2009年6月15日

第6回 伊藤忠中国総合研究所(その2)

第6回 伊藤忠中国総合研究所(その1)から続く

のっぽ:
 中国語ができる方がビジネスはスムーズに行くものでしょうか。

大月:
 ビジネスのシーンで通訳が入ることはあったとしても、やはり自分で話せる方がいいです。少しでも中国語ができれば、中国人は親しみを感じてくれるものです。

 私自身は中国語研修を受けましたが、中国は国土が広く、地方によっては訛りがひどいので、聞き取れなくて困ったこともありました。役員の通訳をしなければいけない時などは冷や汗ものでした。普段の商談では電話で話すよりも、直接出向いて話をするなど工夫もしました。

のっぽ:
 中国ビジネスをうまく進める「心得」を教えていただけませんか?

大月:
 中国の文化や習慣、法律など勉強しなければいけないことはたくさんありますが、いちばん大切なのは、相手を好きになり、相手のことを慮って、一緒に仕事ができる人間関係を作ることだと思います。事業は誰と組むかによって結果は全く違ってきます。一緒に食事をしながら、話をして、相手を理解する。アルバムを整理しながら写真を見返すと、宴会の写真が本当に多い。(笑) でも、そうやって人間関係を築いてきたのだと自負しています。ただ、人間関係を築くには、それなりの時間がかかります。最初は小さく、だんだんと大きくしていくのがいいのではないでしょうか。

 そして、たくさんの友人から意見を聞くことも大切です。一つの意見だけを鵜呑みにしては、見方が偏ってしまうかもしれません。

 中国には「多一個朋友、多一条路」という言葉があります。「友達が一人多ければ、それだけ道(方法)は多くなる」。誰と出会っても一つの「縁」。商売はもちろんですが、その土台となる人と人とのつながりを大切にしていってもらいたいですね。

~インタビューを終えて~
 中国出張から帰って写真をみると、宴会風景ばかりだったという経験は、中国ビジネスに携わる方は、多かれ少なかれ心当たりがあるのではないでしょうか。(笑) でも、それも人間関係を築く大切な「場」。お酒の席だからと、気を抜いてはいけないようです。
 大月さんにはお忙しいなか、インタビューにこたえてくださり、ありがとうございました!

のっぽパンダ

投稿者 panda | 2009年6月15日 11:56


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