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2009年3月12日
第5回 グローバルデベロッパーズジャパン(株) (その1)
中国ビジネス元気印!第5回は、グローバルデベロッパーズジャパン株式会社にお邪魔しました。同社は代表取締役の森仁史さんが商社、コンサルティング会社勤務の後、2007年6月に創業した商社です。
のっぽパンダ:事業概要を教えて下さい。
森:当社は小さな「総合商社」です。金属資源や食品、化粧品の貿易、オフショア開発など、ご依頼があれば何でもやります。
2007年に大連に合弁で「大連輝智信息技術有限公司」を設立し、オフショア開発をしていたものの、賃金上昇などで採算が悪化しており、撤退も視野に入れています。
今後、力を入れようとしているのは化粧品です。大阪大学大学院医学系研究科のキャンパスベンチャーとして設立された「株式会社カルディオ」が開発した引き締め用ボディオイル「Parts Slim(パーツスリム)」の中国市場向け販売をサポートしています。このオイルを塗ることで皮下脂肪や内臓脂肪が減少することが期待されるという優れものですが、化粧品であるため、日本では効能をうたって販売することが難しく、昨年春に発売したものの販売数量が伸びていません。
一方、中国では日本製の美容・化粧品に対する信頼度は高く、出張時には日本から化粧品を買ってきてほしいと頼まれることも多く、一定のマーケットが見込めます。そこで、当社が国際代理店契約のお手伝いをすることになりました。
世界的な経済危機で消費は全般的に落ち込んでいますが、「痩せたい」「きれいになりたい」といった欲望を満たす産業は、まだまだ有望だと思っています。
輸出はキャッシュオンデリバリーかL/Cで確実な債権回収ができる方法を採ります。
のっぽ:中国ビジネス支援室へのご相談には、日本国内と同じ感覚で先に商品の引渡しをしてしまい、結局債権回収できなかった、というトラブルもありました。
森:海外は日本とは違います。できれば全額前金でもらい受けるのがよいですが、それが難しければ、せめて原価分だけでも前金でもらう、あるいはL/Cにするなど、対策を講じなければいけません。
(つづく)
投稿者 panda | 2009年3月12日 09:15