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「英国に学ぶ医療機器ビジネス」セミナー
  医療機器開発をする上で、その製品が完成して市場に出る際の価格はどのように決定していくか等について、御検討されたことがおありでしょうか。
既存品との価格競争は当然考慮すべきですが、保険償還の仕組みを知り、その上で薬事戦略を練って、 価格設定をするといった事業化プランを検討していただく必要がある場合がございます。
英国では、英国市場参入や普及に重要な役割を担う英国医療技術評価機構(NICE)という組織があり、新規性の高い医療機器については、ここで経済的評価をし、優位性の高い製品が普及するよう医療機関へも推薦をするといった仕組みがございます。
  この度、英国貿易投資総省、英国大使館、英国総領事館では、日本の医療機器関連の企業、今後医療機器ビジネスに参入されようという企業の方々に、英国医療技術評価機構(NICE)の役割について、ご説明頂くこととなりました。合わせて英国の医療機器関連の政策の概要もご紹介頂きます。
  大阪商工会議所としましては、この機会に、英国の医療機器の経済的評価の仕組みをお伺いする前に、まず、日本の保険償還の仕組みの概要と、それに対応した事業化の考え方について解説いただくセッションを設け、皆様方に日本の状況についてもご理解いただき、その上で日英比較をして、ご理解を深めていただければと存じております。


募 集 要 項
日   時
2012年12月6日(木) セミナー        13:00〜16:20
                 ネットワーキング    16:20〜18:00
 会  場
ホテルグランヴィア大阪 20 階
セミナー 「名庭」の間
ネットワーキング 「桐」の間
大阪市北区梅田3−1−1  http://www.granvia-osaka.jp/
*逐次通訳つき
*参加費無料
プログラム
12:30 受付開始
13:00 開会の挨拶
サイモン・フィッシャー英国総領事
13:05-13:35 ケヴィン・ウィルソン 英国貿易投資総省ヘルスケア担当スペシャリスト
「英国のヘルスケア政策と 医療機器市場」(仮題)
13:35-14:35 麻坂 美智子 大阪商工会議所 事業化コーディネータ(医療機器分野)
合同会社 コンピーレ 薬事コンサルタント・医学博士
「日本における保険償還を念頭においた薬事戦略に基づくビジネス構築」
14:35-14:45 休憩
14:45-16:05 ミレラ・マーロウ 英国医療技術評価機構 ヘルスケア技術評価センター
医療機器および診断システムプログラム ダイレクター
「医療機器と診断薬をNICEはどう評価するのか」
16:05-16:15 質疑応答
16:15-16:20 閉会の挨拶
大阪商工会議所 経済産業部長 中川正隆
16:25-18:00 ネットワーキングレセプション


講師略歴
Ms Mirella Marlow, Programme Director – Devices and Diagnostic Systems, Centre for Health Technology Evaluation, National Institute for Health and Clinical Excellence (NICE)
ミレラ・マーロウ 英国医療技術評価機構 医療技術評価センター
            医療機器・診断システムプログラム部長
国民医療サービス(NHS)で救急、メンタルヘルスおよび専門医療サービスの委託業務と支払いを担当する管理職を15年勤めた後、英国医療2004年にNICEに入社。入社後は 新しい治療法の安全性や効率を評価する、NICEの国際介入手順プログラムを運営し、これは後にNICEにおける医療機器や診断機器の新たな評価プログラムの計画や開発につながった。
キール大学では医療倫理と法の修士号およびMBAを取得。そこで医療の安全性を改善する治療の費用対効果を計るという倫理性と、医療の分配に関連した訴訟事件などに高い関心をもった。現在は、医療技術の価値を決める際に倫理的考慮を統合するための欧州医療技術評価ネットワーク(EUnetHTA)とも連携をとって働いている。

麻坂 美智子  大阪商工会議所 事業化コーディネータ(医療機器分野)
            合同会社 コンピーレ 薬事コンサルタント・医学博士

千葉大学院薬学研究科において薬学修士、徳島大学医学研究科において医学博士取得後、ブリストル・マイヤーズスクブ(株)バイオラボラトリー事業部に主幹として勤務、浜松医科大学第二内科研究生・核医学検査室立ち上げと指導、その後、日本ロシュ(株)診断薬事業部診断薬開発室室長、バイオラッド・ラボラトリーズ(株)診断薬事業部 事業部次長兼開発部長、ブリストル・マイヤーズスクイブ(株)コンバテック事業部開発部長兼マーケティング部長、スミス・アンド・ネフュー(株)開発本部長、日本メドトロニック(株)薬事統括部長を歴任、承認申請等の薬事関連コンサルタント業務開始、2007年合同会社コンピーレ設立。
診断薬の高効率化や診断薬製造業の立ち上げ等を手がけるなどの実績があるほか、創傷被覆材の業界組織の立ち上げを行い、責任者に就任し診療報酬価格の維持のために厚生労働省との折衝にあたる。新規マーケットセグメントの開拓に成功。1996年から2002年にかけて、AMDD(米国医療機器IVD工業会)の一員として診療報酬改定について行政と折衝にあたる。2000年から2004年までGHTF SG1の一員として医療機器規制の国際整合活動に行政担当者と共同に参加。1998年から2005年まで薬事法改正に当たり業界代表の一員として活動。

■申込方法
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■問合せ先 大阪商工会議所 経済産業部 ライフサイエンス振興担当 槇山・児嶋
〒540-0029 大阪市中央区本町橋2-8  mdf@osaka.cci.or.jp
TEL:06−6944−6484


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2012.11.13更新

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