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会社情報

株式会社エーエスピー

会社概要:
日本の大切な地域食を食文化として継承しつつ、食材を余すところなく使い切ることを大切にすることを特徴として、農水産物を栄養価が高く、保存性を高める最適な加工をデザインします。

https://www.agrisp.jp/

展示概要

動画で日本の四季によって彩りを大事にしてきたことや乾燥や発酵など保存性を高める食文化から栄養素に着目し、ローカルヘルシーフードを生み出す色々な技術を組み合わせたプラットフォームの取り組みがCO2排出の削減や食料自給率の向上に寄与するシステムになっていることを紹介します。
実物展示では自然な色を楽しみながら、栄養を備蓄できる除菌&パウダー化技術による野菜パウダーを活用した食品、栄養素に着目したローカルヘルシーフードとして、高たんぱくでセラミドが含まれるユネスコ無形文化遺産になった日本酒を作るときに出る酒粕、レジスタントスターチが含まれる秋田のきりたんぽをベースにしたアスリート食、クエン酸などが多く含まれる梅干しをベースにした食品などを紹介します。

展示内容
地域の食文化が現在のニーズにあった機能性のある食品としてリメイクすることで食文化を継承しつつ、今まで未活用だった農産物や加工副産物が見方を変えると価値のある食材になることも知っていただきます。


体験・見どころ
・食品加工技術:天候不順や災害などで食料の安定確保をしていくには栄養の備蓄という点でパウダー化技術や急速冷凍などの併用が必要であることと加工食品には衛生管理上加熱殺菌を行うが、色や風味・栄養素の劣化につながるため、弱酸性次亜塩素酸水や低温加熱と急速冷凍の制御技術が効果を発揮します。
・野菜パウダー:合成着色料を使わずに野菜本来の色を活用したチョコレートやボーロなどのお菓子を展示しています。味や栄養以外の活用の仕方を紹介します。
・きりたんぽ:血糖値スパイク(血糖値の急激な上昇や下降が生じる状態)を抑えるレジスタントスターチを増やす加工方法やお米の品種を活用したものにごま油の搾油時に出る副産物の低脂質高たんぱくのごまを活用したプロテインバーです。
・酒粕:お米を発酵することで生成されるセラミドやペプチドなどが豊富でたんぱく質含有量も高くなり、良質な健康食材であるが、粕漬や粕汁という食習慣が減り、活用されにくくなっています。有効成分を高める発酵方法により新しい価値に期待されています。

めざしたい姿・今後の展望

日本食をベースにした地域の食文化と地産食材の品質の高さに食品加工技術、機能性研究開発、衛生管理技術、輸送距離が短いサプライチェーンなど複数の要素を最適にデザインすることで農水産物を無駄なく活用することで食料自給率を向上と焼却ゼロでCO2排出削減を目指します。
地域の食文化の継承やフードロスに関心の高い学生が増えており、一緒に商品開発にも取り組み、食と農について親近感を得るとともに、生産と消費の関わりや伝統的な食文化について、理解を深めていきます。
再生産価格を維持し、地域循環経済を支えることに貢献していくこの仕組みが、日本だけでなく、世界に浸透させていくことで食料問題と健康増進の解決を目指します。

来場者向け情報・お問い合わせ

お問い合わせ:
https://www.agrisp.jp/contact/