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2008年10月30日

インド・タミルナド州ビジネスセミナー

17日に印日商工会議所の訪日団一行をお迎えして、「インド・タミルナド州ビジネスセミナー」を開催しました。

インド南東部に位置するタミルナド州。州都チェンナイ(旧マドラス)は製造業を中心とした産業基盤が比較的整っていること、物流面でも港湾を有しており、東南アジアへのアクセスが容易であることから、特に自動車産業の投資が活発で、フォード、ヒュンダイ、BMW、日産・ルノーなどが進出し、「インドのデトロイト」と呼ばれています。

訪日団団長であるベラマニ会頭はスピーチのなかでインドの3つの強みを指摘しました。

(1) 若年層が多い。40歳以下の人口が40%以上
(2) 金融システムは比較的健全で、現在の金融危機の影響も小さい。10年前のアジア通貨危機で安定していた通貨は日本円、シンガポールドル、インドルピーの3つだった
(3) 高い経済成長率(今年のGDP成長率は7~8%に達する見込み)

そしてセミナーで何度も繰り返されたフレーズは、

"Please look at India positively"
「インドを前向きにみてほしい」

でした。

世界的な金融不安がどこまで広がるかは現時点では予断を許しませんが、インドをみる際に、経済が成熟し、高齢化している日本と同じアタマで考えてはいけないということを感じました。

のっぽパンダ

投稿者 panda | 2008年10月30日 17:28


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