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大商ニュース   2021/9/10号



大手流通46社からバイヤー 国内外から5社初出展
販路拡大の好機に 11月11日

 大阪商工会議所は11月11日、商談会「買いまっせ!売れ筋商品発掘市」を開催する。この商談会は大手流通業のバイヤーが買い手企業としてブースを構え、全国の売り手企業が直接売り込みをかけるタイプの商談会。このほど、ブース出展するバイヤー企業46社が決定した。現在、売り手企業の参加申し込みを先着順で受け付けている。
【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6440

 売れ筋商品発掘市には百貨店やスーパー、通販、生協、専門店などを中心とした国内大手流通業のバイヤーが出展。さらに、国外に販路を持つ海外バイヤーも参加し、46社、約200人のバイヤーが買い手企業ブースで商談する。そのうち、今回初めて出展する買い手企業は5社。最新の買い手企業と仕入れ希望商品情報は、ホームページに掲載。
 商談対象は食品、食材(一次産品含む)、住・生活雑貨、衣料、家具、地域特産品など。現在、先着順でホームページから売り手企業の参加を受け付けている。前回の商談会では、総商談数の21・5%が商談継続・成約となっており、これまで大手流通業と接点のなかった企業にとっては、販路を拡大する足がかりとなっている。
 午前10時〜午後1時、午後2〜5時、大阪府立体育会館(大阪市浪速区)で。参加費は10月22日までの申し込みで、会員1人8000円、一般1人1万6000円。10月23日以降は、会員1人1万円、一般1人2万円。定員1000人。感染症対策のため、定員を超えた時点で締め切りとなる。詳細はホームページ(https://www.osaka.cci.or.jp/uresuji/)に掲載。


井上万博相と意見交換 尾崎会頭 必要な規制緩和など要望

 大阪商工会議所は8月27日、関西経済連合会、関西経済同友会と共催で、「井上国際博覧会担当大臣との意見交換会」をオンラインで開催し、大商からは尾崎裕会頭が参加した。当日は約370人が視聴参加した。
 井上信治大臣はあいさつで、「本日、国際博覧会推進本部において、インフラ整備計画を決定した。今後、「未来社会の実験場」の具体化に向け、規制改革や支援策などを政府一丸となって進めるため、年内にアクションプランを取りまとめる」と述べた。
 尾崎会頭は、どのようなレガシーを残すべきかとの視点から、「3Rの推進で建築物の廃棄物ゼロを目指すスキームを確立するなど、SDGs万博にふさわしい持続可能な運営のあり方を検討することや、新たなテクノロジーを残していくための財政や技術支援、必要な規制緩和をお願いしたい」と要請した。
 意見交換会では、「未来社会の実験場」の実現に向けた環境整備について、竹中工務店、関西エアポート、エクサウィザーズが事例を発表した。


公式ロゴマーク ライセンス商品販売開始

 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、大阪・関西万博のPR、機運醸成の取り組みの一環として、関係団体会員企業向けの大阪・関西万博公式ロゴマークを使用したライセンス商品の販売を開始した。
 販売商品は、ピンバッジ550円、クリアファイル330円、ペーパーエコファイル275円、ボールペン550円、ウェットタオル660円、ステッカー275円、ネックストラップ1320円(いずれも税込み)。
 各商品は、専用ECサイト(https://shop.d-kintetsu.co.jp/shop/e/eG00-expo2025-Limited/)で購入できる。販売期間は2022年5月31日まで。
 今回の商品製造・販売は、同協会が実施した「公式ロゴマークライセンス使用事業者」公募の結果、近鉄百貨店が行っている。

【問合せ】万博協力推進室TEL6944・6323


ライフサイエンス産業振興へ要望 京阪神3商 医療安全保障の確立など

 京阪神三商工会議所は7月28日、「京阪神三商工会議所ライフサイエンス振興懇談会(三商懇)」を神戸市で開催し、大阪商工会議所から手代木功副会頭が参加した。三商懇は3会議所間の継続的な意見交換を通じ、関西が強みを有するライフサイエンス産業のさらなる活性化を目的に定期的に開催され、今回で10回目。
 懇談会ではまず、「2021年度関西圏におけるライフサイエンス産業振興にかかる要望」が審議・採択された。要望には、医療安全保障上の課題解決に向けて国内生産力の維持向上に取り組む企業への継続的支援や2025年大阪・関西万博における先端医療のショーケース設置を可能にする規制緩和の実現などを新たに盛り込んだ。
 意見交換では、ライフサイエンス産業の輸出産業化に向けて、スタートアップの集積や薬事戦略立案・販路開拓支援の充実、SDGs・ESGへの対応支援が重要であることなど、活発な発言・議論が行われた。

【問合せ】ライフサイエンス振興担当TEL6944・6484


東京圏の取引先開拓へ 中小ものづくり企業募集 商談会

 大阪商工会議所は12月2〜3日に開く「大阪・東京ものづくり加工商談会2021」に、受注側として参加する大阪府内の中小ものづくり企業を募集している。
 同商談会は、金属・機械関連の外注加工や資材調達などの発注希望案件を擁する東京圏の企業17社が、申し込みのあった受注企業の登録内容を検討の上、商談相手を指名し、商談を行うもの。
 「普段なかなか接点のない企業と商談ができ、有意義であった」と昨年度好評を得た商談会。大阪のものづくり企業にとって東京圏の取引先を開拓する絶好の機会である。大商で。参加無料。申し込みは10月6日まで。発注側企業とその発注案件はホームページ(https://www.osaka.cci.or.jp/monodukuri/)に掲載。

【問合せ】経営相談室TEL6944・6451


マクロミクロ――女性リーダーを応援

 大阪商工会議所は2016年から2020年に「大阪サクヤヒメ表彰」を実施し、累計227人の女性リーダーに受賞いただいた。受賞者にはセミナーやフォーラムに登壇し、ロールモデルとして自身の経験や自社の取り組みをご紹介いただいている。
 一方で、受賞者有志が自発的に設立したグループも、活発な活動を行っている。「大阪サクヤヒメSDGs研究会」は3部会で構成されている。「ジェンダー部会」はロールモデルの広報、「国際女性会議」や「キラリカフェ」の開催を通じて次世代の育成に取り組んでいる。「働き方部会」は一人ひとりの幸せな未来を実現するために主にオンラインでサロンを運営。「まちづくり部会」は端布エコバッグプロジェクトを通じたエシカル消費の発信などに取り組んでいる。
 「万博サクヤヒメ会議」は2025年大阪・関西万博に向けた取り組みを行っている。
 働く女性は増えたが、リーダーとして活躍する女性はまだ少ない。一人では難しいことも、皆で協力すれば実現できることがある。大阪商工会議所は今後も女性リーダーが輝く場を提供していきたい。(な)


SDGsで未来を創る<3>

大阪信用金庫
中小企業のエコ活動を応援

 菅義偉首相が昨年10月の所信表明演説で「2050年カーボンニュートラル脱炭素社会の実現を目指す」と宣言した。以来、実現に向けた政策が矢継ぎ早に出され、目下、日本では企業の脱炭素に向けた取り組みが熱気を帯びている。こうした中、かねてから中小企業のエコ活動を応援してきたのが大阪信用金庫(大信)である。
 大信は1920年創業。「この街のホームドクター」として、100年以上にわたって地元大阪の中小企業を支えてきた地域密着型の金融機関である。大信が環境保全への取り組みを始めたのは2009年秋のことで、今から10年以上前に遡る。当時、CSR推進部長だった高井嘉津義理事長が旗振り役となって、10年10月に大信自身が環境省が策定した認証制度「エコアクション21(EA21)」の認証を取得した。
 12年にはEA21の取引先企業への普及活動として「だいしんグリーン化プログラム」をスタート。EA21を解説するセミナーを毎年開催し、希望者には「エコアクション21スクール」を受講してもらい、認証取得を支援する。
 コロナ禍で活動できない時期もあったが、足掛け10年、延べ500社を超える企業がセミナーを受け、40社超がEA21の認証を取得した。ここ2〜3年はセミナーに参加する企業が大きく増えており、「エコ活動に対する中小企業の関心が高まっている証拠」だと渡辺秀明CSR推進部長は手応えを感じている。15年にSDGs(持続可能な開発目標)が採択される前から進めてきた大信の取り組みに、ようやく時代が追いついてきた形になった。「取引先に選ばれるためには、中小企業といえども環境マネジメントへの取り組みは必須」だとして、今後はEA21など環境経営を行う企業に「優遇策を施すことも検討中」だという。
 19年9月、大信は「大阪信用金庫SDGs宣言」を発表。3(すべての人に健康と福祉を)、8(働きがいも経済成長も)、9(産業と技術革新の基盤をつくろう)、11(住み続けられるまちづくりを)、17(パートナーシップで目標を達成しよう)――の5つのSDGsゴールを重点項目に掲げ、中小企業が有する経営課題や環境問題など地域課題の解決に積極的に取り組む姿勢を明確にした。持続可能な未来づくりを目指した大信の挑戦は、取引先企業とともに今後も続いていく。


<会社概要>
▽本 社 大阪市天王寺区上本町8―9―14
▽代表者 高井嘉津義理事長
▽設 立 1920年2月
▽業 種 金融
▽従業員 1304人

<取り組む目標>17 パートナーシップで目標を達成しよう


AIビジネス創出アイデアコンテスト 11月26日まで応募受け付け

 大阪商工会議所は、産業技術総合研究所の人工知能技術コンソーシアム(AITeC)とともに、「AIビジネス創出アイデアコンテスト2022」を実施する。11月26日まで応募を受け付け、来年2月15日に最終審査(公開プレゼンテーション)を行う。
 書類審査、最終審査を経て、大商会頭賞(賞金100万円)、AITeC会長賞(来年度のプロジェクト活動権付き)、スポンサー賞(ONthe UMEDA賞と東急エージェンシー賞)を授与。将来のスタートアップ創出に向け、今年度から受賞者を学生などに限定した「Innovators賞」を設ける。詳細はホームページ(https://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/202107/D22210901014.html)に掲載。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


大阪企業家ミュージアム特別展示 広岡浅子と五代友厚・渋沢栄一

 大阪企業家ミュージアム(館長=宮本又郎・大阪大学名誉教授)は11月30日まで、大同生命保険と共催で、特別展示「広岡浅子と五代友厚・渋沢栄一〜近代化へのビジョンと現代へのメッセージ〜」を開催している。
 明治維新により存亡の危機に陥った豪商・加島屋を立て直し、大同生命の創業に関わった「女性実業家のさきがけ」広岡浅子を中心に、大阪の近代化を進め大阪商工会議所初代会頭を務めた「大阪の恩人」五代友厚、約500の企業と約600の社会公共事業に関わった「近代日本資本主義の父」渋沢栄一という同時代を生きた3人の関わり合いや目指した未来などを実業や社会貢献活動の視点から探る。パネルの他、五代や渋沢に関する史料、書簡、日本女子大学卒業生が再現した浅子のドレスなども展示。詳細はホームページ(https://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/202108/D25210907024.html)に掲載。

【問合せ】大阪企業家ミュージアムTEL4964・7601



◆個人情報の取り扱い 大阪商工会議所が主催するセミナーなどの参加申込書にご記入いただいた情報は、大商からの各種連絡・情報提供に利用するほか、講師には参加者名簿として提供します。

◆お知らせ
 大阪商工会議所では、新型コロナウイルス感染の拡大防止に向けて、事業を中止・延期をする場合があります。その場合にはホームページの「セミナー・イベントカレンダー」(https://www.osaka.cci.or.jp/event/)などに掲載します。


キャッシュレス決済導入セミナー 10月4日 個別相談会も実施

 大阪商工会議所は10月4日、「キャッシュレス決済導入のためのセミナー&相談会」を開く。消費者のキャッシュレス決済の利用は年々増加しており、企業、店舗にとって、キャッシュレス端末は「あれば便利なもの」から「なくてはならないもの」に変わりつつある。
 セミナーでは、初期投資もほとんどかからず、キャッシュレス決済に対応できる決済端末を提供している「楽天ペイメント」「リクルート」の2社が、サービス内容や導入メリットについて説明する。セミナー後は、個別ブースで担当者に直接質問できる相談会も開く。
 午後2〜5時、大商で。無料。事前申込制。セミナーは定員60人。相談会は定員16社で相談時間は1社15分。事前に事務局が相談時間帯を設定。セミナーのみ、相談会のみの参加も可。詳細はホームページ(https://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/202108/D40211004015.html)に掲載。

【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6440


天神祭渡御行事保存協賛会への ご協賛お礼

 昨年に続き「天神祭」渡御行事は新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となりましたが、各種神事の継承を途絶えさせないためにとの天神祭渡御行事保存協賛会からの支援要請に対して、650社以上の大阪商工会議所会員企業の皆様から、1200万円を上回るご協賛を賜りました。厚く御礼申しあげます。
 引き続き大阪の伝統と活力を象徴する天神祭渡御行事をご支援賜りますようお願い申しあげます。

【問合せ】地域振興部内「天神祭渡御行事保存協賛会」係TEL6944・6323


中国駐大阪大使級総領事 尾崎会頭に着任挨拶

 薛剣(せつ・けん)中華人民共和国駐大阪大使級総領事が7月29日、大阪商工会議所の尾崎裕会頭を表敬訪問し、着任挨拶をするとともに、今後の交流について意見交換を行った。
 薛総領事は東京での3度の大使館勤務を経て、今回初めての大阪勤務となる。尾崎会頭からは、「大阪での仕事と生活を楽しんでいただきたい」と歓迎の意を伝えるとともに、歴史的にも大阪・関西は中国とのつながりが強いことを踏まえ、引き続き双方が良き隣人として相互協力できることに自信をのぞかせた。
 薛総領事からは、長い交流の歴史がある両国において、友好な関係を維持することが大切であるとして、大阪・関西との一層の関係強化に向けた意欲が示された。
 また、双方とも新型コロナウイルス感染症収束後には経済交流が回復にとどまらず新たな発展を遂げるとの見解で一致したほか、2025年大阪・関西万博へは高い期待が寄せられているとの共通認識に達した。

【問合せ】国際部TEL6944・6400


あべの天王寺・サマーキャンパス  オンラインとリアルで実施 密を避け楽しむ

 大阪商工会議所南支部(支部長=高松啓二・近鉄百貨店会長)は8月21〜22日、「あべの天王寺・サマーキャンパス2021」を開いた(一部のプログラムは、8月12日から実施)。これは、子どもたちに様々な体験や学びの場を提供するとともに、地元店舗などの集客・販売促進を支援し、地域に賑わいを創出することを目的に開催。
 阿倍野・天王寺ターミナル周辺エリアの商業施設などに設置された11カ所のポイントを巡る「デジタルスタンプラリー」(8月12〜22日)には、554人が参加。230を超える対象店舗で飲食や買い物をして参加する「Web抽選会」(8月21〜22日)の参加者は、延べ1187人に上った。
 また、職業体験やクラフト教室、プログラミングのワークショップなど、各事業者が専門分野を生かして企画した「体験プログラム」は、オンライン(8月12〜22日)とリアル(8月21〜22日)合わせて59プログラムで、参加者は密を避けながらそれぞれのイベントを楽しんだ。

【問合せ】南支部TEL6771・2211


優勝者にCES出展権 大学発スタートアップ ピッチコンテスト

 大阪商工会議所は、関西イノベーションイニシアティブ(代表幹事機関=公益財団法人都市活力研究所)とともに、大阪・関西万博を見据え、大学発スタートアップの国内外の市場への展開を支援するピッチコンテスト「U―START UP×大阪・関西万博」を実施する。同コンテストでは、大学の研究内容や学生発のスタートアップから製品・サービスを募集し、優秀な案件を表彰するとともに、企業とのマッチングも行う。
 エントリーは9月1日から10月1日まで受け付ける。その後書類審査、提案内容のブラッシュアップを経て、10月末にオープンピッチを開催する。オープンピッチの優勝者には、米国で開催される世界最大級の展示会である「CES」への出展権が与えられる。
 同コンテストは、京都、神戸の商工会議所も共催しており、特に京阪神間の企業とエントリーしたスタートアップとをマッチングする。
 詳細はホームページ(https://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/202108/D22210824016.html)に掲載。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


東横堀川水辺の賑わい拠点「β本町橋」オープン

 東横堀川に架かる本町橋たもとの公園に、水辺の賑わい拠点「β(ベータ)本町橋」が8月28日にオープンし、オープニングセレモニーに、大阪商工会議所の錢高一善・都市活性化委員長(錢高組会長)が出席した。
 錢高委員長はあいさつで「大阪は、町民の力によってまちが発展してきた歴史がある。β本町橋のさらなる発展に向けて、地域住民と協力しながら、新たな水辺の賑わいを生み出す場となることを願っている」と述べた。
 大商は2006年に発表した「東横堀川・水辺の魅力向上プログラム」の中で、本町橋周辺への船着き場の設置や沿川公園の再整備を提案。12年には、まちなかを楽しむ小型船基地の創設、民間参画を促進する仕組みづくりと管理運営体制の構築などを求める「東横堀川(本町橋周辺)における、水辺の賑わいづくりについて」を発表。こうした動きを踏まえ、19年11月に大阪市が本町橋周辺エリアにおける新たな水辺の賑わい拠点の管理運営事業者の公募を行い、β本町橋がオープンした。

【問合せ】地域振興部TEL6944・6323


サイバーセキュリティ 自然災害・感染症など
10月22日 対策セミナー

 大阪商工会議所は10月22日、「BCP・サイバーセキュリティセミナー『やってはイケナイ』をやってみる!」を開く。サイバーセキュリティ上「踏んではいけない地雷」の中身やリスクは通常知られていない。しかし知らないままでは、いざ本当に社員の誰かが踏んでしまった場合に適切な対応ができず、事業継続上望ましくない。
 同セミナーでは、不審メールの指示に従いクレジットカード情報を入力した場合や、SMSの偽の不在通知をタップした場合に実際に発生する事象を紹介したうえで、その危険性や対処方法を専門家が解説する。
 あわせて自然災害・感染症への備えもBCPという観点から重要度が増しているため、大阪府担当者による、簡単に策定できる大阪府「超簡易版BCP『これだけは!』シート」の説明と、同シートを記入するミニワークショップも行う。
 午後3〜5時。無料。大商でリアル受講とユーチューブライブでのウェブ受講の併催。事前申込制。

【問合せ】経営情報センターTEL6944・6353


会頭コメント

◆菅首相の辞意表明について
 コロナ禍によるかつてない社会経済情勢の混乱の中、大規模な財政支援策を打ち出すとともに、ワクチン接種体制の構築など感染防止対策に尽力された。
 デジタル庁を設置し日本社会のデジタル化に舵を切ったほか、環境対策ではグリーン成長戦略を打ち出すなど、わが国の抱える課題の解決に向け道筋をつけられた。また政府一体となって、2025年大阪・関西万博の開催準備を力強く推進いただいた。
 現下の最優先課題は、新型コロナの徹底的な抑え込みと一刻も早い経済活動の正常化である。長引くコロナ禍の影響を受け、中小企業・小規模事業者はより一層厳しい経営環境に追い込まれており、支援の遅れは許されない。政府・与党には、切れ目のない政策展開をお願いするとともに、難局を乗り越える体制を早急に構築いただきたい。(3日)


ザ・ビジネスモール bmトレンド がんばる中小企業を応援

 大阪商工会議所が運営事務局を務める販路開拓支援サイト「ザ・ビジネスモール」で提供するサービス「bmトレンド」では、9〜10月の2カ月間、特集ワードの「補助金」をはじめ、「宅配」「災害対策」「巣ごもり」など計10個のキーワードを取り上げる。
 「bmトレンド」は、ニュースや話題となっている旬のキーワードを、自社PRページの商品・サービス情報に「#」付きで記入することで、トップページ、検索ページから簡単検索できるもの。これによるアクセスや問い合わせの増加を狙う。
 キーワードは、2カ月に1度奇数月初に更新しており、7〜8月は、「熱中症対策」の商品として、最先端ネッククーラー、「サブスク」サービスとして、プロのデザイナーによるデザイン制作サービスなどが登録された。
 なお、ザ・ビジネスモールには、約27万社の企業情報と3万件超の商品・サービス情報が登録されており、自社や商品、サービスのPRを行うことができるほか、全国の企業と取引ができる商談サイトの機能も持つ。大商会員は無料で利用可能。
 詳細は、ホームページ(https://www.b-mall.ne.jp/)に掲載。

【問合せ】ザ・ビジネスモール事務局TEL6944・6353


ホップ!ステップ!セキュリティ!!
あなたの会社を守る<3>

独立行政法人情報処理推進機構 産業サイバーセキュリティセンター(化学業界)
門田 あおい

 このコラムでは、猛威を振るっているランサムウエア対策を題材に、とっつきにくいサイバーセキュリティ対策をわかりやすく解説します。

 「最近流行りのランサムウエア? 自分の会社には関係ない」なんて思ったあなたも、パソコンが使えなくなる可能性がありますよ。前回コラムであなたの大事な資産がわかったと思いますので、今回は、その資産をどう守ればいいかについてお話します。

−ウイルス対策ソフトだけで大丈夫?
 すでにウイルスから資産を守るためにウイルス対策ソフトを使っているかもしれません。しかし、残念ですが、ランサムウエアなどコンピューターウイルスは、ウイルス対策ソフトを利用しているだけでは防げないことがあります。でも、このあとにお話しする対策を実施すれば、資産を守れる可能性が高まるので、ウイルス対策ソフトは引き続きご活用ください!

−今日から始める3つの対策!
 今回は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公開している「情報セキュリティ5か条」のうち、お金をかけず今日からできる3つの対策を紹介します。
 1つ目は「ウイルス対策ソフトを最新の状態にする」です。ウイルスは、日々、変異種が生まれています。一方、ウイルス対策ソフトも日々進化しているので、ウイルス対策ソフトを最新化しておけば、資産を守れる可能性が高まります。
 2つ目は「パスワードを強化しよう」です。ランサムウエアの中には、感染を広げようとするタイプがあります。それに対抗するためにパスワード強化は有効です。もし、同僚のパソコンが感染したら、次はあなたのパソコンを狙ってきます。この時、あなたのパスワードによっては、ウイルスに簡単に感染し、パソコンが暗号化されてしまうかもしれません。なので、複雑なパスワードに変えましょう。忘れにくいけど、ウイルスにとって複雑なパスワードとは? ウイルスは膨大な量の辞書を使ってあなたのパスワードを解読しようと試みます。例えば、野球が大好きなあなたが「YakyuuDaisuki」としていたら、容易に突破されてしまいます。これを「YaQDiceK!」とすれば、少し解読が難しくなります。これに数字を組み合わせばより複雑にできそうですよね。
 最後に「攻撃の手口を知る」です。ランサムウエアにはメールの添付ファイルや、不正なウェブサイトを開くことで感染します。メールで「野球の観戦チケットを無料で譲りますので、このURLから連絡してください」、なんて、嬉しい投稿を見たら、ついクリックしたくなりますね。でもこれは罠かもしれません。うまい話には裏がある! 自らに打ち勝ち、そのSNSの投稿は閉じましょう。手口を知って、あなたが少しの違和感を持つだけでガードが高まりますね。
 今日からできる3つの対策を紹介しました。会社一丸で取り組めば、会社の資産をガードできるので、今日からみんなで取り組んでくださいね!
 今回のワンポイントは「今日からできることをしよう!」です。

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の産業サイバーセキュリティセンターにおける中核人材育成プログラムの修了者が連載するコラムです。


大阪力をチェック!−なにわなんでも大阪検定―<14>

 「なにわなんでも大阪検定」で過去に出題された問題をご紹介します。ぜひチャレンジしてください。
<今回は「大阪のことば」に関する問題>

【問い1】<第6回3級>
 大阪では、一般的に「たぬき」とはどの食べ物をさすでしょう?
@卵の入ったそば
A卵の入ったうどん
B油揚げの入ったそば
C油揚げの入ったうどん

【問い2】<第7回1級>
 かつて大阪では、たとえや遠回しな表現を使い、直接的な表現を避けるしゃれ言葉が日常的に使われていました。現在ではほとんど聞かれることがなくなりましたが、しゃれ言葉も大阪ことばの大きな特徴の一つといえます。しゃれ言葉とその意味の組み合わせとして正しいものは次のうちどれでしょう?
@下手な将棋 →成り金
A五合徳利  →一生詰まらん
B石の地蔵さん→重石にならん
C猿の病気  →山から下りる

【問い3】<第8回上級>
 上方漫才のギャグ「ありがとさん」にみられるように、大阪弁では会話の末尾に「さん」をつける軽妙な言いまわしがあります。では、「はばかりさん」の意味するものとして正しいものは、次のうちどれでしょう?
@すみませんと詫びる言葉
Aご苦労さんと感謝する言葉
B花見などの場所取りを表す言葉
C気がねして辞退する言葉







解答
【問い1】B油揚げの入ったそば
【問い2】A五合徳利→一生詰まらん
【問い3】Aご苦労さんと感謝する言葉

【問合せ】地域振興担当TEL6944・6323


大商のがんばる会員さんを紹介します!

■旧くて新しいお豆腐を無添加で製造・販売。素材の味を手作りで全国へ
 丸尾食品(港区)の尾崎正愛社長は4代目。初代が1885年、奈良の吉野で創業し、1962年当地に移転。93年には西宮店の開店と通販を開始。宿坊に販売していた高野豆腐、胡麻豆腐に加えて揚げ物や惣菜へと拡大。売り上げを伸ばしてきた。
 なかでも具だくさんの「倖せがんも」は、口にした時に至福感があふれ出すと好評だ。大豆、にがり、水の全てにこだわった老舗専門店ならではの豆腐や生麩は高級料亭からも引き合いのある上質な商品。甚大な被害を出した2018年の台風21号では同社も被災したが、5代目の康弘氏がネット通販事業部を立ち上げ、大商のIT・ビジネスアプリ導入サポートデスクに相談。ECサイトとBASEによるネット販売にも参入し、日本全国に商圏を拡大予定である。

■目指すは「お金の産業医」、独立系FPへの相談で不安を安心に!
 しなやかライフ研究所(都島区、小谷晴美代表)は、小谷代表がCFP資格取得後FPとして「お金の知識で不安を安心に!自分で判断できる安心を届けます」をメインテーマに、起業後の税金や資産運用、また生活設計までサポートすることを目的に独立開業した事業所である。特に小谷代表は「女性起業家」を熱烈応援しており、著書の「女性ひとり起業スタートBOOK」は新規開業者のバイブルとなっている。
 次のテーマは「お金の産業医」。企業の福利厚生のお手伝いとして、従業員の資産運用や老後資金など、様々なお金に関する相談に対応すべく生活設計をサポートする「お金の産業医」として中小企業の支援へと活動の場を広げていくことを次の目標としている。


大阪企業家ミュージアム 五代友厚メモリアルウィーク 9月21〜25日

 大阪企業家ミュージアムは、大阪商工会議所を設立し、初代会頭を務めた五代友厚の命日である9月25日にちなみ、9月21〜25日に「五代友厚メモリアルウィーク」を実施する。
 期間中は、毎日先着30人の個人の来館者の皆様に、「大阪企業家ミュージアム創立20周年記念五代友厚マーク入りマスクケース」を進呈するほか、「五代友厚特別コーナー」を設置。さらに、ウェブで公開中の「五代友厚関係文書」22点の中から、数点を現物展示する。この機会に、ぜひご来館を。現在、特別展示「広岡浅子と五代友厚・渋沢栄一」も開催中。なお、9月23日は祝日のため休館。詳細はホームページ(https://www.kigyoka.jp/)に掲載。

【問合せ】大阪企業家ミュージアムTEL4964・7601


ドラマや小説に描かれた企業家 大阪を知る見学会開催

 大阪企業家ミュージアムは10月6、8、9日、短時間で大阪を知るための見学会(各日1回・同一内容)を開く。
 テーマは「ドラマや小説に描かれた企業家」。激動の時代を乗り越えてきた企業家の挑戦や創意工夫は、いつの時代にも人々の心を捉え、知恵や勇気を与えてくれる。
 展示企業家には、テレビドラマや小説の主人公となる人物も多く、大阪に転勤してきたばかりのビジネスパーソンには、企業家から大阪を知る機会として最適。
 参加費は会員1000円(「大阪企業家ミュージアムガイドブック」進呈)。詳細はホームページ(https://www.kigyoka.jp/)に掲載。

【問合せ】大阪企業家ミュージアムTEL4964・7601


無料専門相談 労務トラブルへの備えに

 コロナ禍に加え、働き方改革の推進やワークライフバランスなど価値観の変化、従業員の権利意識の高まりにより、労務トラブルは多様化しており、中小企業においてもその対応策を講ずることが必要となっている。
 大阪商工会議所の「人事労務・メンタルヘルス対策」専門相談窓口では、専任の社会保険労務士が職場環境の整備や改善、
同一労働同一賃金などの働き方改革への対応、助成金の申請、労務トラブル、ハラスメント、賃金・人事制度、メンタルヘルス保持・増進、テレワークなど、あらゆる労務問題の相談に対して、各社の実情にあった解決策をアドバイスする。
 相談無料。火、水、木曜日(休館日を除く)午前9時〜正午。面談・電話とも可。予約優先。

【問合せ】経営相談室TEL6944・6472


メンタルヘルス・マネジメント検定試験
申し込み受け付け 9月21日〜10月1日

 大阪商工会議所は、11月7日に実施する「メンタルヘルス・マネジメント検定試験」第31回公開試験の一般申し込みを、9月21日から10月1日(コンビニ店頭決済は9月28日)まで受け付ける。
 同検定はメンタルヘルス対策の知識や対処方法の習得をめざす。累計申込者数は50万人を突破。健康経営やメンタルヘルス対策の一環として受験導入企業が増えている。
 コースは人事担当者向け、管理職向け、一般社員向けの3つ。詳細はホームページ(https://www.mental-health.ne.jp/)に掲載。

【問合せ】検定試験センターTEL6944・6141


外国人留学生採用意欲向上セミナー
雇用の手続きや採用の評価軸を解説

 大阪商工会議所は9月17日、「外国人留学生採用意欲向上セミナー〜外国人留学生雇用の手続きと評価軸」を開く。
 人材不足の解消や優秀な人材の獲得のため、外国人留学生の採用が注目されている。一方、人事担当者においては、採用面接時の優秀な人材の見極めや採用に向けた在留資格や雇用に関する手続きの円滑な対応などの課題も多い。
 同セミナーでは、日本貿易振興機構(JETRO)の加藤将司高度外国人材スペシャリストと第一綜合コンサルティングの若松直代表理事行政書士が「採用面接実施時に見るべきポイント」や「雇用手続き、在留資格手続き」、外国人材採用に関する「相談窓口」について解説する。午後4時〜5時30分、関西大学梅田キャンパス(大阪市北区)で。無料。定員60人。事前申込制。

【問合せ】研修・採用支援担当TEL6944・6499


2021年度企業法実務基礎講座 オンラインも併催

 大阪商工会議所は、企業の法務・総務担当者に必要な法律の基礎知識を実務の観点から学べる「2021年度企業法実務基礎講座」を開く。会場参加に加え、オンラインも併催。現在、受講者を募集中。
 大手企業の法務部門責任者らが講師を務め、会社法をはじめ、契約業務、独占禁止法、債権回収、労働法、PL法、知的財産権、消費者取引、個人情報保護法、金融商品取引法、リスクマネジメントなど、幅広い分野について解説する。「法務初心者として各法律の大まかな内容を知るのにとても役立った」「実務の例を多く聞けた」「もう少し早い段階でこの講座を受けたかった」と受講者から高評価を得ている。
 10月6日から11月24日まで、毎週水曜日の午後1時30分〜5時。1日2講座ずつ実施(11月4日のみ木曜日)。定員60人。参加費は会員45,320円、一般62,700円。詳細はホームページ(https://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/2021/kj-kiso2021/)に掲載。

【問合せ】企画広報室TEL6944・6304


小さな企業のモノづくり改革
強みを見つけ、自走を目指す「デザイン経営」

 大阪商工会議所はデザイン活用研究会(全4回)」を開催し、商品のブランディングやデザイン力の強化を通した自社ブランド商品の企画開発を支援している。
 10月22日に開く第2回は、大阪府堺市の95年続くこんにゃく屋、中尾食品工業の4代目、中尾友彦社長が講演する。
 25歳で会社を継ぎ、試行錯誤しながら技術や素材を見直し、有機素材と伝統製法にこだわったこんにゃくブランド「菊松」を確立。スイーツやプロテインこんにゃくなど、新たに商品化を行うほか、スムージーなどこんにゃくの新しい食べ方も提案し、世界市場に挑む。同社のモノづくり改革や挑戦について中尾社長が講演。講演後は、参加者でワークショップを実施する。コーディネーターはセメントプロデュースデザインの金谷勉代表。午後2時30分〜5時30分、大商で。無料。定員40人。事前申込制。大阪府内の中小事業者が対象。

【問合せ】経営相談室TEL6944・6471


2021.09.15
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