夜の大阪 観光情報 体験レポート

山本能楽堂 日本の伝統芸能の英語公演

3月の土曜日に2回にわたり、山本能楽堂で日本の伝統芸能の英語公演が開催されました。

もし3月に大阪にいて鑑賞が可能なら、この公演にぜひ足を運んでみてください。能楽堂はどれも同じ規格に基づいて建てられていますが、この能楽堂も例外ではありません。背面に松の描かれた木の舞台、低い照明、贅沢に使った檜が、訪れる人の目や心を楽しませます。また、すべての演目が英語で上演されるので、すべて理解することができます。
生粋の日本人であっても、能や狂言、歌舞伎のような昔の言葉や地名、人名を用いて演じられる伝統芸能を見て、内容を理解するのは難しいものです。日本人自身がそのように感じるものなので、日本語を話さないものにとっては全く理解できないものです。数年前のある夏の暑い日に野外で上演された能を観たときは、周りに座っている人とともに、すっかり眠ってしまいました。
これを読んでいる方には、そのような体験はしてほしくないので、私がここで書くことをぜひ覚えておいてください。この公演は楽しいし、日本旅行のハイライトにさえなります。この「上方伝統芸能ナイト」公演では眠くなることはないと保証できます。すべての演目が約15分ずつで、非常に早いペースで進行していくからです。
美しい着物を着た司会者のハルコ・ローズさんが、すべての芸能や演目(落語、講談、能、お座敷遊び、浪曲)を、卓越した技術で、来場者が楽しめるように説明してくれます。

すべての演目のなかで最もドラマティックで、見るべきものは最後の演目である英語浪曲でしょう。
ただし、正面の座布団席(Aエリア)を選ぶと、畳の上に置かれた座布団の上で、ずっと足を曲げて座っておかないといけないので、もし椅子が必要なら、後方の椅子席(Sエリア)を選ぶほうがいいでしょう。

アクセス:山本能楽堂に行くには、地下鉄の谷町四丁目(T23、C18)で降りて、4番出口から北へ向かい、ファミリーマートを過ぎた最初の角で左に曲がります。片道通行の道を反対側に向かって歩きます。2ブロックを過ぎると左手に山本能楽堂が見えます。