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最新版 銀行との上手なつき合い方
  企業の資金調達の環境は、昨年12月の金融円滑化法施行など、国による後押しはあるものの、金融機関の貸出姿勢は依然として慎重であり、厳しい状況が続いています。
  経営者は自社を守るため、円滑な資金繰りを実現する必要があり、そのためには銀行と対等に交渉し、いかに有利な条件で融資を引き出すかがますます重要な課題となっています。
  本講座では、最新の金融機関の動向を踏まえ銀行取引の基礎知識をはじめ、借入交渉時の留意点など金融機関折衝のコツ銀行とのトラブル対処法など、豊富な事例を交え、わかり易く解説します。
  講師は経験豊富な金融コンサルタントの村本観氏。「もっと早く知っておきたかったノウハウが満載」と好評の講座です。

日   時

平成22年9月15日(水) 午前10時〜午後5時

場   所 大阪商工会議所 会議室 (大阪市中央区本町橋2-8)
 ※大阪商工会議所の所在地・地図をご覧ください。
対   象 経営者、経理・財務担当部門の役員・管理職
受 講 料 会員企業 24,000円   特商・一般   36,000円
(1人あたり、テキスト代・昼食代・消費税込)
講   師
金融コンサルタント・評論家   村本  観 (むらもと かん) 氏

昭和23年生まれ。関西学院大学法学部卒業後、神戸銀行(現三井住友銀行)に入行し、支店勤務、個人財務室勤務を経て退職。現在(株)MAITS代表取締役、(財)内外財務研究所理事、高嶋総合研究所主任研究員、有限会社摩耶企画代表。経営相談、資産運用相談、金融相談、教育研修業務、各地における講演活動に従事しつつ金融・不動産・資産運用の研究と執筆活動を行っている。月刊誌『企業実務』に「経営トラブル解決人 村本観の事件簿」を連載中。著書に『銀行と上手くつきあう法』、『社長!銀行の手口と戦い方教えます』、共著で『人員削減&事業縮小の実務と対策』がある。


◆ 講  義  内  容
1.2010年の金融機関の動向
 ・2010年度の金融機関の融資姿勢の変化
 ・2010年度の金融機関の融資回収姿勢の変化
 ・金融機関の規模別顧客対応の差異
 ・金融機関再編の可能性と顧客への影響
 ・金融関連法案(中小企業資金円滑化法案・金融商品取引法・貸金業法改正等)成立の影響
 ・不動産関連融資の可能性

2.銀行取引の基礎知識
 ・銀行文書の基礎知識
 ・銀行の融資体制の変化
 ・銀行の融資判断基準の概要
 ・格付手法の実態
 ・借入方式の基礎知識
 ・金利の基礎知識と実効金利引下げの手法
 ・担保の基礎知識と効率的な担保設定手法
 ・保証の基礎知識と留意点

3.金融機関取引の自己査定
 ・金融機関の考える適正な借入残高水準
 ・金融機関の考える適正な返済期間
 ・金融機関取引における適正な預貸率
 ・非効率取引事例と解消手法
 ・自社の借入手法の検証

4.金融機関取引改善の具体的手法
 ・自社に最適な金融機関の選択基準
 ・金融機関の信用度把握手法
 ・契約締結時の留意点
 ・預金取引専用銀行の重要性
 ・銀行取引数の増大の危険性
 ・借入残高圧縮手法
 ・信用金庫・信用組合取引を行う際の留意点
 ・信用保証協会の活用法
 ・他行肩代わり交渉の進め方

5.金融機関折衝のコツ
 ・金融機関折衝の基本
 ・金融機関の機構改革の実態と自社に対する影響
 ・金融機関折衝時の相手方の選択手法と留意点
 ・借入交渉時の留意点
 ・提出文書作成時の留意点
 ・融資条件変更要求を受けた際の対処法
資金ショート回避のための資金繰手法
 ・資金繰りの基礎知識
 ・支払・回収手法の見直し
 ・短期資金繰りと中長期経営計画の使い分け
 ・小規模企業共済制度の活用
7.金融機関に頼らない資金調達手法と留意点
 ・直接金融と間接金融
 ・直接金融手法(少人数私募債/増資/投資導入/役員借入等)の概要と留意点

8.回避したい金融機関取引
 ・法人ローン
 ・有価証券売買取引
 ・デリバティブ金融商品
 ・個人カードローン等

9.危機的状況時における金融機関取引の注意点
 ・リスケジュール交渉の手法と留意点
 ・債権譲渡が行われた場合の対処法と留意点
 ・担保処分時における競売または任意売却の得失
 ・企業破綻不可避の場合の金融機関交渉の留意点

10.危機的状況時における事業再生手法
 ・分社手法の法的判断と留意点
 ・事業譲渡の法的判断と留意点
 ・適切な事業再生取組の時期ならびに体制

11.銀行取引トラブル事例と対処法
 ・代表的な銀行取引トラブル事例と対処法
 ・銀行取引トラブルに備える日常管理手法
 ・監督官庁等への相談の行い方

12.質疑応答
 ・講義中の随時質疑
 ・質問用紙による質疑
 ・講義終了後の個別質疑


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(振込手数料は、貴社にてご負担下さい)

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9月8日(水)以降のキャンセルは受講料をお返しいたしかねますので、参加申込の方のご都合が悪い場合は、代理のご参加をお願いします。
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三菱東京UFJ銀行 瓦町支店 (当座) 105251
口座名:大阪商工会議所(オオサカショウコウカイギショ)
お問合せ 大阪商工会議所 人材開発部 研修担当
TEL:06−6944−6421 FAX:06−6944−5188
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2010.8.3更新

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