そこで今回は、基調講演として、デロイトトーマツコンサルティング合同会社の越智隆之氏を講師にお招きし、2030年を見据えておさえるべきテックトレンドとイノベーションの可能性をテーマに、AIや情報・通信、半導体等のテクノロジーの最新の動向と、それらを応用したビジネスに関する国内外の事例や今後の見通しなどについて解説します。
自社LLM(Large Language Model:大規模言語モデル)の開発をはじめ、生成AIの専門チームによる事業展開に注力する日本電気株式会社(NEC)や、日本各地におけるスペースポート(宇宙港)の開港等、宇宙ビジネスの拡大に向けたハブとなる活動を展開する一般社団法人Space Port Japanなど、先端産業におけるトップランナーとして現場で活躍する企業を交えたパネルディスカッションも実施します。パネルディスカッションでは、AIや宇宙の他にも、あらゆる産業との掛け合わせにより生まれるイノベーションの可能性とその実現に向けた取り組みのポイントについて議論を交わします。
日本電気株式会社 NEC Generative AI Hub Generative AI チーフナビゲータ
千葉 雄樹 氏
NEC入社直後より中央研究所でウェアラブルセンサを用いたデータ分析技術の研究開発に従事。その後、AIの実問題適用における周辺技術開発を経て、AI技術を活用したソリューション開発およびデータ分析案件を主導。特に自動車製造業、交通・物流業のお客様を中心にデータ分析事業を推進。その後、AIアナリティクス統括部で海外を含むNECの先端研究所技術を軸としたソリューション開発および事業化を担当。2023年より生成系AI技術を通じた事業をリードするNEC Generative AI Hubのリーダを務める。
登壇者
一般社団法人Space Port Japan 共同創業者&理事
片山 俊大 氏
株式会社電通入社後、クリエイティブ、メディア、コンテンツ等、幅広い領域のプロジェクトに従事し、日本政府・地方公共団体のパブリック戦略担当を歴任。日本とUAEの宇宙・資源外交に深く携わったことをきっかけに、宇宙関連事業開発に従事。2018年一般社団法人Space Port Japanを共同創業。著書に膨大かつ複雑な宇宙ビジネスを直観的にまとめた『超速でわかる!宇宙ビジネス』(すばる舎)がある。
登壇者
近畿大学 経営学部 商学科 教授
廣田 章光 氏
1999年、神戸大学大学院を修了後、株式会社アシックスに入社し、スポーツ・健康分野における新規事業開発やアパレル事業部のマーケティング部門設立を行う。
2008年から現職となり、2013年~2014年にはスタンフォード大学Mechanical Engineering CDR(Center of Design Research)に所属し、デザイン思考、スタートアップを研究する。それらの知見を活かし、企業のマーケティングや製品イノベーションの支援等の実践的な活動も行う。