2014年9月9日(火) 白ハト食品工業㈱(守口市)

CIMG9392.JPG「白ハト食品工業の沿革を紹介する永尾社長(右)」  9日に訪問した白ハト食品工業㈱の永尾俊一代表取締役は、「当社は戦後、天王寺区で白ハト印のアイスクリ-ムの製造・販売を始めたのが始まり。冬場の需要を確保すべく1970年代から新たな分野に進出。いもをベースにしたスイートポテトの開発、たこを使った明石焼きの販売などをスタートさせ、「いも、たこ、なんきん」の専門メーカーとして基盤を固めてきた。
 当社で取り扱う食材は不景気の折でも売り上げが安定しているのが強みだ。当社で提供する国産さつまいも商品は、全国4ヵ所の直営農園と協働契約農園で全て栽培。宮崎工場での一次加工、神戸工場での製品化などをへて全国に出荷している。2015年秋には茨城県の行方市で日本最初の体験型農場テーマパーク(資本金3億円)を立ち上げるべく準備中だ。行方市は東京から約1時間半。元々この辺りはさつま芋の産地として有名で、新設する農場内には焼き芋ミュージアムなども併設する予定だ。このプロジェクトでは年間30万人の集客を見込んでおり、現地で働く人材は社内で20人の立候補者を募ったほか、新卒社員も派遣し計150名程度で運営する計画だ。
CIMG9397.JPG「同社5階で紹介されているアイスクリーム製造販売からたこ焼き、スイートポテトなどへの変遷史」 現在の年商120億円のうち、いも事業部の売り上げが40億円のほか、たこ事業部(40億円)も好調だ。USJ前や道頓堀などに出店しているが、ミナミの店舗「道頓堀たこ焼き くくる」には世界中からの観光客が訪れ、売上の半分以上が外国人という日もある。大阪の食文化、とりわけ粉もんへの関心は世界中で強く、お土産用のたこ焼き食品サンプルも人気だ。」と近況を紹介した。
 訪問を終えた佐藤会頭は、「さつま芋一つとっても多くの種類があり、食材のポテンシャルを存分に活かして生産から販売まで一貫して商品化する農業の6次化を目指す経営姿勢に感銘を受けた。さつま芋は自給率100%という数少ない農産品であり、今後のモデルケースとして農業生産法人の「なめかたしろはとファーム」が成功することを期待している。また白ハト食品工業は、上海万博にも出展して大阪の食文化を広く紹介するなど大いに貢献されており、来年のミラノ万博でもぜひご一緒にPRして頂けると有難い。」と感想を述べた。
CIMG9420.JPG「茨城県行方市に建設予定の体験型農場テーマパークについて説明を受ける佐藤会頭(右)」CIMG9438.JPG「自社開発のコンビニ向け大学イモやたこ焼きセットのお土産につき説明を受ける。左が永尾社長」CIMG9444.JPG「1階の看板前で記念撮影。左が永尾社長、右が佐藤会頭」

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2014年9月8日(月) 協同組合関西ファッション連合(中央区)

CIMG9377.JPG「協同組合関西ファッション連合の事務局で森下理事長(左)と懇談する佐藤会頭(右)」  佐藤会頭は、9月8日に協同組合関西ファッション連合の森下富雄理事長(本会議所常議員)を訪ね、活動状況をお聞きした。森下理事長は、「これまで繊維部会では、2006年に中国・杭州で開催された世界レジャー博覧会への出展等を通じて大阪の繊維産業のPRに努めてきた。このほかにもファッション分野の甲子園と呼べるイベントを開催し、日本(10校)や中国、韓国の専門学校にも参加を呼び掛けて若手デザイナー同士の交流の機会などを設けてきた。現在は関西ファッション連合の理事長として、繊維・ファッション議員連盟の立ち上げや、オールジャパンの組織である日本ファッション産業協会との連携強化を進める一方、事務局内に戦略室を設けてメイドインジャパン製品の認定書発行に向けた取り組みや品質向上事業などKanFAブランドに磨きをかけるべく取り組んでいる。また協同組合が間もなく10周年を迎えることから、現在580社のメンバーを700社に増やそうと会員増強運動にも取り組んでいる。日中韓などの政治情勢が厳しい今こそ、民間同士で交流を深めるべきだ。会員企業には海外と接点を持つメンバーも多く、口先だけのグローバル化にならないよう、相手方の文化など徹底して理解し、交流を深めるよう指導している。また繊維業界の若手人材育成のため、主要な大学にファション学科を設置して欲しいと働きかけている。この分野の新興国の台頭は著しいものがあり、かなりの危機感を持って事業に取り組んでいる。」と最近の取り組みを紹介した。懇談を終えた佐藤会頭は、「森下理事長に組織を束ねる力を感じた。会議所の部会活動活性化にも大変前向きな提言を頂き、感謝に堪えない。議員として商工会議所のためにどのような形で役に立てるのか、を日々お考え頂いているからこその見識だ。1月には香港貿易発展局と共同イベントを実施するので、(在阪の繊維関連企業が)中国進出にあたって香港企業とタイアップする道筋も提供していきたい。」と述べた。
CIMG9380.JPG「これまでの取り組みにつき説明を行う森下理事長(左)」 CIMG9386.JPG「KanFAの事務所が入る大繊健保会館ビル前で記念撮影。左が森下理事長、右が佐藤会頭」

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2014年9月6日(土) 関西国際空港空港駅南広場スペース(泉佐野市)

CIMG9352.JPG「 「関空・泉州グルメフェスタ」の出店先のEH酒造を視察する佐藤会頭」  9月6日に佐藤会頭が視察した第1ターミナルと第2タ-ミナルの結節点となる空港駅は、鉄道ホーム上部空間を高度利用する複合構造物で、第1ターミナルビルの2階及びエアロプラザ(複合管理棟)とが連絡コンコースにより結ばれている。
 当日は南広場スペース周辺で開催されていた「関空・泉州グルメフェスタ」などを見学。同イベントは泉州観光プロモーション推進協議会(堺市、岸和田市、泉大津市、貝塚市、泉佐野市、和泉市、高石市、泉南市、阪南市、忠岡町、熊取町、田尻町及び岬町で構成)が、関西国際空港の開港20周年を記念して開催したイベント。
泉州地域と関空が一体となって「~来て観て・食べて・買うて 泉州ならではの魅力を発信~」をテーマに、関空の地元の泉州が誇るグルメブースの出店などが行われた。
CIMG9354.JPG「南広場で本所議員の佐伯・大起水産会長(中央)らと懇談」 当日、西村副会頭とともに会場を視察した佐藤会頭は、本所議員会社の「大起水産」のブースなどを視察し、佐伯社長や当日ブースを訪れていた歌手の中村美津子さんらと懇談を行った。訪問を終えた佐藤会頭は、「関西国際空港の20周年に合わせて様々な催しが行われているのを拝見し、地元の人にとっても愛される存在になってきていることを実感した。その日飛行機に乗らなくても、関空に遊びに行きたいと思わせる仕掛けをこれからも発信していって欲しい。」と述べた。




CIMG9356.JPG「展示コーナーは多くの家族連れで賑わっていた。」CIMG9361.JPG「会場を訪れた中村美津子(右)さんらと懇談する佐藤会頭、西村副会頭」CIMG9363.JPG「佐藤会頭(中央)、西村副会頭(左)が歌手の中村美津子さんと記念撮影」

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2014年8月29日(金) 田辺三菱製薬工場㈱ 小野田工場(山口県山陽小野田市)

①.JPG「小野田工場内で説明を聞く佐藤会頭(右から3人目)」  8月29日、佐藤会頭は山口県山陽小野田市にある田辺三菱製薬工場(本社:大阪市中央区)の小野田工場を訪問、田辺三菱製薬㈱の土屋代表取締役会長や中村製薬本部長(取締役専務執行役員)らもご同行いただき、製薬現場について説明を受けた。
 小野田工場は、医薬品の製造では約90年の実績を持つ国内有数の製薬工場で、新薬の臨床開発段階にある治験原薬と治験薬とともに、既に商業生産品となっている原薬、医薬品製造の最終工程まで一貫生産できる機能を備えている。当日は原薬、製剤、品質管理の工場と建屋を見学し、中村製薬本部長から、「製薬現場にとって患者様に信頼される品質は最重要課題であり、その対策には万全を尽くしている。今後は、技術革新による品質確保はもちろんだが、人から人への技術継承をいかに進めていくかがひとつの大きな課題である」との説明があった。

②.JPG「田辺三菱製薬工場㈱(山口県)を訪問した佐藤会頭(中央)」 佐藤会頭は、「各現場において薬剤の品質を保つための様々な工夫と努力を目の当たりにし、製薬という人の命や健康に影響を与える企業としての自覚が従業員一人一人に浸透していることを実感し、一消費者としても強い安心感を抱いた。また、高齢化が進む我が国において、製薬業界は健康問題はもちろん、経済成長という意味においても重要な役割を果たす業界であり、大商としても技術継承の問題をはじめ、情報交換をさせていただきながら、ライフサイエンス分野の発展に協力していきたい」と述べた。

③.JPG「製剤行程につき詳しく説明を受ける。」

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2014年8月28日(木) 中之島なつまつり2014 (北区)

CIMG9242.JPG「会場内で朝日放送の脇坂社長(左)と懇談する佐藤会頭(右)」  佐藤会頭は、8月28日に大阪国際会議場(1階プラザ)で開催された中之島なつまつり2014に参加した。
 同イベントは今年で2回目。主催者は中之島なつまつり実行委員会で、「まちなかで ゆかたきて ぼんおどり」を合言葉に近隣住民や企業市民の交流の機会を増やそうと企画されたもの。
昨年に引き続き河内家菊水丸さんをゲストに迎えた盆踊りでは、櫓ステージを中心に幾重もの踊りの輪が広がったほか、会場内には中之島周辺のお店や市内各所の人気店によるスペシャルメニューが味わえる屋台も27店舗出店し、多くの来場者が行列を作っていた。


CIMG9249.JPG「豪栄道ゆかりの浴衣に着替えた佐藤会頭と懇談する北新地の芸伎さん」 視察を終えた佐藤会頭は、「今年の会場は解放感もあってより多くの方が楽しめる企画になってきた。これから中之島の名物行事に育てていくには、近隣ホテルに宿泊する外国人観光客などにも参加を呼び掛け、浴衣を貸し出して日本文化を体験してもらう企画など、新たな取り組みを考えていくことが必要だ。こうした地道な取り組みがインバウンドの拡大を実現することに繋がっていく。また都心で盆踊りを行うことで、地元の行政、企業、住民が一体感を持つことができる良いきっかけにもなったのではないか。見事、成功に導いた関係者の皆様のご労苦にお礼と感謝を申し上げたい。」と感想を述べた。
 当日は午後5時から9時までイベントが開催され、主催者発表で約6,800人が会場を訪れた。

CIMG9263.JPG「ツインズコーポレーションの小野社長らと浴衣談義をする佐藤会頭」CIMG9269.JPG「大阪国際会議場1階広場では、櫓ステージの周りで踊る方が大勢みられた。」CIMG9279.JPG「ステージ上で河内家菊水丸さん(右から4人目)に声をかける佐藤会頭(白い浴衣)」

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2014年7月24日(木) 関西大学千里山キャンパス (吹田市)

CIMG9001.JPG「関西大学の楠見晴重学長(右)と協定書を交わした佐藤会頭(日赤大阪府支部長)」   7月24日に関西大学千里山キャンパスを訪問した佐藤会頭は、公職を務める日本赤十字社大阪府支部長として関西大学の楠見晴重学長との間で「防災教育・啓発パートナー協定調印式」に参加し、協定書を締結した。その後、政策創造学部の深井麗雄教授を訪問し、東支部などが商店街活性化策として支援している関目商店街(城東区)でのイベント準備の進捗状況について懇談した。
 関西大学では2010年4月に社会安全学部を立ち上げ、河田恵昭教授などを中心に自然災害や社会災害に備えるために必要とされるあらゆる分野の専門知識を収集。一方、日本赤十字社では災害対応や救護活動などの幅広い分野で多くの有益な知識や技能を蓄積していることから、今回の協定締結により、地域防災の向上に向けて学術的な知見を地域での普及活動に生かすべく共同事業を実施することになったもの。
 締結を終えた佐藤会頭は、「安全で安心して暮らせる社会を実現するため、非常に良い機会となった。今後、相互の連携を深め、地域防災の大阪モデルを全国に広めていってもらいたい。」と感想を述べた。
 また深井麗雄教授との懇談では、関西大学の学部生が関目商店街で企画している地域活性化イベントについて進捗状況をヒアリング。深井教授は、「城東区の関目周辺は新興マンションなど流入人口も増えており、これらの人に商店街に目を向けてもらえるよう商店街の個店の特徴を生かした結婚式を企画し、地域に定着させていきたい。」と述べ、佐藤会頭もぜひイベントを後押ししていきたいと応じた。
 訪問を終えた佐藤会頭は、「関西大学は、楠見学長の水ビジネス支援をはじめ、河田先生、深井先生、経済波及効果予測を算定される宮本先生のご活躍を拝見するにつけ、教育の理念である「学の実化(じつげ)」に根ざした取り組みが定着していることを改めて実感した。」と述べた。
CIMG9003.JPG「協定調印後、記念撮影(前列左から2人目が佐藤会頭)」 CIMG9006.JPG「政策創造学部の深井麗雄教授(左)と訪問して懇談する佐藤会頭(右)」

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2014年7月14日(月) ユニバーサルスタジオ・ジャパン(USJ) (此花区)

IMAG1009.jpg「USJ会場内を視察する佐藤会頭」 7月14日、佐藤会頭は翌日にハリーポッターのオープンを控えたUSJを視察した。
 15日にオープンのハリー・ポッターエリアは総投資額450億円。人気映画を再現したアトラクションは米国フロリダと大阪の2ヵ所だけであり、内外から多くの観光客を呼び込む起爆材となり関西経済の成長を支えるシーズになると期待が高まっている。
 視察を終えた佐藤会頭は、「2001年に開業したUSJは、厳しい時期を乗り越え、ガンベル社長の卓越した経営手腕により新たなステージに向かおうとしている。その出口として再上場という話が出てくるのも良く理解できる。
 大商議員である田中取締役から、USJは装置産業であるが、小売業の意識でビジネスを展開しているとの説明を伺い、顧客視線の様々な工夫が結集した新アトラクションの開業により、さらなる集客に結び付くことは間違いないと確信している。
地元の大阪・関西がUSJの波及効果を効果的に取り込むには、これまで以上にUSJのポテンシャルに鋭敏になり、例えば夢のテーマパークに向かうUSJ周辺エリアの環境整備などにも積極的に取り組むことが大事だ。
またアジアや海外各国への関空エアポートプロモーションもさらに重要になる。」と感想を述べた。

IMAG1026.jpg「正式オープンを翌日に控え、会場内のあちこちでハリーポッターを紹介。」

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