東京工業大学副学長 リベラルアーツ研究教育院教授
上田 紀行 氏
文化人類学者、医学博士。東京工業大学副学長・リベラルアーツ研究教育院教授。1958年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。岡山大学で博士(医学)取得。東京工業大学のリベラルアーツ教育推進の中心人物として、その取り組みと成果が広く注目されている。「癒やし」の観点から、生きる意味を見失った現代社会への提言を続け、日本仏教再生に向けての運動にも取り組む。『生きる意味』(岩波新書2005)は06年大学入試で40大学以上の問題に採用され、最多出題の著作となった。日本経済新聞夕刊「明日への話題」執筆者(22年1月〜6月)。他に『スリランカの悪魔祓い―イメージと癒しのコスモロジー』(徳間書店1990、講談社文庫2010)、『宗教クライシス』(岩波書店1995)『ダライ・ラマとの対話』(NHK出版2007、講談社文庫2010)、『愛する意味』(光文社新書2019)、『立て直す力』(中公新書ラクレ2019)、『とがったリーダーを育てるー東工大リベラルアーツ教育10年の軌跡』(中公新書ラクレ 2021)などの著書がある。