大商ニュース 平成14年3月5日号


商談などに800人参加 "介護から生活支援"で交流
【福祉産業フォーラム】

 大商と大阪市は2月21・22の2日間、「福祉産業フォーラム・大阪2002」を開催し
た。同フォーラムは、高齢社会の進展に伴ってその役割が期待される福祉産業の振興
を目的としたもので、今年は「拡大する福祉ビジネス〜介護から生活支援へ」をテー
マに、さまざまなプログラムを通じて福祉産業の可能性を展望した。会場のATCに
は、情報収集や出展企業との交流を求め、福祉関連事業者や医療・介護関係者ら約800
人が参加した。
 同フォーラム初日の開会式であいさつに立った小池俊二・大商副会頭は、「われわ
れ民間事業者には、高齢者の幅広いニーズに応え得る新しい商品やサービスを提供し
ていく役割が求められている」と福祉産業振興の意義を強調した。
 フランスベッドの池田茂社長と経済産業省の岡倉伸治・医療福祉機器産業室長によ
る基調講演でプログラムがスタート。池田氏は、「高齢者が抱える生活上の問題を解
決するためには、医療機関や地域事業者とのネットワークが不可欠」と自らの体験談
を交えながら、ビジネスの勘どころを満員の聴衆に披露。岡倉氏は、「今後も障害者
福祉や介護予防など新たな分野でビジネスチャンスが期待される。国も支援していく」
と語った。最後に進行役の大阪市立大学の白澤政和教授が「福祉ビジネスの分野では、
機動性やざん新なアイデアに富んだ中小企業が重要な役割を担っていくだろう」と締
めくくった。
 2日目の特別講演では、精神科医の和田秀樹氏が、人間の老化メカニズムや老齢医
学のデータをもとに「高齢者の脳機能は75歳まで現役世代とほぼ変わりなく、目新し
い商品サービスを求めている」とユニークな持論を展開し、会場を沸かせた。また、
サービス分野と製造分野に分かれての「パネルディスカッション」や、ケアマネージ
ャーや住宅改修事業者など実務担当者のスキルアップを目的に開催した「福祉用具セ
ミナー」「バリアフリー住宅セミナー」においても、熱心な質疑応答や名刺交換が続
いた。
 健康福祉に関連する新商品・新サービスのPRを行うブース展示には41社が出展。
この中で、代理店取引の商談(福祉用具メーカー)や、介護マンションへのシステム
導入相談(情報機器メーカー)など、さまざまな商談や交流が行われた。

7プロジェクト実現へ 連携の成果12社が発表
【ビジネス・リンク】

 大商は、2月13日に大商ビジネス・リンクの成果発表会を開催した。中小企業の会
員12社が互いの連携を通じて産み出した7件の新事業の概要を発表した。
 大商ビジネス・リンクは、中小企業の持つ経営上の強み・弱みを理論的に分析し、
相性のよい企業同士を組み合わせて研究企画し、新事業を立ち上げることを目的に、
BSOの協力を得て、昨年9月に設置された研究会。約半年という短期間で、12社が
連携して研究企画した7プロジェクトがいよいよ実現に向けてスタートする。
 ゴミ焼却炉や廃棄物処理装置などの開発を行うエコテクノスとプラント設備製作据
付業のソルテック工業は、ダイオキシン類拡散防止用の軽量型空気清浄機の開発に成
功し、発表会ではその実演を行った。今後さらに改良を加え、年内の一般発売に向け
て準備を進める。また、消しゴム製造販売業のシードとプレス機械製造販売業の坂本
造機は、オリジナルの消しゴムづくりキット「私の卓上夢工場」を開発し、特許を申
請。今後、小学校などを対象にした販売戦略を検討していく。このほか、10円ショッ
プビジネスの事業化検討や建設資材販売の業務提携などの成果があった。
 同研究会に参加した企業からは、「スケジュール管理がスピーディーでメリハリが
あった」「良いパートナー企業と組めて今後のビジネス展開にもつながる」など好評
で、参加者で企業間連携の大切さを実感していた。
 また、成果発表会に来場したある経営幹部は「ビジネス・リンクは具体的な成果の
あがる異業種交流の手法として、大変参考になった」と語ったほか、今後このような
研究会があれば参加したいといった来場者が多かった。

ユーモア交えて商談を
【桂三枝師匠のスピーチ塾好評】

 大商は2月12日に商売繁盛に直結したユーモアのある話し方を学ぶ勉強会「第2回
三枝のユーモアスピーチ塾」を開催した。同塾は、大商の会員増強運動名誉サポータ
ーの桂三枝師匠が大阪経済の元気のなさを憂い、中小企業の経営者がユーモアを交え
ながら商談を進めれば、もっと商売が広がるはずと、自ら企画し、ボランティアで講
師を務めて開催。約100人の会員企業の経営者・経営幹部が参加した。
 三枝師匠は、講演の中で、ユーモアのある話し方の秘けつは、「はじめに、聞き手
の注意を引くつかみが大切」と、商談でも"つかみ"の大切さを強調。「面白い出来事
や感動することは身のまわりで頻繁に起こっている。こまめにメモにとり、商談など
で生かせば、商売もうまくいくはず」と、日ごろからのネタ集めに注力するよう解説
した。分かりやすく面白い解説に、会場内は笑いで包まれた。参加者は「日ごろから
のネタ集めを実践したい」と語るなど、好評だった。

府内の学校、重文など 協力施設488件に
【大阪ロケ協】

 大商、大阪府・市などで構成する映画ロケの誘致・支援組織「大阪ロケーション・
サービス協議会」(会長=大野隆夫・大商専務理事)は、このほど大阪府内市町村の協
力を得て、各自治体が所管する撮影協力可能施設を取りまとめた。今回新たにリスト
アップされたのは358施設で、既に登録されている大阪府・市関係施設(130施設)と
合わせ総計488カ所となった。
 内容は、市庁舎や公園、スポーツ施設をはじめ、一般にロケが難しいとされる幼稚
園や小中学校、病院、消防署、下水処理場、重要文化財や葬祭場まで多種多様で、撮
影可能なシーンが大幅に増加することになる。
 同協議会は00年2月に設立された日本初のフィルム・コミッションで、これまでに
映画・ドラマ・コマーシャルフィルムなど約80作品の撮影に協力している。事業開始
3年目となる02年度は、地元自治体の一層のバックアップを得て、積極的なロケ誘致
や府民・市民のロケ協力気運醸成に弾みをつけていく方針。
頑張る団体映画で紹介
【陽はまた昇る】

 大阪ロケーション・サービス協議会は、東映映画「陽はまた昇る」制作に際し、実
社会で「目標(夢)に向け頑張っている団体・グループ」を募集している。
 同作品は、電機メーカーの不採算部門の面々が立ち上がり、事業の柱となる新製品
開発を成し遂げるまでの苦労と喜びを描くもので、NHKのプロジェクトXでも取り
上げられた題材。
 同映画のエンディングで、現在さまざまな分野で夢に向け頑張っている団体・グル
ープを、ドキュメント映像として実名入りで紹介する。西田敏行主演。6月公開予定。
 締め切りが近い(3月22日東映必着)ので応募はお急ぎを。
【問合せ・申込み】同協議会(大商地域振興部内) Tel.6944-6333、または東映関西
支社映画営業室 Tel.6345-3629

国内外の新進気鋭デザイナーら参加
【大阪コレクション 前売券を発売中】

 大阪コレクション開催委員会(会長=田代和・大商会頭)は、4月22〜24の3日間
「2002/03秋冬大阪コレクション」を中央区のMIDシアターで開催する。今回は6月
に日本と韓国で開催される「ワールドカップサッカー」を記念し、両国を代表する実
力派の若手2人によるジョイントステージを行う。
 コシノヒロコ氏、新進デザイナー3組のほか、中国からデザイナー2人が出品。さ
らに、99年の新人ステージに参加後、活躍を続ける韓安順氏が特別参加する。
 87年から開催している同コレクションは、大阪をアジアのファッション情報発信基
地にすることを目標に、交流に努めていく。入場券は1ステージ前売3000円、当日4000
円。同開催委員会(Tel.6222-3635)および主要プレイガイドで販売中。
【問合せ】産業部 Tel.6944-6493

東アジアから来客を誘致
【観光フォーラム決議】

 関西の自治体や経済団体、観光関連企業などで構成する「関西観光産業振興フォー
ラム」は2月18日に総会を開いた。
 同フォーラムは、二階俊博元運輸相らの提唱により、関西における観光産業の発展
を図ることを目的に、00年3月に設立された。
 あいさつに立った田代和・大商会頭は、「都市間競争を制するキーワードの一つは
集客機能の強化。行政や経済団体などにおいて、集客・観光施策を地域活性化のベー
スとなるメーンの戦略として位置づけるくらいの気構えで取り組むべき」と観光振興
の重要性を訴えた。来賓の高木陽介国土交通相政務官、二階俊博衆議院議員からも、
「次第に観光が政治・経済の中心的関心事になりつつある」との指摘があった。
 この後、新宮康男・関西広域連携協議会代表理事、磯村隆文大阪市長はじめ自治体
のトップ、中華人民共和国・王泰平駐大阪総領事らの講演があり、東アジア各国から
の関西への来客誘致に関する決議を採択した。

インタビュー
【ペイオフ控え資産運用に留意を】
預金保険機構大阪本部 理事・本部長 花野 昭男 氏

 定期預金などの払戻保証額を元本1000万円とその利息までとするペイオフが今年4
月に解禁になる。預金を全額保護する現在の特例措置は終了し、金融機関が破たんし
た場合に預金の一部が戻ってこない可能性も出てくる。ペイオフの仕組みや預金者の
対応などについて、預金保険機構大阪本部理事・本部長の花野昭男氏にインタビュー
した。

−−ペイオフ解禁について説明してください。
 「すべての預金は02年3月末まで全額保護されます。4月以降は保護の仕組みが変
わり、定期性預金については元本1000万円までとその利息、決済性預金(当座預金、
普通預金、別段預金)については03年3月末まで全額保護されます。03年4月以降は、
預金保険制度の対象預金について、1000万円とその利息が保護されます。外貨預金、
譲渡性預金、ヒットなど元本補てん契約のない預金などは預金保険の対象にはなりま
せんので注意してください」
−−金融機関が破たんした場合、元本1000万円を超える部分とその利息はどうなるの
ですか。
 「担保目的の預金以外は、預金保険機構が買い取りを行い、概算払い率に応じて払
い戻しが受けられます。預金買取では、金融機関破たんに伴う損失負担に応じて、一
部カットされることもあります。なお後日、預金保険機構が回収した額が回収に要し
た費用を差し引いてもこの概算払い額を上回る場合には、当該金額が預金者に追加的
に支払われます」
−−対象となる金融機関を教えて下さい。
 「銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、信金中央金庫などです」
−−ペイオフを控え、資産運用で気を付けるべきことは何でしょうか。
 「資産運用について、自己責任で金融商品のリスクや預金保険制度の対象かどうか
を把握しておくことが大切です。金融機関が合併したときは、それぞれの金融機関に
預け入れている預金が合算されるので留意してください。また破たんした金融機関に
預金があれば、預金と借入金を相殺することができますので、金融機関が借入金と相
殺できるという預金規約を設けているかどうかを、念のため取引金融機関に問い合わ
せてください」
−−預金保険機構の役割とは。
 「預金保険機構は法律に基づき預金保険制度を運営する機関で、政府、日銀、民間
金融機関の出資で設立されています。加入金融機関からの保険料徴収、破たん金融機
関の預金者への預金払い戻し、破たん金融機関の処理などが主業務です。一般の方の
相談の電話が増え、増員して対応しています。ペイオフについて質問のある方はホー
ムページを参照していただくか、電話(Tel.6263-3970またはTel.03-3212-6029)でも
相談を受け付けています。講師を派遣することもできます。より多くの方にペイオフ
を理解していただき、健全な金融システムを構築していきたいですね」

月例ビジネス交流会
 こちらのホームページをごらんください。

マクロミクロ
【高齢社会ビジネス】

 最近元気な高齢者が増えている。70歳を超えていても登山やスキー、マラソンなど
の激しい運動を、現役世代と同様にエンジョイしている例をよく聞く▼話はかわるが、
介護ビジネスは世間に浸透した感がある。駅周辺には必ずヘルパーステーションがあ
り、デイサービスやバリアフリー住宅など聞き慣れなかった用語も、ここ数年で認知
され、高齢者福祉イコール行政措置という状況は変わりつつある▼加えて、高齢者の
生活支援を主眼においた製品・サービス展開にも注目が集まっている。今回の福祉産
業フォーラムでも、足のサイズが左右違っても注文に応じる靴メーカーや高齢者の憩
いの空間を目指す喫茶店など気づきにくい高齢者の生活ニーズを事業化し、収益へつ
なげている事例が参加者の興味を引いた。また多くの高齢者が、使いやすい商品を求
めて展示品を試す機会が見受けられた▼このように今後、高齢社会を念頭においたビ
ジネスを展開するためには、まずターゲットにする高齢者像を明確にすることが必要
だと感じた。大阪府内にいる130万人もの高齢者は、大阪発の高齢者向け製品・サービ
スを待ち望んでいる。                        (竹馬)

合同でビジネス交流会 IT活用促進テーマに
【情報通信、小売、繊維、紙・印刷部会】

 大商は20日、情報・通信、小売、繊維、紙・印刷部会が合同でビジネス交流会を開
催する。現在「IT活用事例紹介」「企業PR」聴講者、「名刺交換会」参加者を募
集している。
 同部会は、「中堅・中小企業のIT活用促進」をテーマに、会員同士のビジネス交
流を促進することが目的。特に中堅・中小企業にとっては、自社の経営のなかにイン
ターネットや電子商取引などIT活用が十分浸透しているとは言い難い。同交流会で
は、ITを実際に有効に活用している中堅・中小スーパーマーケット、アパレル製造、
老舗印刷会社のトップから、ITの活用に至った経緯と効果などを示してもらう。
 ほかに、部会員から小売、繊維、紙・印刷関連企業に対するIT関連ビジネスのP
Rと、立食形式の名刺交換会を行う。同交換会では、PR企業の製品やパンフレット、
交換会参加企業のパンフレット置き場を設けており、それらをもとに質の高いビジネ
ス交流を深めてもらう。PR企業の内容は、ホームページに13日以降掲載予定。
 大商会員は聴講無料。名刺交換会は有料。講師などはこちらを参照。
【問合せ】産業部・福田 Tel.6944-6484

外国人留学生も対象 技術・知識持つ人材集める
【就職フェア】

 大商は4月23・24の2日間、マイドームおおさかで大商就職フェアを開催する。現
在、参加企業を募集中。
 今回の特徴は、関西圏の主要大学・短大・専門学校の来春卒業予定者に加え、日本
の大学・大学院で学ぶ外国人留学生も対象に加えた点。東京では外国人留学生や日本
での就労ビザを持つ外国人労働者を対象とした会社説明会が開かれており、大阪にお
いても潜在的な企業ニーズがあるとみている。外国人留学生は日本語能力に不安がな
いうえ、高度な技術や専門的知識を身につけている者が多い。日本での就職希望者も
増えており、一般的に職業意識も高いことから、海外進出を検討中の企業や、グロー
バルに活躍できる人材を求める企業にとっては貴重な人材といえる。
 また、今回のフェアでは就労経験があり即戦力としても期待できる第二新卒・若手
キャリアにも来場を呼びかけており、新卒・留学生だけでなく、中途採用への企業ニ
ーズにも応えられる内容とする。
【問合せ】経済部・上野 Tel.6944-6304

ベンチャー経営を支援 フォーラム参加者募集

 大商と大阪中央地域中小企業支援センターは、9日に開催する「ベンチャー・サポ
ーターズ・フォーラム」の参加者を募集している。
 同フォーラムは、ベンチャーキャピタル、銀行、監査法人、コンサルタント、法律
事務所などベンチャー・中小企業支援機関が、プレゼンテーションとブース出展し、
独自の支援プランを紹介。資金調達、株式公開、M&A(企業の譲渡・買収)、IR
(投資家向け広報)、各種経営コンサルティングなど、ベンチャー・中小企業の経営
をサポートする外部機関の詳しい情報を一挙に入手できる。
 また、特別講演は、業界最短の設立10年足らずで株式公開を果たしたエスケイ・ジ
ャパンの久保敏志社長が、外部サポーターの効果的な活用方法について自身の経験を
もとに講演する。
 午前10時〜午後5時、大商で。同フォーラムの詳細、参加申込方法は、ホームペー
ジにも掲載している。
【問合せ】ベンチャー振興室 Tel.6944-6403

紛争解決迅速に
【法務対策セミナー盛況】

 大商は国際商事仲裁協会、日本商工会議所と共催で、2月18日、「中小企業法務対策
フォーラム」を大商で開催した。
 セミナーには150人の参加があり、弁護士の小原正敏氏が「中小企業におけるトラブ
ル、法務問題とその対策」を講演。
 また国際商事仲裁協会大阪事務所長の大貫雅晴氏は、中小企業の商事仲裁に対する
有効な手段として最近注目されている「裁判外紛争解決手段(ADR)」を解説した。
 多数の参加者からは、「厳密な裁判手続きのほか、非公開、簡易、迅速な紛争解決
手段について、理解が深まった」と高い評価を得た。
 セミナーと並行して開催した相談会では、弁護士の小原正敏氏、島村和行氏、弁理
士の蔦田璋子氏、公認会計士の渡辺芳夫氏が商取引・会計・知的財産権について相談
を受けた。

米国バイオ企業5社提携呼びかけ
【15日にセミナー】

 大商は、15日に開催する「米国ペンシルベニア州バイオセミナー」の参加者を募集
している。
 同セミナーには、同州からバイオ関連の先端技術を有する8企業・団体が参加。日
本企業との提携や共同研究を呼びかけ、あわせて個別面談も行う。
 同州は、製薬業界従事者数で全米第2位、再生医療ビジネスの企業数で全米第3位
で、米国屈指のバイオ関連産業の集積地。今回は、技術移転機関(TLO)としての
取り組みが着実に成果を上げているピッツバーグ大学など3団体と、ガンや自己免疫
疾患の初期診断治療薬開発や遺伝子発現の誘導技術などのバイオベンチャー5社が参
加。交流会も開催する。
 時間は午後1〜6時で、場所は大商。参加無料。
【問合せ】ベンチャー振興室 Tel.6944-6403、
URL=http://www.osaka.cci.or.jp/Seminar_Event/bio0315/

会頭コメント

【総合デフレ対策について】
 総理の「やるべきことはやって金融不安を起こさせない」との強い姿勢は評価した
い。不良債権の処理と金融システムの安定は、わが国経済の再生にとって待ったなし
の課題であり、今度こそ何としても決着をつけてほしい。そのために必要ならば、銀
行への公的資金の再注入も躊躇(ちゅうちょ)すべきではない。
 中小企業は、長期にわたる景気低迷に加え、ここにきて金融の逼迫(ひっぱく)化
が進むなど、危機感が強まっている。今回、中小企業向け金融対策が盛り込まれたこ
とは評価するが、必死の努力を重ねている中小企業が連鎖的な破綻に巻き込まれるこ
とのないよう、機動的かつ実効のあがる運用を心掛けてほしい。
 デフレから抜け出すためには、構造改革を進めつつ、需要喚起にも資する対策が欠
かせない。具体的には、設備・住宅投資を促す税制の拡充、規制改革、大都市の再生
に向けた社会基盤の整備、さらには年金・医療制度の再構築による将来不安の払拭
(ふっしょく)などに本格的に取り組んでもらいたい。同時に、円安基調の持続を望
む。                              (2月27日)

常議員会開く

 大商は2月28日、第25回常議員会を開き、(1)会員加入(2)顧問の委嘱の承認(3)平成
14年度議員選挙・選任要領(4)第6回通常議員総会の開催について審議、了承した。
 また(1)3号議員の辞任(2)府・市・関経連・大商首脳懇談会の開催結果(3)「平成13
年度会員の集い」の開催結果(4)あきない百稼店の開催結果について報告した。
 なお、常議員会後の会員数は法人26,134、団体696、個人8,174の計35,004となった。

商店街へいらっしゃ〜い(40)
【大阪は「かやくめし文化」 各店が個性を競ってこそ】
お初天神通り商店街

 地下鉄谷町線・東梅田駅を上がってすぐ、大阪を代表する繁華街・キタの中でもひ
ときわ庶民的な雰囲気があふれる曽根崎お初天神通り商店街。入り口には、よしもと
ライズ-1シアター(旧うめだ花月)という大阪ならではの集客施設があり、近松門
左衛門の「曽根崎心中」の舞台となった露天神社(通称、お初天神)という文化遺産
へと連なる。
 「家も商店街も同じ。こまめに手をかけていかないと、廃れてしまいます。商店街
について言えば、絶えず情報を発信していくことが大事です」と曽根崎お初天神通り
商店街会の岡本俊毅会長は語る。
 今から15年前、アーケードの改修にあたって、当時副会長だった岡本さんが商店街
の名称を「曽根崎センター街」から現在のそれに改めるよう提案した。
 「一昔前は『センター街』というと華やかなイメージがあったんでしょうが、どう
も紋切り型で個性が乏しい気がしましてね。なんとか街にストーリー性を持たせたい。
シェークスピアとならぶ演劇界の巨星・近松門左衛門の傑作『曽根崎心中』の舞台と
なった『お初天神』を生かそうとしたわけです。大阪では東西に走る道には『通り』
をつけるにもかかわらず、南北に走るこの商店街の名称に『通り』をつけるのに、行
政との折衝を何度か繰り返しました」
 商店街の入り口に、大阪の文化である文楽の人形を取り付けるのにも、車のわき見
運転につながるので危険だと主張する行政側と交渉を重ねなければならなかった。
 新しいアーケードのテープカットには、国立文楽劇場から人形を招いた。
 「このときには、マスコミの取材がたくさん来ました。イベントを行うにしても、
やはり仕掛ける内容が重要なんですね」と岡本会長。実はアーケードそのものの存在
には否定的だ。
 「商店街に屋根をかけて看板を統一すると活気や面白みに欠けるんですね。大阪は
『かやくめし文化』です。いろいろな店が看板に趣向を凝らすなど個性を競い合うよ
うにしたら良いと思っています」
 そのアーケードに1年ほど前から「遊」「食」「旨」などの漢字1文字を大書した
垂れ幕がずらりと掲げられている。商店街会加盟の約100店舗のうち9割が飲食店と
いうこの通りを象徴する漢字ばかりを選び出した。先般の米国での漢字ブームをヒン
トにしたという。路地にまで設置した防犯カメラを24時間稼動させて、悪質な呼び込
みを監視するなど安全対策も講じている。
 また、生きた情報を発信し、全国的に知名度を上げるため、ホームページを開設し
た。互いの店舗を刺激し合うようにと、お好み焼き店の人気投票を行ったり、クーポ
ン券の発行やイベント・懸賞の告知のほか、会長へのメールポストも用意。広く一般
からの意見にも耳を傾ける。
 「商店街はスーパーなどに押されてきましたが、大型商業施設も今は苦戦していま
す。商店街は生き物。ソフトを積み重ねて個性を発揮していくときです」 (荒井)
<メモ>曽根崎お初天神通り商店街会 Tel.6311-7622、会長=岡本俊毅

中小企業相談所 窓口だより −15−
 経営相談窓口に寄せられた相談事例から参考になるものをご紹介します。
【中小企業相談所 新創業融資制度】

 喫茶店を開業しようと計画しているHさんは、担保、保証人なしで融資を受けられ
る新しい制度ができたと聞くが、詳しい内容を知りたいと窓口へ相談に来られました。
同様の相談がKさん(機械部品の販売業開業を計画)やMさん(広告代理店の開業予
定)からも相次いでありました。
 これは、今年1月に新設された「新創業融資制度」のことで、創業・新規開業を目
指す方を対象に国民生活金融金庫が、無担保・無保証人(法人代表者の保証も不要)
で550万円を限度として融資するものです。貸付期間は運転資金5年、設備資金7年
(据置期間6カ月以内)です。開業予定者の場合は、開業資金総額の2分の1以上の
自己資金を有していることとなっており、また、貸付金利は、基準金利以外に1%の
リスクプレミアムが必要です。
 Hさんには、制度の内容を説明し、申請用紙・事業計画書の記入用紙を提供しまし
た。手続きは、借入申込書に開業計画書その他の必要書類を添えて提出、国民生活金
融公庫で審査、決定されます。
 申込みにあたっては、事業計画の内容がポイントとなりますが、Hさんの場合は、
店舗の場所、規模も決まっておらず、まだアイデア段階のようです。早急に店舗の立
地を決め、綿密な事業計画を立てること、とくに資金計画を練るようアドバイスしま
した。
 Hさんもそうですが、独立開業を考えている方の中で、先に借入額を気にかける人
が多いですが、その前に自分のやろうとしている事業はどのくらいの資金が必要にな
るかを徹底的に洗い出しておくことが重要です。また、必要資金の調査については、
自己資金、親族・友人などからの借り入れ可能額を検討し、その上で借り入れ希望額
を算出したいものです。借入金は返済の必要があるわけで、その原資となるのは今後
の事業活動から生ずる利益からです。売上、経費、利益の収支計画を立て、その計算
の根拠もはっきりさせ、販売策などを固めておくことも必要です。
 当支援センターでは、事業計画書作成などの支援を行うとともに、金融機関への紹
介書も発行致します。詳しくは当センターまでお問合せください。また、その他の融
資制度の案内も行っておりますので併せてご利用ください。
     (大阪中央地域支援センターサポーター 迫間 俊治 Tel.6944-6471)

どないだ
【デフレ対策…現況視察を】
漫画=河村 立司

大阪商工会議所議員改選ニュース
 内容については会員組織担当(Tel.6944-6251)にお問合せください。

新幹線が割安に 最寄りの支部でも販売

 大商は会員向けに新幹線きっぷを販売している。会員証持参のうえ、会員サービス
担当または17支部に直接お越しください。1枚単位で購入可。出張やレジャーに活用
を。料金などはこちらを参照。
【問合せ】会員サービス担当 Tel.6944-6253

適切な相談は顧問弁護士で
【大商が紹介】

 大商は大阪弁護士会との間で業務提携を結び、会員企業に顧問弁護士を紹介・斡旋
している。
 顧問弁護士が継続して相談に応じるため、日常業務のなかで発生する法律問題に対
して、個々の企業の実情にあった適切なアドバイスを受けることができる。また、地
域からも、取引先や同業者からも信頼と社会的評価が高まる。
 原則として顧問契約によって定めた月々の顧問料月額3万円以上(大阪弁護士会報
酬規定では、同5万円以上)の支払いのみ。ただし、月1回2時間以内の法律相談が
目安。訴訟事件や示談交渉など個別の事件処理には原則として事件ごとに別途費用が
必要。
【問合せ】会員サービス担当 Tel.6944-6253

映画で味わう阪神優勝!?
【特別価格で前売】

 大商は、全国東宝系23日公開の映画「ミスター・ルーキー」の前売券を会員1250円、
一般1300円の特別価格で販売する(当日1800円)。大商などで構成するロケ誘致・支
援組織「大阪ロケーション・サービス協議会」が撮影に全面協力した。出演は長嶋一
茂、鶴田真由、橋爪功、竹中直人、ランディ・バースら。大商窓口販売に限りオリジ
ナルクリアファイルを1人1枚、特製携帯ストラップを券10枚ごとに1個進呈。
【問合せ】会員サービス担当 Tel.6944-6440、URL=http://www.mrrookie.com

ご利用下さい!大商の会員サービス
【ザ・ビジネスモール】

 ザ・ビジネスモールは、全国120の商工会議所などが参加する企業間取引支援サイト
である。データベースには28万件以上の企業情報が掲載されており、全国のビジネス
マンが調達先探しや取引先の開拓に利用している。
 当欄には昨年7月5日号で一度登場しているが、その後に追加された新機能などに
ついて、ここでまとめて紹介する。
1.コミュニティに参加
 だれもが利用できる最も手軽な商機獲得ツールとして「売りたし」「買いたし」の掲
示板がある。
 また週刊「ザ・ビジネスモールメールマガジン」を発行。無料ながら、IT活用企
業をリポートする連載「線客万来」など役立つ情報が多い。
 さらに、ISO取得に関心を持つ企業向けには「アーパISOネットワークス」を
開設、関連の情報交換ができる。
2.電子商取引
 直営または提携により、多彩な電子商取引市場を利用いただける。前回掲載時に紹
介した6市場に加え、専門市場としては、食品の「フーズ・インフォマート」、金属鉄
鋼の「メタルサイト・ジャパン」、鋼材の「スマート・オンライン」、間接資材の「Mo
notaRo.com」などと新たに提携。また総合市場としては、豊中商工会議所が「e取引大
将」を開設、業種を問わない幅広い電子商取引の支援を開始した。
3.与信・管理サービス
 リスクモンスターが運営する「e-審査部」を利用できる。東京商工リサーチの130
万社の企業情報と総合商社の与信機能から独自の与信情報を提供するほか、利用企業
の体力に合った推せん与信限度額の設定やアドバイスまで行う。
4.情報収集・活用
 ダイヤモンド社が提供する「D-VISIONNET」を活用すれば、有力企業8万社、14万事
業所、役員・管理職33万人の豊富なデータベースから、インターネットを使って必要
な情報を検索・参照できる。
5.e-ラーニング
 会社や自宅のパソコンなどからネットで接続し、いつでもどこでも自分のペースで
学習できるのがこのサービス。ザ・ビジネスモールが提携する「日経ビジネススクー
ル・オンライン講座」なら、講師への質問はメールを利用。テストもある。また同モ
ールの企業情報データベースに登録している大商会員なら受講料が1050円引きになる。
現在17講座を開講しており、随時追加の予定。
6.消費者に情報発信
 企業と消費者を結ぶポータルサイト「b-Smile」(ビー・スマイル)を昨年12月に
開設、企業からの情報掲載を募集している。オンライン・ショップを持つ企業は商品
情報を「びーすまShopNAVI」に登録できるほか、持たない企業でも消費者向けの新商
品やイベントなどの情報を「びーすまTOPIC」「びーすま情報掲示板」に掲載できる。
【問合せ】経営情報センター Tel.6944-6351

お知らせ

◆ソウルで2展示会
 ▼スポーツレジャー展示会 3月21〜24日。11日締切▼国際食品技術展 4月23〜
26日。4月12日締切。◎大韓貿易投資振興公社 Tel.6262-3831
◆PRTR(特定化学物質排出)届出説明会
 3月20日午後2〜4時、大阪国際会議場で。経済産業省・環境省主催。無料。要予
約。◎環境情報科学センター Tel.03-3265-3955
◆受発注サイト「商談上手」
 ネットベンチャーに高率でチャンス提供。利用無料。◎大阪市都市型産業振興セン
ターソフト産業プラザ Tel.6615-1000
◆韓国語教室
 上級=4月8日〜9月30日の月曜日。中級=4月9日〜9月24日の火曜日。初級=
4月10日〜9月25日の水曜日。いずれも午後6時30分〜8時。上級(会話のみ)=4
月13日〜9月28日午後3時〜4時30分。日韓貿易協議会(大商ビル内)で。受講料各
5万円。教材費2000円。定員各15人。◎同協議会 Tel.6942-5518
◆中国語教室
 中級=4月11日〜9月26日の木曜日。初級=4月12日〜9月27日の金曜日。いずれ
も午後6時30分〜8時、アジア貿易協会(大商ビル内)で。受講料各5万円。教材費
2000円。定員各15人。◎同協会 Tel.6944-6150
◆クリーンエネルギーシステムフェア
 電力変換に関する世界最新の技術・製品を展示。ハイブリッド自動車、燃料電池自
動車、風力&太陽光発電、環境対策機器など予定。4月3〜5日午前10時〜午後5時、
大阪国際会議場で。入場無料。電力変換国際会議組織委・同フェア実行委主催。◎同
事務局(谷口委員長) Tel.6954-4231
◆ASP(ネットでの業務システム時間貸し)体感フェア
 3月19日午前10時〜午後4時、マイドームおおさかで。入場随時。無料。体験コー
ナーなどのほか、日本経済新聞社常務・林興治氏の講演も。◎大阪府新産業課 Tel.
6944-6725
◆アントレプレナーキャンプ
 子供の時から起業家精神養成。4月1〜3日、六甲YMCA研修センターで。2万
5000円。◎日本起業家教育協会 Tel.4309-2139
◆民間供給支援型賃貸住宅制度説明会
 都市基盤整備公団が整備した敷地に民間が定期借地権を設定しファミリー向け賃貸
住宅などを建設する制度。3月13日午後1時30分〜2時30分、同公団関西支社で。無
料。◎同支社 Tel.6969-9273
◆PFIセミナー
 PFIとは、公共施設の建設、維持管理、運営を民間の資金、経営・技術能力を活
用して行う新手法のこと。参画を考える民間企業が対象。3月15日午後2時30分〜4
時、岡山商工会議所で。無料。定員240人。申込みはホームページで。◎内閣府民間資
金等活用事業推進室 Tel.03-3581-9681
◆「オランダフロリアード2002」視察会
 10年に1回の国際園芸博覧会視察を中心とするツアー。5月8〜14日。参加費19万
8000円。定員30人。◎国際花と緑の博覧会記念協会 Tel.6915-4516
◆シンガポールの食品産業と自由貿易協定
 3月19日午前10時〜午後12時30分、BPCネットワークセンター(南港ATC)で。
講師は日本総研副主任研究員・今井宏氏ら。無料。定員50人。終了後商談会。◎大阪
ビジネスパートナー都市交流協議会 Tel.6615-5522
◆AOTS受入制度説明会
 途上国の研修生受入を説明。3月19日午後2〜4時、ホテル阪神で。無料。定員100
人。◎海外技術者研修協会 Tel.03-3888-8257
◆けいはんな都市視察会
 3月15日は奈良県内の、20日は京都府内の主要施設を視察。定員各40人(1社2人
まで)。無料(昼食各自負担)。◎関西文化学術研究都市推進機構・柴田 Tel.0774-95
-5105
◆食品販売業の設備・機器導入を支援
 食品流通構造改善促進機構が代わって取得、リースまたは割賦で引き渡します。◎
近畿農政局企画調整部食品課 Tel.075-451-9161(内2231)

大阪をみる
【シティハーフマラソン】
文―高山周子、写真―石川明弘

ITを上手く活かす −6−
【生産・調達のIT革命〜SCMを考える】
三菱総合研究所主任研究員 高橋 衛

電子情報の被害防ぐ 対策を平易に解説
【20日に講座】

 大商は20日、「情報セキュリティ入門講座」を開催する。
 インターネットの普及に伴い、コンピューターウイルスが猛威をふるい、不正アク
セスによる被害が頻発。自社がシステム破壊、データ改ざん、情報漏えいなどのダメ
ージを受けるだけではなく、大事な取引先や顧客へも被害を与え、長年培ってきた信
用まで失ってしまう恐れがある。適切な対策を講じておかなければ、いつ自社が被害
者、さらには加害者になるか分からず、今や情報セキュリティー対策は、知らない、
やっていないではすまされない。
 本講座では、セキュリティーの最新事情や必要性、対策の取り方と必要な技術、セ
キュリティー環境の構築・運用方法など、情報セキュリティー対策の基本についてわ
かりやすく解説する。
 講師は、富士通ラーニングメディアの久保正氏。午前10時〜午後5時、大商で。受
講料は会員3万8000円、一般5万7000円。定員40人。
【問合せ】研修担当 Tel.6944-6422

雇用給付金で人材活用
【セミナー参加者募る】

 大商は19日、「雇用関係給付金制度の賢い活用法」セミナーを開催する。
 経済環境が厳しさを増す中、多くの企業では正社員の新規採用を抑制するとともに、
雇用維持への対応にも苦慮している。これからの激しい企業間競争を勝ち抜くために
は、有能な人材の確保は不可欠で、最少の費用で最大の効果をあげる人材活用策が重
要となる。
 今回のセミナーは、大阪労働局職業安定部雇用保険課の平和則氏と大商嘱託専門指
導員で社会保険労務士の牧村康彦氏を講師に、企業の雇用拡大・維持、さらには社員
教育や再就職支援に対する各種給付金制度についての情報提供と、それら制度を活用
した具体的事例を紹介する。
 時間は午後2〜4時で、場所は大商。参加費は会員3000円、一般5000円。
【問合せ】経済部 Tel.6944-6304

企業人の基本 速習
【入社前ダッシュ研修】

 大商は27・28日に、平成14年度の新入社員を対象にした「入社前スタートダッシュ
研修」を開催する。4月入社前に実施し、1日も早く学生気分を取り払い、円滑に仕
事の第一歩を踏み出せるようにする。
 27日は意識改革コース。社会人としての意識を植え付け、自己管理やチームワーク
の重要性、各自の弱点を確認し、「何をやるべきか」という目的意識を高める。
 28日はビジネスマナーコース。入社後の日常業務ですぐに使えるあいさつや言葉づ
かい、電話・来客応対スキル、訪問時のマナーなどをロールプレイを通じて体得する。
 両日とも午前10時〜午後5時、大商で。講師はザ・アール専属講師の竹上順子氏。
参加費は両コース受講の場合、会員4万円、一般6万円。1コースのみの場合、会員
2万4000円、一般3万6000円。
【問合せ】研修担当 Tel.6944-6421

ニーズ登録22日まで
【サイバーG-BOC】

 世界ビジネス・コンベンション開催協議会(会長=田代和・大商会頭)は、インタ
ーネット上で日本企業と海外企業の出会いの場を提供する「サイバーG-BOC」のビ
ジネス・ニーズの登録を22日まで受付けている。
 サイバーG-BOCには、ビジネス・ニーズの発信や検索、自社専用のデータベース
の作成、検索した企業とのインターネット上での商談、日英間の機械翻訳、ウェブメ
ール、公開掲示板などの機能があり、登録企業はすべてを利用できる。
 登録は同ホームページで。
【問合せ】G-BOC担当 Tel.6944-6404

めざせ認証取得
【ISO14001】

 大商は、中堅・中小企業のISO14001認証取得を支援する「平成14年度環境マネジ
メントシステム(EMS)共同構築セミナー」への参加を4月12日まで募集している。
 同セミナーは、4月から約9カ月でEMSを構築し、年度内の認証取得をめざす。
研修会の合同開催など運営の合理化に努め、前回まで315万円だった受講費用を250万
円に引き下げている(会員1事業所あたり)。
【問合せ】産業振興担当 Tel.6944-6300

訂正
 2月15日号掲載の「企業年金セミナー〜新企業年金などへの移行手続きと留意点を
中心に」の正しい開催時間は、午後1時30分〜3時30分です。

◎大商インフォメーション

 大商セミナー

電話・FAXはおかけ間違いのないようご注意ください。

※ 人材開発部研修担当のセミナー・講習会は、こちらでごらん下さい。
※ 人材開発部検定担当のセミナー・講習会はこちらでごらん下さい。
※ 大商パソコンカレッジなんばエール校は、こちらでごらん下さい。
※ 大商パソコンカレッジ堺筋本町校は、こちらでごらん下さい。

福祉住環境コーディネーター検定試験対策セミナー
▼2級 Aコース:福祉分野     (1)4月27日(2)6月1日
    Bコース:医療・福祉用具分野(1)4月28日(2)6月2日
    Cコース:建築分野     (1)4月29日(2)6月9日
 いずれも午前9時30分〜午後4時30分、大商もしくはマイドームおおさかで。会員
14,500円、一般16,000円、3日間セット45,000円(一般のみ)
▼3級 5月11・12日(2日間)午前9時30分〜午後5時30分、マイドームおおさか
で。会員28,350円、一般31,500円
◎検定担当 Tel.6944-6430

中国ビジネスセミナー「コピー商品問題への対応」
 3月20日午後1時30分〜5時、大商で。「コピー商品による日系企業の被害状況およ
び今後日本政府機関の対応」特許庁総務部国際課地域政策室長・鶴谷裕二氏。弁護士・
日本企業中国担当者による「被害の実例によるケーススタディ」。会員13,000円、一般
18,000円。◎国際部・田中 Tel.6944-6412

商法改正セミナー
 自社株の取得・保有の解禁やストックオプション改善、会社関係書類の電子化など
一連の商法改正の動きを解説。3月13日午後1時30分〜4時30分、大商で。講師は日
比谷パーク法律事務所弁護士の菊地伸氏。会員3,000円、一般5,000円。定員70人。◎
経済部 Tel.6944-6304

M&Aセミナー
 中小企業のM&A(合併、買収、資本提携など)のメリットや留意点を具体例を豊
富に交えて解説。講師は日本M&Aセンター専務の三宅卓氏。3月12日午後1時30分
〜3時50分、大商で。会員3,000円、一般5,000円。定員130人。◎経済部 Tel.6944-
6304

部会ご案内
ご出席の場合のみFAXでご連絡ください。

◆サービス産業
 3月18日午後1時30分〜3時、大商で。「ペイオフに備えた今後の資産運用」アセッ
トマネジメント・ラボラトリー社長・中澤宏紀氏、リベロ常務・團弘志氏。◎会員部・
長谷川 Tel.6944-6297
◆運輸
 3月20日午後2時30分〜5時、大商で。「インターネットを活用した求車求貨システ
ムとGPS(配車管理システム)について」エス・ティー・アイ営業企画室長・岡寛
氏、「GPS・AVM車両動態管理システムについて」近鉄タクシー取締役業務部長・
松野展之氏。参加者による「わが社のIT活用事例」の報告。◎地域振興部・田中 
Tel.6944-6332
情報・通信、紙・印刷、小売、繊維(合同)
 3月20日午後3〜6時、大商で。(1)「IT活用事例紹介」土山印刷専務・土山雅之
氏、ワカバ副社長・渡辺登子氏、ジオン商事執行役員・大野直志氏。「IT関連ビジネ
スの企業PR」。聴講無料。(2)名刺交換会3,000円(2人目以降2,000円)◎産業部・
福田 Tel.6944-6484

支部セミナー

◆経営体質強化セミナー〜経営革新を成功させる市場戦略と実行
 3月11・13・15日午後6時30分〜8時30分、福島此花支部で。講師は浜田経営社長・
浜田武志氏。受講料3,000円。定員20人。◎同支部 Tel.6451-8210
◆助成金活用セミナー
 3月18日午後6〜8時、平野支部で。講師は社会保険労務士の牧村康彦氏。受講無料。
定員20人。◎同支部 Tel.6797-1155

※支部一覧はこちら。






 
 
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