プロジェクト・業務紹介Project & Work

Employee's job introduction 3
人材開発部 検定担当松枝 千世
入所日:2008年度
出身大学・学部等:立命館大学 文学部
あなたが担当しているプロジェクト・業務を教えてください。
延べ28万人超が受験申込している「メンタルヘルス・マネジメント検定試験」の運営を担当しています。大阪商工会議所が企画・開発した検定試験の一つで、働く人たちのメンタルヘルス不調を未然に防ぐ知識の習得を目的とした検定試験です。仕事は、検定試験の運営に関わる全てに携わっています。
・検定試験の広報戦略
まだまだ認知度が低いため、書店などに置いてもらうポスターや受験要項の作成、新聞や電車に出す広告について広告代理店の方と相談しながら制作します。
・試験問題の編集
専門の先生方に作問の依頼から、作成いただいた問題内容の確認作業、受験人数分の問題用紙や解答用紙の印刷発注まで行います。
・試験会場の設営
試験当日に受験者さんを円滑に誘導できるよう下見を行い、誘導看板を制作します。
・当日運営
各試験教室で試験委員さんが黒板に書く内容から話す文言、受験者さんからよく問合せがくる内容についての質疑応答マニュアルまで作成します。
などなど、多岐にわたる業務をチーム一丸となって取り組んでいます。

今の仕事の面白さ・やりがいはなんですか。
メンタルヘルスに関する知識をあらゆる角度から学べる点です。
その分野では第一人者といわれる著名な先生方にお会いして、お話を聴けるので、大変勉強になります。メンタルヘルスに関する知識は、今や現代の働く人にとって、必要不可欠なものとなっています。法律や医療といった難しいテーマから睡眠や食生活と身近なテーマについても学べるので、実生活においても役立ちます。そして何より、検定試験を通して、必要な知識を身につけることができて良かったという声を受験者様からいただくことはとても励みになります。2016年に、「お役立ち試験ランキング」でメンタルヘルス・マネジメント検定試験が3位に選ばれたときも嬉しかったです。。

逆に、難しいところ・気を遣う点はなんでしょうか。
ミスゼロで運営することです。
皆さんも今までに何かの試験を受けたことがあると思います。そのとき、受験票が届き、試験会場へ行き、時間通りに問題用紙が配られて受験することが「当たり前」と感じると思います。その「当たり前」を完璧に運営する、ミスのないように緻密に準備をすることに気を遣います。その分、試験当日に無事、運営を終えたときは安堵感と達成感に包まれます。

これからどんなことに挑戦していきたいですか。
先日、結婚をしました。大商のママさん職員は、産休・育休制度や短時間勤務制度を活用して、皆さん復帰し活躍されています。そうやって管理職になられた方もたくさんいらっしゃるので、私も、いつかママになっても、仕事と家庭を両立して働けるよう、さらに仕事の効率化を意識して取り組んでいきたいです。
年間を通した仕事のフローと、ある一日のスケジュールを教えてください。
- 4月~6月
検定試験の作問準備期間。
4月は、法律や条令などを確認し、検定テキストや問題に関連する変更箇所がないか確認する。5月になると、今年度の検定試験の作問方針について委員会で決定し、問題の作成を依頼するなどいよいよ本格的に始動。 - 7月~9月
検定試験の申込を前にPR活動。
7月は、検定試験のPRを兼ねたフォーラムを東京で開催。受験対策講座も大阪と東京で開催。広告代理店の方と新聞や電車に出す広告について打合せ。より効果的な広告デザインに試行錯誤。 - 10月~12月
11月の検定試験に向けて、10月は試験問題の校正作業。
細心の注意を払って、誤字脱字がないか確認。11月は日本全国15都市の商工会議所と連携をはかって検定試験の運営。試験が終わると、採点をして、12月に成績票の発送。 - 1月~3月
次年度の検定試験の準備開始。
次年度の検定試験の日程調整から広報物の制作まで多岐にわたる。受験要項やポスターは、日本全国の書店に置いてもらえる貴重な広報ツール。目にとまるデザイン、分かりやすい内容、を念頭に準備を進める。
ある一日のスケジュール
起床。洗濯や朝ごはんの支度をして夫と朝食。
家を出る。電車の中で今日の一日のスケジュールを確認。
オフィス到着。まずは、メールチェック。
広告代理店の方と来月新聞に出す広告について打合せ。少しでもメンタルヘルス・マネジメント検定試験の認知度が高まるよう、レイアウトの調整を行う。
仲の良い先輩と近くのレストランでランチ。大商近くには、美味しい飲食店がたくさんあるので、その日の気分にあわせてお店選び。
作問の校正作業。右手に赤ペン、左手にコーヒーを持って、誤字脱字や表記に誤りがないか、細心の注意をはらって確認。
再来月に講演会に登壇いただく講師のオフィスへ上司と訪問。講演の内容について打合せ。
来月の先生との懇親会のレストラン探し。美味しそうなプランを見つけたので電話で予約確認。
退社。電車の中でスーパーのチラシを確認し、献立を考える。
晩ご飯。夫とテレビを見たりリラックスタイム。
就寝。