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2010年2月25日
スワループ・インド総領事の来所
2月8日、在大阪・神戸インド総領事館のヴィカース・スワループ総領事が
昨年夏の着任後、初めて大阪商工会議所を訪問され、野村会頭と懇談
しました。
*写真左から、スワループ総領事、野村会頭
スワループ総領事は、外交官のかたわら、小説家としてもご活躍で、
昨年オスカー賞を受賞した映画「スラムドック$ミリオネア」の原作、
『ぼくと1ルピーの神様』(原題:Q&A)の著者でもあります。
スワループ総領事からは、日本とは民主主義という同じ価値観を共有していること、
日印の交流は、かつての仏教等の文化面から、近年はビジネスへと拡大しており、
日本の対インド直接投資は増加しているとの紹介がありました。
日本銀行の国際収支統計をみると、大型M&Aのあった2008年は特別としても、
日本の対インド投資は2005年から2009年の間に約12倍となっています。
対中国投資が高い水準ながら、漸減傾向にあるのとは対照的です。
(下図参照)
出所:日本銀行国際収支統計
注:2009年は速報値
懇談の後、開催されたスワループ総領事によるインド経済講演会も、
大阪企業の関心の高まりを受けて、満席となりました。
総領事は講演の中で、「日本製品や技術についての評価は
インドで非常に高いが、最近欧米や韓国の企業がいち早く
インド市場に参入しているのに比べて、日本企業の動きは
大変遅い」ことを指摘。携帯電話は月に1,500万台(!)増加しており、
すでに総契約数5億台を超えて、世界第2位となった例をあげ、
インドの消費市場が急拡大する中、ためらっている時期ではないと
熱のこもったお話でした。
このほか総領事からは「大商には中国ビジネス支援室があるが、
インドビジネス支援室も設置すべき」とのお言葉を頂きましたが、
インドに詳しい職員が残念ながら今のところはいません。
のっぽパンダは中国には駐在したことがありますが、インドは旅行ですら
まだ行ったことがなく、まずはインドについてしっかり勉強しなければいけません、、、
修行パンダ&のっぽパンダ
投稿者 panda | 2010年2月25日 09:31