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MDF医工共創アワードJAPAN

~未来の医療をデザインする医工連携の最前線~
  • 無料イベント
  • シンポジウム
大阪商工会議所では、全国を対象とした医療機器開発支援プラットフォーム事業として2003年から実施する「次世代医療システム産業化フォーラム(Medical Device Industry Forum:MDF)」において、医療従事者からの共同開発提案の累計が1,000件に到達することを記念し、医工連携による医療機器開発・事業化に貢献した医師と企業を称える「MDF医工共創アワードJAPAN~未来の医療をデザインする医工連携の最前線~」を開催いたします。

本アワードでは、MDFの医工連携マッチング例会等を通じて事業化・製品化に至った74件の中から、医工連携の取り組みで成果を上げている新規参入型の企業5社をノミネート。当日はノミネート企業の中から、MDF座長陣の審査によって「最優秀賞」、「優秀賞」、「奨励賞」をそれぞれ決定し、表彰するほか、医工連携による医療機器開発に貢献した7名の医師にも「特別賞」を授与します。

また、特別講演として、万博・大阪ヘルスケアパビリオンにも出展し、異業種から医療分野への参入を進めるものづくり企業である株式会社椿本チエインから上席執行役員・新事業開発センター長 丹山 太氏をお招きし、 万博での展示企画をはじめ、医療や災害対策などの社会課題の解決を目指す取り組みと今後の展望についてご講演いただきます。


会の後半では、MDF2025正会員・特別会員限定イベントとして「MDF2025 第1回医工連携マッチング例会」を開催します。特別賞を受賞した医師が、医工連携による新たな製品化に向けた共同開発提案を行うほか、特別講演として国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)推進役 浅野 武夫氏が我が国における医療政策の動向について解説します。プログラム終了後には、登壇者を交えた立食形式の交流会も開催します。中小企業を含めた多様な業種・規模の企業にとって新たなビジネスの機会となりますので、医療機器分野への参入・事業拡大を目指す企業様はぜひご参加ください。


※前半のMDF医工共創アワードJAPANはどなたでもご参加いただけますが、後半のMDF2025 第1回医工連携マッチング例会および交流会への参加はMDF正会員・特別会員のみに限ります。MDF2025へのご入会をご希望・ご検討される方は事務局までご連絡ください。
※MDF入会についてはこちらをご確認ください。


次世代医療システム産業化フォーラム(MDF)とは
■参加企業100社以上、全国の医師、研究者が参加する全国最大規模の「医療機器開発支援プラットフォーム」。
■年間7回の例会で、医師、研究者から40件程度の「医療現場ニーズ」を発表。
■「医療現場ニーズ」に関心のある企業には、発表者との面談の場を用意。
■企業と医療現場との面談にはコーディネーターが同席、マッチングをスムーズに進行。
■製品化までの事業計画、知財戦略、薬事手続なども必要に応じて支援。
■医療機器の販路を持つ企業とのマッチング会も実施。
■交流会で、全国の医師、研究者、医療機器メーカ関係者等と交流が可能。

開催日時

2025年7月28日(月)

開催時間 等

13:30~17:45(予定)

場所

大阪商工会議所 7階 国際会議ホール
x 地図情報はこちら

対象

全対象向け

主催

大阪商工会議所

参加費

無料

表彰医師1

大阪大学大学院 医学系研究科 次世代内視鏡治療学共同研究部門 特任教授
中島 清一 氏
MDFを通じて3件を事業化。山科精器と共同開発した「吸引凝固嘴管」では、血液の吸引と電気凝固の機能を一つの機器に集約させ、新しい止血法を確立し、手術時間の短縮にも貢献。

表彰医師2

虎の門病院 分院消化管センター内科 特任部長 消化器と診断・治療内視鏡クリニック院長
菊池 大輔 氏
MDFを通じて3件を事業化。朝日インテックと「大腸憩室結紮用デバイス」、安井や山科精器と「細径内視鏡で内視鏡治療を行うためのデバイス」の開発を行い実臨床に導入している。現在はENDreamを起業し、現場のニーズに応じた医療機器開発を実践している。

表彰医師3

琉球大学病院 病院長補佐 琉球大学大学院 医学研究科 形成外科学講座 教授
清水 雄介 氏
安井と共同で手術術野を明るくするためのコードレスLED照明付透明筋鈎「koplight」を開発。全国400以上の病院、クリニックに導入し、現在は欧州を中心とした海外展開を進めている。

表彰医師4

東京慈恵会医科大学 内視鏡医学講座 講座担当教授
炭山 和毅 氏
ものづくり企業や外資系メーカー、商社との共同研究コンソーシアムを構築し、「内視鏡手術向け組織牽引デバイス」を開発。「医療現場を企業に開放する」という試みのもと、現在も医師と企業の定期的な勉強会を開催。

表彰医師5

国立循環器病研究センター 循環器病周産期センター長兼産婦人科部長
吉松 淳 氏
カナデビアと共同で世界初の「AIを用いた胎児不整脈診断支援システム」を開発。簡便で再現性の高い診断支援ツールを実現。異業種企業との連携によるマッチングが評価され、「第7回日本オープンイノベーション大賞 厚生労働大臣賞」も受賞。

表彰医師6

大阪公立大学名誉教授、医学研究科 病因診断科学 特任教授
柴田 利彦 氏
オーゼットケーと共同で自由に成形でき、即固定が可能な「心臓弁膜症手術用 術野展開用 開創器」を開発。心臓手術の際に狭い範囲の手術視野を大きく確保することに役立っている。

表彰医師7

国立健康危機管理研究機構 国立国際医療センター 歯科・口腔外科 診療科長
丸岡 豊 氏
安井と共同で「骨に描けるペン」を開発。これまでになかった人体に安全なインクを用いて、正確に細くて消えない線を描くことを実現。

ノミネート企業1

入江工研株式会社
過酷な温度環境下でも伸縮や振動の吸収が可能な金属ベローズ(伸縮管)の高度な加工・真空技術を保有。
保有する真空技術を活かし、大気圧と真空の圧力差を動力源とした無電源の吊るさない点滴を開発。災害現場や野外イベントでの活用が期待される。

ノミネート企業2

株式会社エスケーエレクトロニクス
半導体やディスプレイの製造過程で不可欠となるフォトマスク製造のトップランナー。
子宮頸部の精密検査に使用されるコルポスコープの小型化・デジタル化に成功。小規模な婦人科クリニックの診察室や女性でも扱いやすい医療機器の開発に寄与。

ノミネート企業3

ハリキ精工株式会社
自動車のエアコンやトランスミッション、工業用ファスナーの製造・販売を行う。
手元の操作で先端を動かすことができる経鼻内視鏡下手術用の吸引管を開発。狭くて深い術野の深部で、広範囲に吸引が可能となり、医師の作業効率向上に貢献。

ノミネート企業4

安井株式会社
印刷業として創業し、発砲スチロール事業、射出成形のプラスチック製品の製造・販売を行う。
プラスチック製造技術を活用し、外科手術の際に術野を明るく照らすLED照明付きコードレス透明プラスチック鈎を開発。コードレスかつ照明を搭載している独自性が海外からも高く評価されている。

ノミネート企業5

山科精器株式会社
創業当初はマイクロメーターの製造を主力とし、現在は工作機械や熱交換器、注油器など、船舶や自動車向けに産業機器を展開。
消化管腔内の洗浄・吸引・色素散布ができる内視鏡用処置具を開発。先端から液体を噴射もしくは吸引することにより、効率的な洗浄と粘膜組織に優しい愛護的な吸引が可能に。

プログラム

前半:MDF医工共創アワードJAPAN

開会挨拶
 大阪商工会議所 会頭 鳥井 信吾
キーノート
 大阪商工会議所 副会頭 相良 暁

医師表彰:医工連携による医療機器開発に貢献した医師の表彰(7名)
 中島 清一 氏(大阪大学大学院 医学系研究科 次世代内視鏡治療学共同研究部門 特任教授)
 菊池 大輔 氏(虎の門病院 分院消化管センター内科 特任部長、消化器と診断・治療内視鏡クリニック院長)
 清水 雄介 氏(琉球大学病院 病院長補佐 琉球大学大学院 医学研究科 形成外科学講座 教授)
 炭山 和毅 氏(東京慈恵会医科大学 内視鏡医学講座 講座担当教授)
 吉松 淳  氏(国立循環器病研究センター 循環器病周産期センター長兼産婦人科部長)
 柴田 利彦 氏(大阪公立大学名誉教授、医学研究科 病因診断科学 特任教授)
 丸岡 豊  氏(国立健康危機管理研究機構 国立国際医療センター 歯科・口腔外科 診療科長)

企業表彰:医工連携による医療機器の実用化に貢献した企業のプレゼンと表彰(5社)
 入江工研株式会社(東京都)
 株式会社エスケーエレクトロニクス(京都府)
 ハリキ精工株式会社(大阪府)
 安井株式会社(宮崎県)
 山科精器株式会社(滋賀県)

特別講演
 「機械と人間の調和」(仮題)

  株式会社椿本チエイン 上席執行役員・新事業開発センター長 丹山 太 氏


後半:次世代医療システム産業化フォーラム 第1回医工連携マッチング例会※MDF正会員・特別会員限定

モデレーター
 次世代医療システム産業化フォーラム 座長代表 楠岡 英雄 氏
 (独立行政法人 国立病院機構 名誉理事長)
特別講演
 国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED) 推進役 浅野 武夫 氏
特別賞受賞医師による共同開発提案(5件程度)
※終了後に交流会を開催

次世代医療システム産業化フォーラム(MDF) 第1回医工連携マッチング例会への参加について

前半のMDF医工共創アワードJAPANはどなたでもご参加いただけますが、後半の次世代医療システム産業化フォーラム 第1回医工連携マッチング例会および交流会への参加はMDF正会員・特別会員のみに限ります。
MDF入会についてはこちらをご確認ください。

お申込み方法

7月23日(水)までに下記申込フォームよりお申込みください。
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個人情報の取扱い

ご記入頂いた情報は、大阪商工会議所からの各種連絡・情報提供(Eメールでの事業案内含む)のために利用させていただくのをはじめ、登壇者には参加者名簿として配布いたします。これらについてはお申込者ご本人に同意いただいたものとして取り扱わせていただきます。また、企業・団体において、ご本人に代わってお申込みをされた場合は、ご本人から同意を得た上でお申込みいただいたものといたします。
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お問い合わせ先

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大阪商工会議所 産業部 ライフサイエンス振興担当
TEL:06-6944-6484
E-MAIL:bio@osaka.cci.or.jp