2011年3月10日

南西アジアの夜明け(1)

2月、インド、バングラデシュに経済ミッション事務局として行って
きました。21社・団体(インド)にご参加いただき、チェンナイ、
デリー、ダッカを訪問しました(ダッカは6社)。今回はまずインド
について印象などを書いてみたいと思います。

インドは、個人的には約5年ぶり4度目の訪問でしたが、今回ほど
変化を感じたことはありませんでした。
日系大手企業はここ数年で堰を切ったように進出をしており、現地
駐在員のみなさんは、気合いを入れて市場開拓、現地生産に邁進されて
おられました。注目を浴びている地域で仕事をする手応えが、こちらにも
伝わりました。

各地の経済成長の様子、活気は予想以上でした。
最初に訪問した南部のチェンナイは、インドのなかではのんびりした街
だという印象があったのですが、いまや外国資本が押し寄せ、車の数も
目に見えて増えて渋滞が社会問題になるほどです。日系企業も自動車関連
はじめ急増中で、現在240社が活動中です。

IMGP1983.JPG
チェンナイ市内の渋滞

その理由は、アセアンに近く港湾があるといった理由はもちろんあるの
ですが、どうやら土地柄、人の質も大きな要素である気がしました。
チェンナイの人たちは、総じて明るくて人懐っこく、日本人との相性が
いいように感じました。また、海に近く海産物が手に入りやすいことなど
も、駐在することを考えればポイントが高いです。日本料理屋もすでに
3軒(!)もあるとのことでした。

デリーとその近郊では、以前から日系企業含め外国投資が多い地域ですが、
郊外のグルガオン地区が様変わりしていました。内外の有力企業が軒を
連ね、高級マンション、大規模高級ショッピングモール(有名ブランド
勢ぞろい!)にインドを紹介するテーマパークまで整備されていました。
現地に長年住んでいる日本人の方に聞いても、ここ数年の変化はこれまで
にないものだということでした。大工場はデリー中心部からより離れた
工業団地等への展開が続いています。デリー準州のディクシット首相
(日本でいえば東京都知事)によれば、経済発展にともなって環境問題
や水不足などへの対処が急がれるとのことでしたが、成長を続ける自信
にあふれ、勢いを感じました。

IMGP2133.JPG
とはいえ、ローカルマーケットには牛が・・

「Unity in diversity」(多様性を持った統一)は多民族、多宗教、
多文化のインドを象徴する言葉で、一部を見てインドすべてを語ること
はできません。ただ、大きな可能性をもった大国がじわりと、しかし確実
に動き出したことをひしひしと感じることができました。


修行パンダ

投稿者 panda | 2011年3月10日 13:46


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