「日本アセアンビジネス促進プラットフォーム」概要

設置に至った背景

  • 我が国では人口減少・少子高齢化が急速に進み、人手不足が慢性化している中、国際情勢の不確実性は高まりを見せていて、サプライチェーンの強靭化、環境・エネルギー問題、デジタル化対応など、日本が海外と協力して取り組むべき課題は山積しています。
  • 東南アジア(アセアン)は、ユニコーン企業を多数生み出しているイノベーションの宝庫であり、人口増加ならびに経済成長が著しく、若者のエネルギーがみなぎる世界の成長センターとして注目されています。近年では、日本からアセアンへの投資だけではなく、日本への進出も盛んに行われ、両地域のビジネス交流は従来以上に深まりつつあります。
  • 大阪商工会議所及びアセアン各国の経済団体では、日アセアン友好協力50周年(2023年)を機に、両地域の一層のビジネス拡大と経済関係の強化を目指すべく、各国のビジネス環境の変化を踏まえながら、新たな連携の枠組みを構築する運びとなりました。

プラットフォームのスキーム


参画機関
  • <構成機関> シンガポールビジネス連盟(SBF)、タイ商業会議所(TCC)、ベトナム商工会議所(VCCI)、
  • フィリピン商工会議所(PCCI)、インドネシア商工会議所(KADIN)、マレーシア商工会議所(NCCIM)、大阪商工会議所(OCCI)
  • <協力機関> 各国日本商工会議所

活動・運営
  • 参画機関(構成機関・協力機関)からの提案に基づき、2団体以上が参加することで日アセアン間のビジネス創出を促進する。
    (販路拡大・スタートアップ・グリーン)
  • 連携の方向性等を協議する代表者会議のほか、円滑な運営や互いのニーズのすり合わせ、活動レビューなどを行う運営会議を設ける。

プラットフォームの特長

  • 具体的かつビジネスに直結する事業を通じて、日アセアンのスタートアップ・中小企業を中心とした各国企業同士の連携を後押しいたします。さらに、アセアン各国の日本商工会議所の協力も得ながら、手厚い支援が受けられる仕組みを構築していきます。
  • 従前のような二国間連携とは違い、各国機関と連携しながら、多国間かつ双方向の販路拡大・パートナー探し・海外進出をサポートいたします。
    プラットフォームの支援イメージ(一例)

日本アセアンビジネス促進
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代表者会議の概要
(プラットフォーム設置)

  • 大阪商工会議所は、アセアンの中でも日本企業が多く進出するシンガポール・タイ・ベトナムの商工会議所・経済団体と日アセアン間の経済交流促進に向けた代表者会議(*)を2023年4月11日にオンラインで開催しました。

    (*)「代表者会議」の参加者(敬称略、役職名は当時のもの)

    • シンガポールビジネス連盟会長 Mr. Lim Ming Yan
    • タイ商業会議所会頭 Mr. Sanan Angubolkul
    • ベトナム商工会議所会頭 Mr. Phạm Tấn Công
    • 大阪商工会議所会頭 鳥井 信吾
    • シンガポール日本商工会議所 会頭 馬場 孝一郎 氏
    • バンコク日本人商工会議所会頭 加藤 丈雄 氏
    • ホーチミン日本商工会議所会頭 水嶋 恒三 氏
  • 当日は、大阪商工会議所の鳥井会頭から各国商工会議所等との連携の枠組みとして「日本アセアンビジネス促進プラットフォーム」の設置を提案したところ、全参加者の同意を得て正式に立ち上げることとなり、大阪アセアン4商工会議所等による構成機関が、日アセアンの経済関係深化に向けた共同声明に署名しました。
  • 署名した共同声明を掲示する各国構成機関の会頭・会長

    (*画面左上から右に)大阪商工会議所、シンガポールビジネス連盟、タイ商業会議所、ベトナム商工会議所