2007年11月29日

横浜探偵物語(2)

釈然としないまま、3人は資料館に向かうことにする。マイケルは当時の記録があるはずだという。近所にいくつか博物館があり、どれにいけばいいか良くわからない。日本語がわからない二人は私にまかせるという。こういうときには勘をとぎすまさなくては。

横浜開港資料館を訪ねることにする。受付で事情を話し、資料館に入る。1920年代の日本の商工業者の名簿の英語バージョン、「ジャパン・ダイレクトリー」をあたる。私たちは探偵気分だ。なんとか見つけたいけれど、数が多い。どこをみていいのかもわからない。時間も残り1時間をきった。

事情を話して、資料館の担当者に協力してもらう。どこか奥の方の書庫を探していた担当者が、古い本片手に戻ってきた。そこには、マイケルのお祖父さんの名前、会社の名前が掲載されていた。ほぼ同じタイミングで、何十冊もあるジャパン・ダイレクトリーの中から、彼のお祖父さんの名前がみつかった。静かな資料室、私たちは声をおさえ、ハイタッチで喜びを表現した。 (続く)

投稿者 panda | 2007年11月29日 11:40


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