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2011年10月17日
「流れ」を読む~海外子会社管理のキーワード~
14日、「海外子会社管理と権限委譲のあり方~実情紹介と実務対策~」を
テーマにセミナーを開催しました。(ジェトロ大阪と共催)
講師は、青葉浩勤務会計師事務所 中国アドバイザリー部 部長 福谷拓弥氏。
上海の大学で会計学を学び、現地勤務は10年になるエキスパートです。
日本から派遣された駐在員の本音と本社担当者の本音について
詳しく紹介した後、本社が今後整備すべき制度などについて
お話頂きました。
私が特に興味深いと思ったのは、
☆中国の「流れ」が読める専門家をみつける。
☆本社の担当者もアンテナをはって、情報ギャップを埋める努力を。
(中央政府の政策や、香港・台湾系の動きなどにも目を配り、「流れ」をつかむ。)
☆社内に人材がいない場合は、中国に詳しいシニア人材を顧問として迎えよう。
といった点でした。
駐在員の本音は一言で言うと、OKY。
駐在員の間で流行っている言葉で「お前、来て、やってみろ」の略だそうです。
大商で何度もご講演いただいている中国ビジネスの専門家、
服部・中央大学教授は「敵は本社にあり」と仰っていますが、
中国と日本の板挟みになって、思わず出る一言がOKY、ということ
なのでしょう。
駐在員と本社担当者が難しいと感じているところにこそ、問題点が隠れています。
それを明確にし、リスクを想定し、万一に備えておく、ということが求められます。
本社でとりくむべき課題が山積していることがよく分かりました。
のっぽパンダ
投稿者 panda | 2011年10月17日 13:55