトである「未来社会の実験場」の実現に向けて、大阪・関西が何に取り組むべきか、どのような仕組みが必要か――などについて議論する。
 シンポジウムでは、2025年日本国際博覧会協会の森清理事・副事務総長が、現在の準備状況や今後の取り組みについて発表する。また、大商が2020年度から取り組む新たな中期計画「たんと繁盛 大阪アクションNeXT」の考え方や取り組みの内容も紹介しつつ、大阪・関西が強みやポテンシャルを持つ「ウエルネス」「食」「イノベーション」などをキーワードにディスカッションを行う。
 プレゼンテーターならびにパネリストとして、大商の手代木功副会頭、ケイオスの澤田充代表取締役、神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科の忽那憲治副研究科長・教授を迎える。
 午後2時30分〜4時30分、日本経済新聞社大阪本社(大阪市中央区)で。定員180人。無料。事前申し込み先着順。

【問合せ】企画広報室TEL6944・6304


2025年万博の協力推進本部大商が設置

 大阪商工会議所は2025年日本国際博覧会の開催に向け、総力を結集して同博覧会の機運醸成に協力するため、尾崎裕会頭を本部長とする「2025年日本国際博覧会協力推進本部」を1月17日付で設置した。
 実施主体である公益社団法人2025年日本国際博覧会協会(会長=中西宏明・日本経済団体連合会会長)はじめ、国や自治体と連携して商工会議所のネットワークを通じたイベントなどを開くなど、様々な機運醸成の取り組みを実施していく。

【問合せ】地域振興部TEL6944・6323


中小のサイバーセキュリティー 対策強化に意見

 大阪商工会議所はこのほど「中小企業のサイバーセキュリティー対策強化に関する意見」を取りまとめ、経済産業相ら政府関係機関などへ建議した。
 大企業がセキュリティーを強化しても、供給網を構成する中小企業のうち1社でもセキュリティー対策が甘ければそこを攻撃の足がかりとして、秘密情報・個人情報などを窃取する手口などが懸念されている。そこで、同意見では、セキュリティーが脆弱な中小企業にとって手間がかからず、受け入れやすい民間サービスの提供が重要であると指摘。政府では国全体のサプライチェーンのセキュリティーを強化する観点から、現在実証事業として実施している「サイバーセキュリティお助け隊」の民間サービス化を急ぐよう求めた。

【問合せ】経営情報センターTEL6944・6580


ファッション関連産業振興に 企業・学校の展示、セミナー

 大阪商工会議所、協同組合の関西ファッション連合は2月13日、ファッション関連産業の新たなビジネス創出を促進するため「ファッション・イノベーション展」とセミナーを開く。
 「ファッション・イノベーション展」では大阪・関西を拠点に活動するイラストレーター、ファッション関連メーカー、服飾・副資材卸、服飾専門学校を厳選して展示する。イラストレーターによるライブペイントのほか、当日販売するブースもある。
 セミナーではファッション産業を学ぶ「産地の学校」を運営する糸編の宮浦晋哉代表取締役、工場直販ブランド「Factelier」を運営するライフスタイルアクセントの岩佐彰則MD責任者が登壇する。
 展示会・セミナーとも参加無料。オーガニックスペース(大阪市中央区)で。展示会は午前10時〜午後5時。セミナーは事前申込制で、午後1時30分〜4時。
 詳細はホームページ(https://www.osaka.cci.or.jp/fashion/)に掲載している。

【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6493


尾崎会頭が現場訪問 オリエンタルベーカリー

 大阪商工会議所の尾崎裕会頭は12月25日、業務用パンの製造を行うオリエンタルベーカリー(本社・大阪市浪速区)の京都工場を視察した。
 同工場は大商が実施する中小製造業のIoT導入を支援する「スマートものづくり応援隊」事業を利用して、量産ラインを流れるロールパンなどの外観検査の自動化を目指し、画像解析装置を導入して業務の効率化に取り組んでいる。
 同社の原田幸博社長によるあいさつの後、奥野淳一工場長から、パンの生地作りから出荷に至る一連の工程について工場内で説明を受けた。今回、導入した画像解析装置は、ロールパンの画像を読み込み、機械学習させることで解析の精度が向上する。その調整作業を視察し、検査員の熟練度に左右されない精度の実現に向けた工夫や、深刻な人手不足への対応などについて意見交換した。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


「日本製」売り込む好機 タイ、シンガポールからバイヤー

 大阪商工会議所は3月17〜18日、日本の良質な商品を海外に売り込む機会を提供するため、海外バイヤーを大阪に招き在阪企業とのビジネスマッチングを行う「メイド・イン・ジャパン海外販路開拓市」(個別商談会)を大商で開く。
 日本の食材や食料品などの海外展開をテーマに、日本食の人気が特に高いタイとシンガポールのバイヤーを合計8社(タイ5社、シンガポール3社)から招く。日本の冷凍食品やブランド肉などの高級食材や健康食品、スナック菓子に関する「買いたい」案件が持ち込まれる。バイヤー選定には、大商と事業協力覚書(MOU)を締結しているタイのカシコン銀行とシンガポール製造業連盟の協力を得た。
 商談案件の詳細などはホームページ(http://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/202001/D11200317010.html)に掲載。

【問合せ】国際部TEL6944・6411


今宮戎神社の福娘が来所 会員企業の商売繁盛祈願

 金烏帽子姿の今宮戎神社の福娘が7日、大阪商工会議所を訪問。西村貞一副会頭に干支(えと)の子(ね)の色紙額を手渡した後、「大阪締め」で大商の会員企業の商売繁盛と大阪の賑わいを祈願した。


AIコンテスト最終審査会 ファイナリスト5者が発表

 大阪商工会議所は2月14日、「人工知能ビジネス研究会」の第13回例会として、「AIビジネス創出アイデアコンテスト2020 最終審査会」を産業技術総合研究所・人工知能技術コンソーシアム(AITeC)との共催で開く。
 コンテストに応募があった16件のうち、書類審査で選ばれた5者のファイナリストが最終審査会で公開プレゼンテーションを行う。大商会頭賞、AITeC会長賞、スポンサー賞(東急エージェンシー賞)をそれぞれ決める。
 午後4時30分〜7時45分、大商で。無料。交流会は1人2000円。ファイナリストの詳細などはホームページ(http://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/201912/D22200214018.html)に掲載。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


商店街空き店舗・遊休不動産 活用フォーラム

 大阪商工会議所は2月21日、「商店街空き店舗・遊休不動産活用フォーラム」を大商で開く。
 商店街空き店舗などの活用のポイント解説と、蕪村通り商店街の金子清治会長、プランニングコンサルタントの大橋賢也代表取締役、クジラの矢野浩一代表取締役を招いての先進取り組み事例発表を行う。参加者には全国の空き店舗・遊休不動産活用例をまとめた「商店街賑わい読本VOL.11」を無料で配布。午後6時30分〜8時。無料。事前申込制。詳細はホームページ(http://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/202001/D40200221010.html)に掲載。
 同フォーラムは商店街の集客支援事業の一環。人口減少社会の中で、一層深刻化する空き店舗問題に対応するため、大商は商店街関係者・有識者を委員とした「商店街空き店舗・遊休不動産活用研究会」を設置。2018〜19年、大阪市内商店街の実態調査、全国の先進的事例ヒアリングなどを行ってきた。

【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6440


第4回ビジネス講演会「隙間・スピード・敏感」で変化の時代をしぶとく生き残れ!
中小企業の生き残り経営戦略

 ビル管理や人材派遣、警備保障などを営む総合アウトソーシング企業、日経サービスの社長に2013年に就任し、年商117億円企業のトップリーダーとして日々奮闘している嶋田有孝社長から中小企業の生き残り経営戦略などを聞く。事前申込制。
【日 時】3月10日(火)14:00〜15:45
【場 所】大阪商工会議所
【参加費】会員無料。一般5,000円。

【問合せ】経営相談室TEL6944・6473


食の「輸出証明書」受取窓口の継続

 大阪商工会議所は、農林水産省が発給する輸出証明書(産地や放射性物質検査の証明など)の受取窓口を開設しているが、同業務委託が今年2月末で終了する。
 しかし利用者からの要望もあり、今年3月1日以降は、事務手数料330円(税込み)と有料化した上で、引き続き大商窓口での輸出証明書の受け取りができるようにする。輸出証明書の申請・内容などの詳細は農林水産省ホームページで。同証明書の受け取りに関しては大商・国際部まで。

【問合せ】国際部TEL6944・6411


マクロミクロ――帰省に思う

 1月も下旬になれば門松は片付けられ、すっかり普段の生活に戻っているはず。まさか皆さんのお宅では「帰省ブルー」が尾を引いて家庭内がギクシャク、なんてことはないですよね? 最近では、夫と子供だけが帰省し妻は同行しない「父子帰省」なる言葉も登場。妻にとっては舅姑への気苦労で疲れるのは正直辛い。わかります、その気持ち◆かくいう私も、約30年前の結婚当初は石川県にある夫の実家への帰省が苦痛だった。家族に加え親戚一同が集まるお正月は「嫁」の私には居心地が悪く、帰省のたびに夫に愚痴をこぼしたものだ。けれども子供達が生まれると、私達の帰りを何よりも楽しみにしている祖父母や両親の笑顔が嬉しくて、苦にならなくなっていった◆今では帰省ついでに福井でスキー、富山で温泉、金沢21世紀美術館や兼六園をゆったり散歩。鰤、カニなど新鮮な日本海の幸と地酒を堪能し、旅行気分で楽しんでいる◆北陸は魅力的なコンテンツの宝庫。北陸新幹線が大阪まで全線開業すれば、北陸と関西の交流がこれまで以上に拡大する。実家近くの畑に建つ橋脚を見ながら、一日も早い実現を願った。(昌珠)


大商の要望 実現 中小の経営基盤強化策が延長 生産性向上支援に予算を集中

 大阪商工会議所の要望が、来年度税制改正大綱や来年度予算案に反映され、実現に向けて動き出した。北修爾税制委員長(阪和興業名誉会長)、更家悠介中堅・中小企業委員長(サラヤ社長)らが政府・与党に対して、企業の事業基盤強化や活力増進策の充実を繰り返し訴えた活動が実を結んだ。
 税制改正では、事業会社が設立10年未満の未上場ベンチャー企業に出資した場合、出資額の25%を所得控除できる「オープンイノベーション促進税制」が創設。「中小法人の交際費課税の特例」や「少額減価償却資産の損金算入特例」など、中小企業の経営基盤強化策が延長。本社機能の地方移転などを促す「地方拠点強化税制」や、自治体の地方創生事業に寄附すると税額控除が受けられる「企業版ふるさと納税」が拡充・延長される。
 来年度予算案では政府全体で中小企業対策費が1723億円、令和元年度補正予算案で経済産業省関連の中小企業対策費に4067億円が計上された。
 具体的には、「ものづくり補助金」「持続化補助金」「IT補助金」を一体的に措置した「中小企業生産性革命推進事業」(3600億円)のほか、「事業承継・世代交代集中支援事業」(64億円)、「中小企業・小規模事業者人材対策事業」(11・7億円)などが盛り込まれた。

【問合せ】企画広報室TEL6944・6304


スポーツハブKANSAI ビジネスマッチングの例会 2月28日

 大阪商工会議所が運営するスポーツ産業振興プラットフォーム「スポーツハブKANSAI」は2月28日、ビジネスマッチング事業の第9回例会を開く。
 ユーフォリアをはじめ、スポーツ・ウエルネス分野で新たなサービスを提供するスタートアップ企業から協業ニーズを提示。スタートアップ支援プラットフォームを展開するKDDI、アクセラレータープログラムを通じてスタートアップ企業と事業展開を行うアシックスなど、実際にスタートアップ企業と協業している企業が連携のメリットやビジネスモデルについて講演する。
 大阪・関西万博を見据えた新たなスポーツ・ウエルネスビジネスの創出に向けて、独自の技術やノウハウを持つスタートアップ企業との連携を図る貴重な機会になる。午後1時30分〜4時30分、グランフロント大阪(大阪市北区)で。詳細はホームページ(http://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/201912/D29200228014.html)に掲載。

【問合せ】スポーツ産業振興担当TEL6944・6403


25歳以下の若手起業家対象 2月19日 ピッチコンテスト

 大阪商工会議所は2月19日、「U―25  kansai pitch contest vol.3 関西若手起業家ピッチコンテスト」をbillage OSAKA(MJE)、都心型オープンイノベーション拠点「Xport」とともに開く。
 同イベントは、関西若手起業家の発掘と育成のために開催するもの。25歳以下の起業家がピッチ(事業説明)を行うほか、ベンチャーキャピタルや大手新規事業担当者によるトークセッションも実施する。午後3〜9時、大阪工業大学梅田キャンパス(大阪市北区)で。無料。事前申込制。詳細はホームページ(http://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/201912/D22200219013.html)に掲載。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


スタートアップ向けに 短期集中型訓練を実施 関西の6社参加

 大阪商工会議所は12月9〜11日、米国アクセラレータUSMACからアルフレッド・コッパラ氏、ゲイル・ギャノン氏を講師として招聘し、海外展開を目指す関西のスタートアップ向けの「ブートキャンプ」を大阪市内で開いた。
 同プログラムには、関西のIoT、化学品開発、デジタルヘルスなどのスタートアップ6社が参加。シリコンバレーと日本とのビジネス環境の違いや、大企業との連携での注意点などをレクチャーしたほか、短時間で投資家・ベンチャーキャピタル(VC)へ印象付けるプレゼン手法に関する個別メンタリングなどの指導も実施した。
 最終日には各参加者が4分間で自社事業について講師に向けプレゼンを行った。最優秀者には、シリコンバレーで現地VCとの面談の機会が授与された。

【問合せ】国際部TEL6944・6400


リニア中央新幹線 早期の全線開業へ 促進大会に380人

 「令和元年度三重・奈良・大阪リニア中央新幹線建設促進大会」が12月25日、奈良市内で開催された。同大会は、全国新幹線鉄道整備法に基づき決定された基本計画及び整備計画に示された「三重・奈良・大阪ルート」の沿線自治体や経済団体が、リニア中央新幹線の名古屋・大阪間の早期着工と一日も早い全線開業の実現を目指して持ち回り開催しており、今回で3回目。リニア中央新幹線の全線開業による経済効果を最大限発揮させるため一日も早い全線開業の実現や、ルートや駅位置の早期確定などに、関係者が一丸となり取り組むことなどを決議した。
 大会には、吉村洋文大阪府知事、荒井正吾奈良県知事、鈴木英敬三重県知事のほか、来賓として古屋圭司自民党リニア特別委員会委員長、寺田吉道国土交通省鉄道局次長、金子慎東海旅客鉄道社長ら計380人が出席した。大阪商工会議所からは宮城勉専務理事が出席した。

【問合せ】地域振興部TEL6944・6323


活躍する 女性リーダーたち <11>
日本生命保険 取締役常務執行役員 山内 千鶴さん 働きやすい環境を整備

 大阪商工会議所は、企業で活躍する女性役員や管理職を応援する「大阪サクヤヒメ表彰」を2016年度に創設。当欄では、今年度実施した第4回受賞者を紹介する。
 今回は大阪サクヤヒメ大賞を受賞した日本生命保険の山内千鶴取締役常務執行役員。
 山内さんは、1975年に日本生命保険の大阪本店に入社。総務部、支社窓口、人事部などを担当した。1999年に総合職へ転換した後、営業やお客様サービスの現場などを経て、輝き推進室の初代課長として女性活躍推進を担当し、育児中の従業員の両立支援や男性管理職の意識改革に尽力。2014年に大阪本店リニューアルを部長として手掛け、女性の働きやすいオフィス環境を整えた。直近はCSR推進部の初代部長と健康経営推進本部の初代本部長を務める。執行役員、常務執行役員を経て、2019年に同社初の女性取締役に就任した。
 「大きなチャレンジをするたび、後押ししてくれた人がいた。悩む後輩には『自信は後からついてくるので、まずはチャレンジしてほしい』と背中を押し、今後も女性が活躍しやすい環境を整えていきたい」と微笑んだ。


万博協力推進室 1月17日付で設置

 大阪商工会議所は1月17日付で、地域振興部に地域振興担当と万博協力推進室を置いた。これに伴う管理職の人事異動は次の通り。( )は前職。
【部長級】地域振興部部長兼万博協力推進室長(地域振興部部長)楠本浩司
【課長級】地域振興部地域振興担当課長兼万博協力推進室課長(地域振興部課長)藤田法子


常議員会開く

 大阪商工会議所は17日、第23回常議員会を開き、@会員加入A令和2年度 議員選挙・選任要項B大阪商工会議所「2025年日本国際博覧会協力推進本部」の設置C農林水産省が発給する輸出証明書に関する発行業務の受託D事務規約の一部変更E農林水産省が発給する輸出証明書に関する発行手数料規程の設定F「太閤なにわの夢募金」への協力G「事業継続力強化支援計画」の認定申請││について審議し、了承した。
 また、@1号議員職務執行者の変更A「第11回なにわなんでも大阪検定」の試験結果B令和二年度中堅・中小・小規模企業対策に関する要望の実現状況C令和二年度税制改正大綱の概要と主な要望実現状況D中小企業のサイバーセキュリティー対策強化に関する意見E「ミャンマー経済視察団」派遣F大阪弁護士会との連携強化││について報告した。
 なお、常議員会後の会員数は、法人2万1404、団体970、個人6814の合計2万9188になった。


大商のがんばる会員さんを紹介します!

◆建設現場を徹底してまわり続け、新商品開発を続けるものづくり企業
 三先(港区、赤土尚美社長)は、主にセパレーターを製造し全国に販売している。 2013年に鉄筋とセパレーターの固定をワンタッチで行える新しい土間止め金具「ドマスター」を開発し、ヒット商品となった。また、新たに鉄筋サイズと関係なく鉄筋の緊結を行う金物「たす筋」を開発。今まで行ってきた溶接作業を行う必要がなくなるため現場の生産性向上にもつながり喜ばれている。
 このように商品開発を積極的に行っているが、きっかけは修理などの依頼を受けたとき、改良したらもっと使いやすくなるのではという思いからで、現在では周りから様々な商品開発を依頼されている。
 お客様からの喜びの声を聞くために、今日も現場の声を聞いてまわり、新たな商品開発に向けて取り組んでいる。

◆初めての自社製品「はこはか」誕生。逆境からのチャレンジ
 藤居(都島区、宇都宮正人社長、https://www.hakohaka.net/)は、令和元年に新たなスタートを切った。事務所の前には、創業120年を超える段ボールの卸売業らしからぬものが並んでいる。
 梱包素材もネット購入が主流となり、時代、商流の変化の中で、ものづくりに活路を見出そうと、CADを勉強。3Dプリンターやレーザー加工機もそろえ、何度も研究、施策を繰り返して完成したのが、室内用のお墓「はこはか」である。
 お墓参りになかなか行けない方や墓じまいをされた方へ、新たな供養の形を提供する。お墓に入れる名前はもちろん家紋、メッセージなどオーダーメイドで対応する1点ものの商品。それぞれの方の大切な思いを込められるようになっている。


2020年度から取り組む 大阪商工会議所の中期計画 たんと繁盛 大阪アクションNeXT
〜産業×都市×基盤で新しい豊かさを共創〜

 大阪商工会議所は昨年末、今後の事業運営の基本となる新しい中期計画「たんと繁盛 大阪アクションNeXT〜産業×都市×基盤で新しい豊かさを共創〜」を取りまとめ、2020年度から3年間かけて取り組む。「日本の成長を牽引する、アジアのイノベーション・ハブ」をめざし、中堅・中小企業の成長分野への参入を支援する「4つのフィールド・9つの戦略プロジェクト」「5分野の基盤強化」で総計39の事業を実施する。
詳細はホームページ(http://www.osaka.cci.or.jp/Chousa_Kenkyuu_Iken/press/191220tant_next.pdf)に掲載。

【問合せ】企画広報室TEL6944・6304


自然災害に負けない会社のつくり方 企業の防災・減災対策を解説

 大阪商工会議所は3月4日、「自然災害に負けない会社のつくり方」セミナーを開く。
 台風や豪雨、地震など、各地で自然災害が頻発する中、大阪の企業には、南海トラフ地震など、今後予想される大規模災害に備えた防災・減災対策の強化が求められている。
 最近の被災状況や災害対策、事業継続計画の策定など、企業の防災・減災対策を解説する。講師は、中小企業庁・事業継続計画策定委員会委員を務めるなど、自然災害対策に詳しいSOMPOリスクマネジメントの高橋孝一氏。午後2時〜4時30分、損保ジャパン日本興亜大阪ビル(大阪市中央区)で。無料。定員100人。事前申込制。

【問合せ】共済事業室TEL6944・6352


ビジネス総合保険で備えを 加入企業を募集

 大阪商工会議所は現在、様々な事業活動リスクを包括補償する「ビジネス総合保険制度」の加入企業を募集している。
 近年、情報漏えいやPL事故をはじめ、業務中や自社施設内の事故など事業活動をめぐるリスクが多様化する一方、損害賠償請求も高額化しており、頻発する自然災害への備えも不可欠になっている。
 同制度は、PL補償や施設賠償、情報漏えい賠償などの第三者賠償から自然災害による休業や財産・工事損害まで、企業活動にかかわるリスクを包括的に補償する制度で、一般の保険に比べ割安な保険料で加入できる。
 なお、3月4日開催の「自然災害に負けない会社のつくり方」セミナーでは同制度の内容を説明する。

【問合せ】共済事業室TEL6944・6352


2月3〜27日 定額料金で割烹楽しむ

 大阪商工会議所などで構成する大阪割烹体験実行委員会は2月3〜27日、「大阪割烹体験2020」を実施する。現在、予約を受け付けている(全店予約制)。
 これは、定額料金(税サ・飲物代別)で割烹を楽しむことができるイベントで、大阪で生まれた割烹文化の魅力や、大阪の食文化の上質性を発信することを目的に開催。今回が10回目となり、50店舗以上が参加する。
 また、2月2日まではプレ開催として、11店舗でイベントを実施中。
 予約方法や参加店舗の情報などの詳細は「大阪割烹体験」のホームページ(http://jrw.jp/osakakappo/)に掲載。

【問合せ】地域振興部TEL6944・6323


五代友厚誕生記念無料ウィーク スタンプラリーも

 大阪企業家ミュージアムは、大阪商工会議所を設立し初代会頭を務めた五代友厚の誕生日2月12日にちなみ、2月7〜14日に「五代友厚生誕記念無料ウィーク」を実施する。期間中は入館無料。同7日には北御堂の藤原慶人広報企画室室長、同13日には同ミュージアムの宮本又郎館長がそれぞれ講演する。
 また、大阪取引所のOSEギャラリーと「五代友厚スタンプラリー」を実施。両施設のスタンプを集めた毎日先着40人に「五代友厚ロゴ入りエコバッグ」を進呈する。この機会にぜひご来館を。両施設とも期間中休館日あり。詳細はホームページ(http://www.kigyoka.jp/)に掲載。

【問合せ】大阪企業家ミュージアムTEL4964・7601


ビジネス会計検定試験 1月31日まで受験受け付け

 大阪商工会議所は、仕事に活きる財務分析スキルを基礎から体系的に学ぶことができる「ビジネス会計検定試験」の受験申し込みを、1月31日まで受け付けている。
 この検定は、貸借対照表や損益計算書、キャッシュ・フロー計算書などの財務諸表を分析して企業の状況を把握することを目的としており、受験者数は増加している。
 団体受験する企業の人事部長は「財務諸表を読む力を身につけ、会社の数字を理解し、数字でものを考える力を得てほしい」と期待する。
 試験日は3月8日。受験料は1級11,000円、2級6,600円、3級4,400円。詳細はホームページ(https://www.b-accounting.jp/)に掲載している。

【問合せ】検定担当TEL6944・6295


企業家ミュージアム 新入社員研修
企業家の志や創意工夫を学ぶ

 大阪企業家ミュージアムは、新入社員研修「企業家の事績、名言から企業家精神を学ぶ」を開く。
 松下幸之助氏や小林一三氏など大阪を舞台に活躍した多くの企業家の志とあきらめない強い意志、挑戦や創意工夫を名言とともに紹介。先人達の企業家精神を通じ、仕事に取り組む姿勢を学ぶ。
 4月3、7、8、9、10日の午前(午前10時〜正午)と午後(午後3〜5時)に同一内容で開催。同ミュージアムで。受講料は会員2000円、一般3000円。定員は各回40人(4月3日午前の部のみ20人)。事前申込制。

【問合せ】大阪企業家ミュージアムTEL4964・7601


2020.02.04
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