![]() |
![]() |
加速化するグローバリゼーションの下で、製造分野での競争も激しさを増しております。自社独自の技術やノウハウをベースとした独創的な製品・事業でなければ、世界を相手にした大競争には勝ち残れない状況下で、モノづくりをリードする大阪・関西の製造業が「独創と革新性で勝負する」ためには、経営者の未来志向の強烈なリーダーシップと、開発への積極的かつ戦略的な重点投資が不可欠であることは言うまでもありません。 | |
同フォーラムでは、経済産業省の「元気なモノ作り中小企業300社」に選定、あるいは内閣総理大臣表彰の1つである「ものづくり日本大賞」を受賞するなど、独自の高い技術を持つ中小企業のうち、特に先進的な取り組みで成功を収めたモノづくり企業から毎回2名の経営者をお招きし、経営革新、新事業展開、販路開拓、技術開発などの経験談・苦労談をお聞きした後、ご講演者と参加者との質疑応答、私からの総合解説や交流会を通じて、大阪・関西地区のモノづくり企業の経営戦略の構築と技術開発を促進したいと考えております。 また、本フォーラムには「ITベース企業管理」と「製品設計革新」の2つのワーキンググループ(WG)を併設し、ディスカッションを希望するフォーラムメンバーであれば、どちらのWGにも参加でき、モノづくり企業の様々な課題解決に向けて、議論を深めていただけるものと存じます。 経営者をはじめ、モノづくり現場・生産管理・技術開発・製品設計などの責任者の方々に最適のフォーラムと考えます。大手、中堅、中小、いずれの規模の企業の方にも有用なプログラムとなりますので、この機会に是非ご入会いただきますようご案内申し上げます。 |
|
|
時 期: |
平成20年9月上旬開講 10月、12月、2月 計4回開催 |
内 容: | ITを活用した生産管理システムの開発・導入事例の紹介と意見交換など |
メンバー: | 生産管理、生産計画のためのITツールの導入、改良などに興味を有している企業。20社程度。 |
『製品設計革新』ワーキンググループ | |
![]() |
![]() |
日本のモノづくり現場には、企画、開発から販売、廃棄に至る製品ライフサイクルに関わる部門が、開発・設計の段階から参加・協働して、品質の向上や開発期間の劇的な短縮などを達成するという強みがありました。しかし、昨今では、大手企業においても、厳しいコストダウン要求、製品ライフサイクルの短縮化、技術人材不足等々から、効率重視の分業体制が進み、 開発全体を見渡しながら、コストを含めたトータルな技術力強化が図れないというカベに突き当たっています。 | |
そこで、本WGでは、開発以外の部門から有用な情報を得るために、製造コストや生産設備上の制約、ユーザーの要求、保守のしやすさ、廃棄・リサイクルのコストなど、後工程からの情報を開発・設計プロセスへフィードバックし、あるべき設計体制の再構築に取り組む企業等の事例を紹介しながら、独創性を生み出す製品設計のあり方を探っていきます。また、その体制を実現するためのツールとして、各部門の情報を互いに共有できるCAD/CAMやCAEなどの応用手法も紹介します。 | |
開催概要 |
時 期: |
平成20年10月上旬開講 12月、2月、3月 計4回開催 |
内 容: | モノづくり現場の企画設計の実情・課題の紹介および意見交換など |
メンバー: | 市場に受け入れられる製品の設計に悩む大企業の設計担当者およびその悩みを探り、期待に応えようとの意欲を持つ中小企業。また、そうした議論を聞き、自社製品の設計に役立てようとする企業。10社程度。 |
|
<フォーラム・ワーキンググループの開催概要> |
|||||||
開催場所 | 大阪商工会議所会議室 | ||||||
開催時間 | 14:00〜18:00(原則) | ||||||
年 会 費 |
※会費にはフォーラム例会(年間4回開催)後の交流会費用を含みます。 ※年間でフォーラム4回、ワーキンググループ8回の計12回の会合に参加できます。 ※ワーキンググループへの参加、不参加に関わらず同一料金です。 |
||||||
申込方法 | 入会申込書に必要事項をご記入の上、FAXにて下記の事務局までお申し込みください。入会申込書の受領後、「請求書」をお送りいたします。 |
||||||
※ご記入頂いた情報は、大阪商工会議所からの各種連絡・情報提供のために利用するのをはじめ、講師に参加者名簿として提供します。 ※大商の個人情報保護基本方針及び個人情報の取得・利用・提供に関するお知らせ |
|||||||
| |||||||
お問合せ先 | 大阪商工会議所 経済産業部 産業・技術振興担当(楠本、石川) 電話 06−6944−6300 FAX 06−6944−6249 |
『モノづくり企業革新化フォーラム』で事例発表する企業のプロフィール |
タイヨー電機株式会社 |
資本金:3,000万円 設立または創業:1986年 従業員:33名 業務内容:半導体製造装置、電子機器、光関連制御装置、FA制御装置、各種ソフト 所在地:大阪府大阪市 自動制御装置を主力に、印刷機制御装置を開発するなど、メカトロニクス技術を駆使したモノづくりを得意とする。大手メーカーの下請け型の仕事が主力であったが、「脱・下請け」「独自製品開発」の旗印のもと経営革新に踏み切り、2004年には、各種シート素材、金属・樹脂・ガラスなど多様な素材のミクロンオーダーの微細な欠陥を高速で検出するレーザーを使った欠陥検査装置の開発に取り組む。同装置は、2006年の中小企業優秀新技術・新製品賞(りそな中小企業振興財団・日刊工業新聞社共催)で優秀賞を受賞。 |
サンユレック株式会社 |
資本金:7,500万円 設立または創業:1963年 従業員:143名 業務内容:電気絶縁材料・接着剤・塗料(製造・販売) 所在地:大阪府高槻市 半導体封止技術を手がけ、さらに独自開発の真空印刷封止技術と白色LED用の透明樹脂を用いた表面実装パッケージ技術を開発。同社は、半導体封止材用エポキシ樹脂の生産からスタートし、その後、印刷技術を活用した封止法を開発、さらに真空状態の印刷装置で半導体を封止する技術を確立した。照明用LEDパッケージの開発・量産化を目指し、そのプロジェクトは2007年度の戦略的基盤技術高度化支援事業(経済産業省)の認定を受けている。 |
株式会社スエヒロEPM |
資本金:4,000万円 設立または創業:1953年 従業員:40名 業務内容:製油・食品機械及び設備の製作・プラントエンジニアリング 所在地:三重県四日市市 「中小企業の強みは全社集中できること。ひとつに特化できることだ」と中小企業の優位性をあげる同社は、スクリュープレス搾油機の国内シェア95%という圧倒的強さを誇る。食用搾油機の国産化を目標に、はじめは外国製品のコピーから取り組む中、自社ブランドの必要性を痛感、オリジナル技術によるスクリュープレス搾油機の開発、商品化に到達、今日の圧倒的シェア獲得への道を開く。経済産業省の「元気なモノ作り中小企業300社」に選定される。 |
日プラ株式会社 |
資本金:8,000万円 設立または創業:1969年 従業員:50名 業務内容:メタアクリル重合板・FRP水槽の製造 所在地:香川県木田郡三木町 平成14年11月にオープンした沖縄美ら海水族館に、幅22.5m、高さ8.2m、厚さ60cmの世界最大のアクリルパネルを登場させるなど、水族館の概念を変えたアクリルパネルを製作。世界シェアは50%を超え、約40カ国の水族館で採用されている。このアクリルパネルの製作技術を根底で支えているのが、アクリル板の高度な積層接着技術であり、精度の高い熱成形加工である。品質の劣化を防ぎ安定した透明度を保つ高水準の積層接着技術は、何層にも重ねたアクリル板の接着部分を世界最高水準の強度と透明度に仕上げている。経済産業省の「元気なモノ作り中小企業300社」に選定される。 |
入江工研株式会社 |
資本金:13,600万円 設立または創業:1966年 従業員:200名 業務内容:半導体製造装置用真空ベローズ、プロファイルモニター、真空バルブなど 所在地:東京都千代田区 創業来40年、電車用変圧器から始まり、金属製伸縮管(ベローズ)を中心に、技術オリエンテッドな企業として、堅実に業績を伸ばしている。製品開発は今や半導体、宇宙、原子力とハイテク諸分野にも大きく需要先を広げている。2004年に「差圧キャンセル弁」が日本真空工業会会長賞を、2006年に「大型ゲートバルブ」が中小企業優秀新技術・新製品賞(りそな中小企業振興財団・日刊工業新聞社共催)を相次ぎ受賞。 |
株式会社福井製作所 |
資本金:10,000万円 設立または創業:1936年 従業員:157名 業務内容:パイロット弁付安全弁、ばね安全弁、レリーフ弁、安全弁試験計測設備製造 所在地:大阪府枚方市 1936年に安全弁・水面計を製造する個人企業福井製作所として創業。1956年、他社に先駆けて安全弁のJIS規格への標準化に成功し、納期の短縮、品質の安定化を実現。この標準化により業況拡大、安全弁製造業界のリーディングカンパニーとしての地位を築く。1977年、世界的な規格ASMEスタンプを取得、海外向けに安全弁の供給を開始。EU、ロシア、インド、中国等の製品規格認定も取得し、海外向けビジネスを拡大している。LNG運搬船タンク用パイロット弁付安全弁は世界シェアの95%を占める。2007年、グッドカンパニー大賞((社)中小企業研究センター主催)の優秀企業賞を受賞。 |
株式会社木村鋳造所 |
資本金:8,000万円 設立または創業:1927年 従業員:753名(グループ総数) 業務内容:自動車用のプレス金型鋳物を中心に、工作機械、産業機械などの鋳物の製造 所在地:静岡県清水町 金属を溶かして様々な形状の素形材をつくる鋳造技術を進化させてデジタル化し、鋳物製品づくり自体を大改革して鋳造の技術史に衝撃的な1ページを加えた。同社を有名にした技術はフルモールド鋳造法。一般には形状を決める模型に木型を用いるが、同社は発泡スチロール製模型を使い、模型をガス化させて製品を成形し、手作業だった模型製作を完全デジタル化した点にノウハウがある。鋳物関連工場の代名詞であった3Kイメージを払拭したクリーン工場も実現。経済産業省の「元気なモノ作り中小企業300社」に選定される。 |
株式会社ナガセインテグレックス |
資本金:5,000万円 設立または創業:1950年 従業員:136名 業務内容:産業用工作機械の設計・製造・販売 所在地:岐阜県関市 1950年、部品加工業として創業。世界一の性能・機能を目指して「位置誤差ゼロへの挑戦」という困難な課題に対して「ソフト面の対策」ではなく、「ハード面での対策」で挑戦。「位置精度を乱すハード要素を限りなくゼロにする」ということにこだわり、不可避の現象のみソフト面で対処するという方針を貫いている。その結果生み出された要素技術の一つが「多面拘束非接触油静圧案内方式」で、これにより摩擦と隙間とたわみを限りなくゼロに近づけることに成功、当社の超精密加工機の各軸に採用され、自動車、半導体、携帯電話、光学ほか幅広い分野で使用されており、マザーマシーンとしての評価も高い。2005年、地域新生コンソーシアム研究開発事業に参加し超精密大型回転テーブルを開発。2007年、グッドカンパニー大賞((社)中小企業研究センター主催)の優秀企業賞を受賞。 |
大阪商工会議所が主催するセミナー・イベント情報を定期的に配信する「大商メールステーション」(無料)もご活用下さい。 |
2008.5.23更新 Copyright(C) 1996-2008 大阪商工会議所 |
大阪商工会議所のトップページへ |