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販売計画の中で、最も難しいのが売上高の予測です。市場調査等でマクロ的にみて市場規模がはっきり計算できる場合は、マーケットシェア(市場占有率)で算出できますが、実務的には次の方法で行われています。 |
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A.労働集約的な業種(自動車販売業、ビル清掃業など) |
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従業者1人当りの売上高×従業者数 |
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B.店頭販売中心の小売業 |
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3.3m2当りの売上高×売場面積 |
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C.飲食店、理・美容業などサービス関連業種 |
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客単価×席数×回転数 |
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D.設備が直接売上高に結びつく業種(部品加工業、印刷業、運送業など) |
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設備の生産能力×設備数×稼動率 |
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E.販売先が少数で特定しやすい業種(卸売業、生産財メーカーなど) |
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1社当り売上高×販売先数(重点販売先) |
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(注) |
3.3m2当りの売上高や従業者1人当りの売上高などについては「中小企業の経営指標(中小企業庁)」や「小企業の経営指標(国民生活金融公庫)」などで調べられます。但し、これらの業界平均に地域の事情等を加減する必要があります。 |
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「利は元にあり」と言われるように、仕入は売上や利益にも大きな影響をもたらす重要な計画です。 |
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販売計画に基づいて具体的な品揃え計画を立て、個々の品目について仕入先を決めます。 |
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仕入代金の支払方法は現金なのか、掛けや手形払いが可能なのか、支払サイトはどうなっているのかも確認します。 |
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仕入先の数はあまり多くならないように、必要な商品を、必要な時期に安定的に供給してくれるところを選びます。 |
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仕入量は販売量と連動します。過剰在庫にならないよう、販売に見合った仕入をすることが大切です(適正在庫や商品回転率をあらかじめ設定しておくとよいでしょう)。 |
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(大阪商工会議所「創業・新規開業ハンドブック2010」をもとに作成) |
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