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2013年6月 5日
桑山委員長インタビュー~中国ビジネス支援室10周年(2)
■現地関係者とのコミュニケーションが大切
大阪商工会議所 中国ビジネス特別委員長 桑山 信雄氏
昨年秋以降、日中関係は政治だけでなく経済面も冷え込む
「政冷経冷」状態が続いていたが、今春以降、多数の中国企業が
出展する展示会が大阪で開催されたほか、小規模ではあるが
複数の視察団が中国から来日するなど、経済面では交流が
戻りつつある。
中国以外で事業展開する選択肢もあるが、中国経済は引き続き
成長している。みすみす中国という大きなマーケットを逃す手はない。
なかでも環境保護、介護、消費者関連の需要は一層拡大する。
日本企業は、高い技術力や優れたサービス、安心・安全・快適といった
付加価値を提供することで、中国の成長に貢献しながら、
成長の果実を得ることができる。
海外事業には政治、人事労務、与信管理など、様々なリスクが
つきものだ。ただ、その多くは国内でも起こりうるし、ある程度は
回避策を採ることもできる。まずは現地の取引先や従業員と
十分にコミュニケーションをとることが重要だ。
◇くわやま・のぶお 名古屋大学経済学部卒、1971年伊藤忠商事に入り、
繊維貿易などを担当し、中国総代表、専務執行役員などを経て現在、
理事・社長補佐(中国食料・建設事業担当)。中国駐在は通算24年に及ぶ。
64歳。
大商ニュース2013/5/25号より抜粋
(続く)
投稿者 panda | 2013年6月 5日 09:36