大阪は市内に約500の商店街を有する全国有数の商店街集積地です。商店街は住民に買物の利便性を提供するとともに地域の文化や歴史の情報発信拠点として、安全・安心なまちづくりに取り組む主体として、まちに賑わいをもたらし、地域コミュニティ形成に大きな貢献を果たしています。
しかし、商店経営者の高齢化・後継者難、消費動向の変化への対応の遅れ、大型店等との競合などにより、売上の低下、空き店舗の増加などが顕著であり、疲弊が進んでいる商店街も少なくありません。
そこで、本所では、市内10ヶ所の支部において、経営指導員による商店街の個店への経営指導・相談業務を広く実施するとともに、平成19年度に「大阪市の商業振興施策への提言」を大阪市に建議するなど、これまで商店街活性化に向けた諸活動を行ってまいりました。
そして、本所の「大阪賑わい創出プラン」第2次アクションプラン(2008年度~2010年度)において、「地域商業の活性化支援」を重点テーマに位置付け、一層の商店街活性化、「賑わい溢れる商店街」の裾野の拡大を目指し、「商店街・賑わいプロジェクト」を実施することになりました。
同プロジェクトでは、商店街の活性化に向け、重要と考えられるテーマとして、「財源確保」、「人材育成・交流」、「地域資源活用」、「地域連携促進」、「地域課題解決」の5項目を取り上げ、各テーマの課題達成・克服に向け、各種事業を実施してまいります。