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2009年7月13日

同じ漢字を使っていても・・・

 今年度も4月にビジネス中国語講座が初級コース・中級コースとも開講しました。1994年に開講した人気講座で、ちょいわるパンダが講師を務める初級コースはおかげさまで満員となりました。中級コースはまだ定員に余裕があり、随時申し込みを受け付けています。ご関心の方は、国際部(TEL 06-6944-6400)までお問合せください!

 日本語と中国語は同じ漢字を使っているおかげで、そのままである程度は分かるものの、やはり外国語。同じ漢字でも意味が違ったり、表現方法が違ったりするものもあります。今日はいくつか例を挙げたいと思います。

(1)「走」は「歩く」
 例えば、「走zou3」。日本語では「走る」ですが、中国では「歩く」の意味です。

 大学時代、授業中につい漢字に引きづられて「走る」と訳して、先生から「君、1年生からやり直すか!」と厳しい言葉が飛んできたことがありました。(泣)

 中国でも古くは「走」は「走る」の意味だったものが、その後、「歩く」に変化した一方、日本では今でも古い意味のままで使われているそうです。

(2)しょうしん・じすべり
 掃除中の階段やお手洗いなどで見かける「小心地滑 (xiao3xin1 di4hua2)」の表示。「床が滑るので気をつけましょう」の意味です。

 「小心(しょうしん)」、「地滑り(じすべり)」とも日本語にもある言葉だけに、一瞬分かったような気になりますが、意味をよく考えると変ですね。

(3)冷やすのは「部屋」ではなく「空気」
 日増しに暑くなり、クーラーが手放せなくなってきました。日本語の「冷房」は、中国語では「冷気leng3qi4」。冷やすのは空気であって、部屋そのものではありませんから、中国語の表現の方が厳密です。

 お店の入り口にある「冷気開放(leng3qi4 kai1fang4)」は「冷房、効いてます」といった意味です。「効いてます」をなかなか「開放」とは訳せないですよねえ。発想が違うんでしょうね。

 あれこれ書きましたが、中国語を楽しく勉強したい方、お気軽に国際部までお問い合わせください。

のっぽパンダ

投稿者 panda | 2009年7月13日 09:24


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