オンライン発給の特徴

⼤阪商⼯会議所では、2021年11月からオンラインでの貿易関係証明の発給申請と決済、受け取りができるようになりました。今後は、お客様のニーズに合わせて、オンラインと窓口の2つのチャネルで、貿易関係証明を発給いたします。オンライン手続きの開始以降に新規登録または登録更新を行う場合は、貿易関係証明発給システムを使った登録手続きが必要です。また、オンライン発給サービスを利用しようとする場合は、同システムを使った登録切替の手続きが必要です。
なお、オンライン発給サービスは、従来の窓口発給とは異なり、対応できない手続きや処理がございますため、ご利用にあたってはご注意下さい。

オンライン発給サービスの全体像

弊所は、日本商工会議所が開発・提供する「貿易関係証明発給システム」を利用し、お客様に貿易関係証明の発給サービスを提供いたします。お客様には窓口と同様、証明料をお支払いいただくことで、弊所のオンライン発給サービスをご利用いただけます。日本商工会議所に同システムの利用料を直接お支払いいただく必要はなく、また直接ご連絡を交わすこともございません。

貿易関係証明発給システムとオンライン発給サービスの関係

ご利用環境

OS
Windows(32/64ビット)
指定ブラウザ
Google Chrome(動作保証は最新版のみ)
ブラウザ設定

【ポップアップ許可設定】
「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「サイトの設定」→「ポップアップブロックとリダイレクト」→「許可」項目に以下サイトを追加します。
https://coo.jcci.or.jp

【オートコンプリート機能の無効化】
「設定」→「住所やその他の情報」→「住所の保存と入力」項目右側のボタンをクリックしてオフにします。

ソフトウェア
Adobe PDFが閲覧/印刷できるソフトウェア

決済方法

現時点では、クレジットカードにのみ対応しており、プリペイドカードや請求書払いはご利用いただけません。クレジットカード決済には、外部の決済代行サービスを利用しています。弊所がクレジットカード情報をお預かりすることはなく、決済ごとに都度、カード番号等を入力する必要があります。
複数の発給申請をまとめて一度で決済でき、決済完了後には、貿易関係証明発給システム上から発給申請ごとのご利用明細をダウンロードしていただけます。

クレジットカード決済

印刷・用紙

認証書類は、必ずA4サイズの「白上質紙」にカラーで印刷して下さい。弊所で販売する緑地の「偽造防止加工用紙」はご利用になれません。詳細は、「原産地証明用紙規格書」を参照。

A4白紙カラー印刷

システム利用可能時間

同システムの稼働時間は8:30-17:30です。ただし、営業時間は窓口と同様、9:00-12:00、13:00-16:30のため、営業時間外に各種の申請をいただいたとしても、審査や認証を完了できるわけではありません。

8:30-17:30

ご利用上の制約

物理的な加工を伴う処理

同システムで作成した認証書類に対して、肉筆署名、パーフォレーター(穿孔)加工、割り印などの物理的な処理はできません。相手国からの要求やL/C要件等で指定されている場合は、引き続き窓口をご利用下さい。

肉筆、パーフォレーター 穿孔 穴あけ、割り印

アタッチシート

原産地証明では、アタッチシートをご利用いただけません。すべての産品を入力いただく必要があり、用紙が複数になる場合は、自動的にto be continued方式で原産地証明が生成されます。
なお、入力にあたっては、Excel等から作成できるTSV形式のファイルによる一括アップロードも可能です。

アタッチシート不可

Invoice証明、Sign証明の各社様式

Invoice証明とSign証明には、同システムの指定フォームに沿って作成する会議所様式のほか、自社のフォーマットで申請する各社様式があります。ただし、本サービスの開始時期は未定です。

発給後の訂正

原産地証明の発給(お客様での印刷)後に記載内容の訂正や変更が必要になった場合でも、訂正印を押印することはできません。内容を訂正・変更したい場合は、再度発給申請を行わなければなりません。

オンライン 訂正印

代行業者登録の必要性

代行業者が同システムを用いて発給申請を行おうとする場合、同システム上で、申請者から代行業者にサブIDを付与するため、代行業者も貿易登録が必要となります。なお、窓口での発給申請業務のみを代行する場合、代行業者の貿易登録は引き続き不要です。

代行業者登録

真正性・完全性の保証

オンライン発給された認証書類は、偽造防止加工用紙を用いないため、その真正性・完全性を確保することを目的に、認証内容を照会できるリファレンスシステムを運用しています。証明書に印字された二次元(QR)コードの読み取りまたは、「Certificate No.」「Access Code.」「Certificate Date.」の入力により、対象の認証書類を確認できます。

リファレンスシステム リファレンスサイト

IDの種類と利用方法

同システムには、それぞれに異なった用途で使う3種類のIDがあります。各IDが持つ機能を十分に理解し、管理・運用して下さい。

管理者ID

管理者

弊所が、申請者または代行業者に対して発行するものです。貿易登録時の連絡担当者のメールアドレスに紐づきます。

発行数
1つの法人または個人事業主に対して1ID
IDの確認方法
貿易登録証(弊所交付)に記載
用途
  • 貿易登録内容の変更申請
  • 貿易登録有効期間到来時の更新申請
  • 署名者登録証の閲覧、出力
  • ユーザーIDとサブIDの閲覧、パスワード変更
主に想定される利用者
申請者または代行業者の貿易登録の管理者

ユーザーID

ユーザー

弊所が、署名者ごとに発行するものです。ユーザーIDには、署名者の署名(サイン)が登録されます。

発行数
1つの法人または個人事業主に対して、原則として15ID
  • 16以上必要となる場合は、理由書の提出が必要です。
IDの確認方法
署名登録証(管理者IDで出力)に記載
用途
  • 貿易関係証明の作成、修正、発給申請
  • 認証を受けた全ての書類の手数料支払い(クレジット決済)と証明書印刷
  • 発給申請履歴の閲覧
  • サブIDの生成・付与・管理
主に想定される利用者
署名者

サブID

サブ

署名者がユーザーIDを用いて、組織内または代行業者の担当者ごとに生成・付与するものです。

サブIDの利用方法

発行数
上限なし
IDの確認方法
生成・付与した署名者への照会
用途
  • 貿易関係証明の作成、修正、発給申請
  • 当該サブIDで認証を受けた書類の手数料支払い(クレジット決済)と証明書印刷
  • 当該サブIDで行った発給申請履歴の閲覧
主に想定される利用者
同一組織内の署名(の作成権限)を持たない担当者、代行業者の担当者