大阪商工会議所 HOME

大商ニュース   2023/11/25号



2025年大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン「展示・出展ゾーン」
展示日程決まる

 大阪ヘルスケアパビリオンの「展示・出展ゾーン」の企画・運営を担う「中小・スタートアップ出展企画推進委員会」(委員長=立野純三・公益財団法人大阪産業局理事長/大阪商工会議所副会頭)は17日、同ゾーンの万博会期中の展示スケジュールを公表した。なお、同ゾーンへの出展企業の公表は、2024年3月末を予定している。
 大商と大阪産業局が大阪ヘルスケアパビリオン「展示・出展ゾーン」の企画・運営のために共同設置している「中小・スタートアップ出展企画推進委員会」は、昨年10月、同ゾーンへの出展をめざす中小企業・スタートアップを支援する事業企画「リボーンチャレンジ」26件を認定した。今年1月以降、リボーンチャレンジの実施主体である14企業・団体は、リボーンチャレンジへの参加を希望する中小企業・スタートアップの募集を順次開始。各リボーンチャレンジに参加する中小企業・スタートアップは、リボーンチャレンジ実施主体からの支援を受けながら、同ゾーンへの出展をめざしている。
 多くの中小企業・スタートアップが出展できるように、万博会期中(26週間)は26のリボーンチャレンジを毎週入れ替える形で運営する予定で、それに伴い出展する中小企業・スタートアップも毎週入れ替わる。なお、同ゾーンへの出展企業の公表は、来年3月を予定。展示スケジュールは「展示・出展ゾーン」ホームページ( https://osaka2025.site/ )に掲載。

【問合せ】万博協力推進室TEL6944・6323


日本商工会議所の正副会頭 万博 会場建設地を視察
 

 小林健日本商工会議所・東京商工会議所会頭、鳥井信吾日本商工会議所副会頭・大阪商工会議所会頭をはじめ、日商副会頭である名古屋、横浜、神戸の各地商工会議所会頭は13日、2025年大阪・関西万博の会場建設地を視察した。
 視察会では、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会からの説明を受けながら、会場建設現場のすぐ近くにある眺望台から、木製リングや大阪ヘルスケアパビリオンの建設状況を見学。その後、行われた博覧会協会の石毛博行事務総長ら博覧会協会幹部との懇談では活発な意見交換が行われた。
 小林会頭は、「今は『小異を捨てて大同につく』、全国でベクトルを合わせて取り組むべき時期。全国515の商工会議所のネットワークを活用し、機運醸成に協力したい」と発言。鳥井会頭は、「万博はコロナ禍以降最大規模のイベント。今日の会場視察を転換期として、『みんなでやろうと決めた万博』を大阪・関西だけでなく日本全体の万博にしていくと思いを新たにした」と語った。

【問合せ】万博協力推進室TEL6944・6323


税制改正を要望 西村委員長が直接働きかけ
 

 大阪商工会議所の西村貞一・税制委員長(サクラクレパスホールディングス社長)は8日、大阪選出国会議員を訪問し、12月にとりまとめられる税制改正大綱に大商の「2024年度税制改正要望」が盛り込まれるよう働きかけを行った。
 訪問先は自由民主党政務調査会内閣第一部会長の太田房江参議院議員、自由民主党副幹事長の松川るい参議院議員、公明党大阪府本部代表の石川博崇参議院議員の3人。
 西村委員長は、法人版事業承継税制(特例措置)の申請期限延長・恒久化や制度の改善、省人化投資やイノベーション促進に資する税制の創設、賃上げ促進税制の拡充を求めたほか、インボイス、電子帳簿保存法改正に伴う対応支援を訴えた。
 これに対し、太田議員は「大阪の活性化に向け、期限切れを迎える地方拠点強化税制の延長・拡充に取り組んでいく」、松川議員は「要望内容は承った。省人化投資の支援は重要」、石川議員は「特に法人版事業承継税制、賃上げ促進税制は大胆に進めなければならない」とそれぞれ応じた。

【問合せ】企画広報室TEL6944・6304


災害食中心に新産業創出へ 12月19日セミナー
 

 大阪商工会議所は、国立健康・栄養研究所(NIBIOHN)、大阪府、うめきた未来イノベーション機構(U―FINO)と合同で、災害食を中心とした災害レジリエントな街・社会づくりを目指すワークショップ「災害食を中心とした新産業創出共創コミュニティ」を立ち上げ、その周知と参加者を募るために12月19日にセミナーを開く。
 NIBIOHNの坪山宜代・国際災害栄養研究室室長による基調講演、多分野のパネリストによるパネル討論により構成。U―FINO主催「イノベーション・ストリームKANSAI7.0」のセッションの一つとして開く。午前10時からグランフロント大阪・コングレコンベンションセンター(大阪市北区)で。参加無料。事前申込制。
 企業が事業の遂行を通じて社会に好影響を与える「レスポンシブルビジネス」や、製品開発の中で日常でも非常時にも役立てるような「フェーズフリー」の考え方などが広がりつつある。南海トラフ地震など大規模災害が想定される中、同コミュニティは分野横断的なオープンイノベーションを進めることで、各社の強みを活かした事業が災害に強い街・社会づくりの実現に寄与することを目指す。

【問合せ】ライフサイエンス振興担当TEL6944・6484


大阪府事業承継・引継ぎ支援センターの支援で事業譲渡が成約
 

 大阪府事業承継・引継ぎ支援センターの支援を受けて、創業50年超の小規模金属加工業、熔工社(河内長野市)が八尾市で金属加工業を営む丸橋憲士氏に譲渡されるにあたり、成約式が10月26日、大阪商工会議所で開かれた。同センターは大商が国から委託を受けて運営し、後継者不在に悩む中小企業の譲渡・譲受のマッチングを支援している。
 「引き継ぎ先を探して数社と面談したが、丸橋氏とのマッチングがベストだ。今まで以上にお客様に愛される会社にしてほしい」と熔工社の井戸幹雄前社長は話す。同社を譲り受けた丸橋氏は、「事業継続が一番のテーマ。井戸前社長や従業員にも教えてもらいながら、熔工社の事業を守っていきたい」と語る。
 両者は政府系金融機関の事業承継マッチング支援を利用して出会った後、同センターに支援を求めて相談に訪れた。同センターでは進め方の助言やトップ面談のアレンジなどを行った。「公的機関が間に入ることで安心して進めることができ、条件などの話し合いも円滑に進んだ」と丸橋氏は話す。
 成約式の後、丸橋氏は熔工社の従業員の前であいさつし、「従業員やお客様あっての会社。自分も従業員が安心して働けるよう努めるので、お客様からの信頼を裏切らないように一緒に頑張ってほしい」と語りかけた。

【問合せ】事業承継・再生支援担当TEL6944・6257


マクロミクロ――ほんにそやそや
 

 NHK連続テレビ小説「ブギウギ」。五代さまブームを巻き起こした「あさが来た」以来8年ぶりに毎日見ては元気をもらっている◆ブギウギ主人公のモデル・笠置シヅ子のファンだった三島由紀夫は、彼女との対談でこんなことを語ったという。「明治以来東京は関西に圧倒的に負けていると思うんですよ。(中略)いつでも東京の歴史は大阪からエネルギーを持ってきている。つまり大阪というところは生活力の都会で、ヴァイタル・フォース(生命源)はあそこからみんな集中してうまれてくるんです」(砂古口早苗『ブギの女王・笠置シヅ子』)◆三島が生きていたら今の大阪はどう見えるか分からないが、先日会った米国出身のフードジャーナリストは、「大阪人はオープンで、レストランで友達ができる。東京とも京都とも全く違う」と、すっかり大阪に魅了されていた◆大阪・関西万博はいのちがテーマだが、人とその生命力が大阪の魅力なのは今も昔も変わらなさそうだ。人は食べたものでできている。空腹を満たすだけの食でなく、笑いとともにある食が大阪の生命力の源なのかも知れない。(NP)



パナソニックとファーウェイ・ジャパン 12月20日、技術ニーズ発表
 

 大阪商工会議所は12月20日、「MoTTo OSAKA オープンイノベーションフォーラム~パナソニック/ファーウェイ・ジャパン~技術ニーズ説明会」を開催する。同フォーラムは、大企業の技術ニーズに対し、中堅・中小企業からの提案を募り、両者の連携による技術開発や製品・事業化を支援するビジネスマッチング事業。
 今回は、パナソニックとファーウェイ・ジャパンの2社が登壇し、それぞれが中堅・中小企業との新たな技術連携に向け、同社製品に関する周辺技術の関連ニーズを発表し、幅広く提案を受け付ける。午後2時30分~5時15分、大商で。参加無料。事前申込制。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


会員の皆様に手帳を進呈

 大阪商工会議所は2024年版「大商手帳」を会員の皆様に進呈します。
 手帳は年間カレンダーやスケジュール欄、横罫メモ、年齢早見表、路線図などで構成されています。
【期間】11月1日~来年1月12日まで在庫がなくなり次第、終了【冊数】1会員3冊まで【方法】会員部会員組織担当と各支部の窓口でお渡し。お受け取りの際は会員証のご提示を。郵送の場合、①会員番号②社名・団体名③担当者氏名④希望冊数を書いた紙と返信用切手(1冊=140円、2冊=215円分、3冊=310円分)を「大阪商工会議所会員組織担当大商手帳係(〒540―0029大阪市中央区本町橋2の8)」までお送りください。

【問合せ】会員組織担当TEL6944・6274


◆個人情報の取り扱い 大阪商工会議所が主催するセミナーなどの参加申込書にご記入いただいた情報は、大商からの各種連絡・情報提供に利用するほか、講師には参加者名簿として提供します。


中小・新興に万博参画の機会 「Series A;セレクション」第2次募集
GXやAI、XRなどが対象

 大阪商工会議所はこのほど、大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン「展示・出展ゾーン」に出展を希望する中小企業・スタートアップを対象に、リボーンチャレンジ「Series A;セレクション~輝く未来社会の創り手ここにあり~」の第2次募集を始めた。
 第2次募集をするのは、「次世代テックフォーラム」「メタバースビジネス創出プラットフォーム」の2つの事業で締め切りは12月28日。
 対象分野は、グリーンテック(GX)、SDGs/ESG、XR(AR、VR、メタバース、デジタルツイン)、AI(人工知能)、MaaS、ライフスタイル(ドローン、自動運転など)で、万博会場の訪問者に、大阪・関西から全国・世界に向けて先進的な技術・サービスを活用した明るい未来社会を提示することをめざす。
 同リボーンチャレンジでは、万博出展に向けた支援だけでなく、準備期間から開催後までの技術力・企業力の向上への支援を継続して行う。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


バルセロナと大阪のシェフ招いて食催事 3300人超が来場
 

 大阪商工会議所は大阪・関西万博に向けて、海外の食・文化を体験するイベント「WORLD FOOD MARKET series SPAIN~Barcelona meets Osaka~」を2~4日、OSAKA FOOD LAB(大阪市北区)で開いた。
 2日に開いたトークショーでは、バルセロナを拠点に活躍するフードジャーナリストのマット・グールディング氏が「大阪のオープンな気風は、その土地ならではの体験を望む外国人に非常に魅力的。万博開催の好機を活かし、大阪独自の『物語』を発信すべき」と語った。3~4日には3,364人が来場し、バルセロナと大阪のシェフらによるメニューを楽しんだ。
 大商の鳥井信吾会頭は4日、視察に訪れ、出店者らと意見交換した。

【問合せ】地域振興担当TEL6944・6323


特別展示 タカラベルモント創業者展 70年万博グッズも
 

 大阪企業家ミュージアムはタカラベルモントの協力を得て、12月5日から特別展示「EXPO’70『タカラ・ビューティリオン』の描いた夢―タカラベルモント創業者・吉川秀信―」を開く。
 明治時代、鋳物工場から身を起こし、良質で安価な理美容椅子を開発した吉川秀信氏は、出展企業のほとんどが大企業グループであった1970年の大阪万博に単独出展し、日本の理美容業界の実力を世界へ発信した。
 「世界はひとつ」という信念のもと、万博にかけた同氏が抱いた夢や企業家精神を、パネルとゆかりの品で紹介する。同時に70年大阪万博をきっかけに広まったモノやテクノロジーの紹介と万博グッズも展示する。会期は来年3月23日まで。

【問合せ】大阪企業家ミュージアムTEL4964・7601


全国から販路求めて637社931人 73社バイヤーに売り込み
 

 大阪商工会議所は16日、「第27回買いまっせ!売れ筋商品発掘市」を大阪市浪速区で開いた。
 同商談会には百貨店、スーパー、通販、生協、専門店など国内大手流通業を中心とした73社のバイヤー約280人が買い手企業としてブース出展し、売り込みに応じた。うちスーパー、専門店など11社のバイヤーが、初めて参加した。
 売り手企業は全国44都道府県から637社931人が参加し、商談総数は4850件に上った。売り手企業からは「初参加でも、アプローチしたかった多くの企業と商談ができた。来年も参加したい」「久しぶりに参加したが、大きな成果が見込める結果となった」など喜ぶ声が相次いだ。買い手企業からも「質が高く、満足できる商談が多かった」「意向を汲んだ提案をもらえた」など前向きな声が寄せられた。

【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6440


御堂筋ランウェイで鳥井会頭が万博PR 大阪・光の饗宴もスタート
 

 御堂筋パーティー実行委員会(大阪府、大阪市、大阪商工会議所などで構成)は3日、大阪のメインストリート御堂筋で、「御堂筋ランウェイ2023」を開催した。
 大阪・関西万博の機運醸成トークセッションに登壇した大商の鳥井信吾会頭は、「大阪・関西万博は、大阪は一つ、関西は一つ、日本は一つであることを世界に示す最高のチャンスだ」と万博への期待を述べた。
 同日夕刻には、大阪・光の饗宴実行委員会(大阪府、大阪市、大商などで構成)主催で大阪の夜を美しく輝かせる「大阪・光の饗宴2023開宴式」が開かれ、御堂筋のイルミネーションが一斉に点灯された。大阪・光の饗宴は来年の1月31日まで実施している。

【問合せ】万博協力推進室TEL6944・6323


クーバス米国総領事 鳥井会頭を表敬訪問
 

 ジェイソン・クーバス駐大阪・神戸米国総領事は13日、大阪商工会議所の鳥井信吾会頭を表敬訪問した。
 クーバス総領事は今年8月に着任。深い歴史・文化や産業が根付く大阪との今後の交流に期待を寄せた。
 鳥井会頭は、大商と歴代米国総領事の協力関係に謝意を伝えるとともに、大阪の文化遺産や商店街などの魅力を紹介した。また、3万の会員をはじめ多様な企業・団体とのつながりを活かした事業の展開を説明し、米国との関係強化に向けてさらなる連携を呼びかけた。


モーラ万博スペイン代表 鳥井会頭と意見交換
 

 大阪・関西万博スペイン代表のホセ・アンドレス・トーレス・モーラ氏らは13日、大阪商工会議所を訪れ、鳥井信吾会頭と意見交換した。
 鳥井会頭は、万博のスペインパビリオンで両国企業の商談などが実施されることに期待を寄せた。


ラトビア経済副大臣ら 廣瀬副会頭を表敬訪問
 

 ラトビアのエドムンズ・ヴァランティス経済省副大臣とラーズマ・リーダカ大阪・関西万博パビリオンディレクターは14日、大阪商工会議所の廣瀬恭子副会頭を表敬訪問した。
 ヴァランティス副大臣は、近年日本から同国への投資も増えており、大阪・関西万博ではさらにビジネス交流を拡大するとともに、同国の文化発信にも期待すると述べた。
 廣瀬副会頭は、東欧の要衝に位置する同国とのビジネス拡大を歓迎するとともに、万博における同国パビリオンへの期待を表明した。

【問合せ】国際部TEL6944・6400


大阪企業家ミュージアム 来館者35万人達成
 

 大阪企業家ミュージアムの開館以来の累計来館者が8日、35万人を突破した。35万人目は、大阪府茨木市にある関西大倉中学校2年生129人の一行。キャリア学習の一環で来館した。見学した生徒は、「卒業生の松下幸之助さん(同校の前身・関西商工学校出身)をはじめ、多くの企業家の歴史と努力の跡に触れることができた」、教員からは「生徒には、今日学んだ企業家精神を活かし、社会に貢献していってほしい」との感想が寄せられた。
 同ミュージアムは、中高大学生から社会人までを対象に団体ガイドを実施している。

【問合せ】大阪企業家ミュージアムTEL4964・7601


大阪発すてきなモノ集結 ハルカスに出展の機会
 

 大阪商工会議所は8~14日、「第8回大阪クリエイトフェア」をあべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)で開いた。
 同フェアは、大阪にゆかりのあるデザイン性の高いリビング製品や服飾雑貨、食品などを扱う中小企業に販売機会を提供することで関連事業者の販路開拓、企業成長を支援するもの。今回は、応募があった54者から選ばれた28者が出展。期間中は多くの来訪者が、作り手の作品に込めた思いを感じながら、買い物を楽しんでいた。
 出展者からは、「お客様から商品に対する感想を直接聞ける貴重な経験となった」「百貨店で初めて出展したが、経験のある出品者から『見せ方』や接客法など多くを学べた」などの声が寄せられた。

【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6493


北陸新幹線の早期全線開業を 立野副会頭、会議で
 

 「関西・北陸交流会」が13日、福井市内で開かれ、行政や経済団体などの関係者約150人が参加した。同会議は西日本旅客鉄道が北陸と関西の交流促進を目的に開催し、今回で10回目。
 大阪商工会議所の立野純三副会頭は、あいさつに立ち、「北陸新幹線の金沢開業後、北陸から東京圏へ進学、就職する若者が増えた。一日も早く北陸新幹線が大阪まで開業し、北陸と関西の絆が強まることを願っている」と述べた。

【問合せ】地域振興担当TEL6944・6323


会頭コメント
 

新たな総合経済対策の閣議決定について
 インフレの高止まりによる消費の低調、また輸出の減少等で、景気の停滞感が強まるなか、価格転嫁が十分進まず収益が悪化する中小企業、また国民生活を守る経済対策が打ち出されたことを歓迎する。
 賃上げ促進税制の減税措置、省人化・省力化投資への支援、価格転嫁対策等、中小企業・小規模事業者が抱える課題を解決する支援策が強化されることを評価する。速やかな執行により、一刻も早く支援策が届けられることを要望する。
 一方、大阪・関西万博の会場整備や内容の充実、また全国的な機運醸成を図るための措置が盛り込まれたことに安堵している。開幕まで500日あまり、国家イベントである万博の成功に向け、我々経済界も最大限努力する。(2日)


常議員会開く
 

 大阪商工会議所は17日、第1回常議員会を開き、①会員加入②顧問の委嘱の承認③参与の委嘱の承認④名誉議員の推薦⑤退任役員・議員への感謝状贈呈⑥大阪企業家ミュージアム 館長の任命――について審議し、了承した。
 また、①副会頭の管掌事項②「2024年度税制改正に関する要望」の建議活動③2025年大阪・関西万博に向けた商店街集客の取り組み④「インド経済視察団」の派遣⑤ものづくり×イノベーション 次世代テックフォーラム&メタバースビジネス創出プラットフォームの進捗状況⑥「いのち輝く未来社会」実現に向けた共創カンファレンス開催報告および今後の事業企画⑦『EXPO2025を駆ける未来のウェルネス ピッチ~大阪ヘルスケアパビリオン出展選考&シティプロモーション~』開催概要⑧G7貿易大臣会合大阪・堺推進協力協議会事業の開催報告および募金結果⑨SMBC日本シリーズ2023第3戦「阪神vsオリックス」パブリックビューイング 開催――について報告した。
 なお、常議員会後の会員数は、法人2万2616、団体989、個人8431の合計3万2036となった。


秋の叙勲受章 おめでとうございます
 

 政府はこのほど、2023年秋の叙勲受章者を発表した。大阪商工会議所の役員・議員・顧問・参与・名誉議員の受章者は次のとおり(敬称略)。
▽旭日大綬章
 尾崎 裕(大阪ガス相談役)
▽旭日双光章
 千田 忠司(大阪市商店会総連盟理事長)
 森下 富雄(協同組合関西ファッション連合相談役)



第35回メンタルヘルス・マネジメント検定 過去最高の20,278人受験
 

 大阪商工会議所は11月5日、働く人たちの心の健康の保持増進を目的とした「メンタルヘルス・マネジメント検定試験」の第35回公開試験を全国15都市で実施した。
 企業、労働者双方の立場から「心の健康」への関心が高まっており、同公開試験の申込者数は、昨年を上回り、公開試験としては過去最高の2万278人を数えた。
 同検定試験は1種=人事労務担当者・経営幹部対象、2種=管理職対象、3種=一般社員対象があり、それぞれの職位・職種に応じて必要なメンタルヘルス対策に関する知識、技術の習得度を測る。
 次回公開試験は来年3月17日、2種・3種を実施。申し込みは来年1月26日から受け付ける。

【問合せ】検定担当TEL6944・6430


会員限定で開催 ビジネス交流会 「びじこね」
 

 大阪商工会議所は12月26日、小規模・会員限定ビジネス交流会「びじこね」を開く。
 各回、異なったテーマを設定。▽午後1時30分開始=従業員5~10人の経営者▽午後4時開始=今後、社長となる予定の後継者、または社長を継いで3年以内の方。
 各回とも①自己PR(約20分)②フリータイム(約40分)。大商で。参加費1000円。定員24人。各回とも1カ月前から受け付けを開始する。事前申込制。

【問合せ】会員組織担当TEL6944・6277


岡山県下有数のスーパーへの販路開拓のチャンス
仁科百貨店 時間予約制の個別商談会 加工食品・日配など希望

 大阪商工会議所は来年1月17日、仁科百貨店の仕入れ担当者を招き、商談会「ザ・ベストバイヤーズ」を開く。
 初参加となる今回は、加工食品や日配、お酒、調味料、乾物、菓子、輸入チーズ、洋生菓子などを希望。物産展商品、こだわり商品(原料・産地指定・製法など)、PBなどの商品開発も歓迎。原則、直取引ではなく、卸を通す形での取引を希望。同社(ドライ・チルド)センター納品が可能であること。PL保険加入、JANコード必須。

バイヤーから一言 仁科百貨店 商品部 加工日配生関 担当部長 片岡勲氏
当社は、明治33年、初代仁科喜惣治が創業したよろずや「浜中屋」が出発点です。創業120年を迎え、現在は倉敷・岡山を中心とする県南地域に26店舗のスーパーマーケットと3店舗の専門店を持つ、岡山県下有数のチェーンストアです。食を通じて、お客様と地域をつなぐのが仁科百貨店の仕事です。

【日 時】来年1月17日(水)10:00~17:00
【場 所】大阪商工会議所
【参加費】会員8,000円、一般16,000円(1社2人まで参加可能)
【定 員】36社【申込期限】12月17日(日)
【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6440


いよいよ万博500日前!
 

 2025年大阪・関西万博の開幕まであと500日となる11月30日には、いよいよ前売り入場チケットの販売が開始されます。開催地として万博を成功させるために、大阪商工会議所は、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会や大阪府・大阪市、他の経済団体と連携して、万博開催の機運を盛り上げる活動や、前売り入場チケットの購入促進に取り組んでいます。会員企業の皆様も、ぜひご協力いただきますよう、お願い申し上げます。
【問合せ】万博協力推進室TEL6944・6323

■前売り入場チケット 11月30日、販売開始
11月30日から販売される大阪・関西万博の前売り入場チケットには、2024年10月6日までの「超早期購入割引」特典が適用されます。また、大商を通してご購入された方のみを対象にした特典もございます。
特典①2割引き
会期中は、1枚7500の大人一日券(会期中いつでも1回入場可能なチケット)が、「超早期購入割引」では2割引きの6000円。中人(満12~17歳)は3500円【会期中は4200円】、小人(満4~11歳)は1500円【会期中は1800円】で、いずれもお得な価格です。
特典②特別抽選付き
人気のパビリオンや催事は事前予約ができますが、1チケットの予約可能枠には制限があります。通常チケットは最大3枠ですが、「超早期購入割引」は「特別抽選」1枠が追加され、最大4枠になります。さらに、「特別抽選」は、他の券種に先駆けて開会6カ月前に実施され、当選者には、朝一番で入場できる予約枠も自動付与されます。
特典③記念チケット
100枚以上を購入いただくと、購入額の3%が購入企業に支払われ(6000円のチケットなら180円)、その金額内で、社名入りの記念チケット(紙素材)が印刷できます。今回の万博は電子チケットが基本で、記念チケットは通常1枚1000円程度ですが、大商を通した購入なら、1枚につきモノクロ100円、カラー150円(税・送料別)です。※100枚未満の購入方法は、2024年1月以降にご案内いたします。
入場チケットの税務上の取り扱いは、用途によって福利厚生費や販売促進費となります。

■機運醸成へのご協力お願い PRツール活用で情報発信を
万博開幕まで500日前の節目を迎えることから、博覧会協会では「くるぞ、万博。」のキャッチコピー・キービジュアルを活用した新たなポスターや動画コンテンツなどを作成し、PR活動への協力を呼びかけています。
キャッチコピー・キービジュアルは、データ(SNS用▽デジタルサイネージ用)▽ポスター▽チラシ▽ステッカー▽卓上POP三角柱のそれぞれの形態で提供します。動画コンテンツは、4種類(5分、2分10秒、30秒、15秒)があり、いずれも無償提供します。
PR活動にご協力いただける企業・団体は、お申し込みをお願いいたします。

■2025年日本国際博覧会協会からのメッセージ 
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)は、来る11月30日に開幕500日前を迎えます。同日には、入場チケットの発売も開始します。チケットは、開幕券、前期券、一日券(超早期割引)、夏パス、通期パスなどのお得な券種をご用意しており、特に一日券(超早期割引)は会期中の価格の2割引となります。また、当万博は来場の平準化に向け、来場日時予約制を導入しておりますが、同券の場合、他の券種よりも早い時期(2024年9月25日~10月6日)からパビリオン・催事事前予約の抽選に参加できる特典もあります。ぜひともご購入をご検討いただければと存じます。
万博への参加メニューの募集も本格的にスタートしました。まず、万博運営に必要な施設・物品、サービスの無償提供・貸与の協賛を募る「会場整備参加・運営参加」は、これまでに5回の募集を行いました。その結果、約350の幅広い様々な業種の企業・団体から参加の申し出を頂戴し、既に60以上の企業・団体の協賛が決定しています。本参加メニューについては、今後も募集を実施する予定です。
「一般参加催事」の募集は9月15日から始まりました。会場内の催事施設において、国内外の企業・団体・行政・NPO・NGO・クリエイター・アーティストなどが多彩な催事を企画・実施する同事業は、主役となる参加者の想いを形にし、ひとりひとりの挑戦が「未来を動かす一歩」になることを目指すものです。年末まで国内外の様々な方々からの応募を受け付けています。
「TEAM EXPOパビリオン」の募集も始まりました。これは、社会課題の解決を目指し、「あ!ちょっと社会が良くなった!」と思える「共創チャレンジ」の活動を同パビリオンで発表・展示する取り組みです。大阪・関西万博が志向する「参加型万博」を実践する場として、会期中に約3000組の共創チャレンジの参加を見込んでいます。
この他にも、万博会場内での飲食施設(レストランやカフェなど)や物販施設(土産店、物産店等)への「営業参加」は、従来の予定を前倒しし、この秋には第1次募集を始めることで準備を進めております。
協会では、万博の全国的な知名度を向上させ、入場チケットの販売促進や各種参加メニューへの応募を増やすべく、引き続き、機運醸成活動に取り組んでまいります。そのため、開幕までに「入場チケット販売開始期」(2023年10~12月)、「開幕半年前期」(2024年9~11月)、「開幕直前・直後期」(2025年3~5月)の3回のPR重点期間を設定し、集中的に機運醸成に取り組みます。
まず、直近の「入場チケット販売開始期」には、新しいポスターやステッカー、デジタルサイネージ、プロモーションムービーなど様々なPRツールの作成を行いました。その際に、幅広い層にアピールするため、「くるぞ、万博。」などの4種類のキャッチコピーを用意し、各種PRツールに展開しています。
今後は、これらのPRツールを最大限に活用し、国や自治体、企業・団体等のご協力のもと、多くの方々に万博に来場いただけるよう、全国的な広報活動の展開に力を注いで参ります。皆さま方におかれましても、様々なPRツールをご活用いただきますとともに、引き続き、万博に対するご理解とご支援を賜りたく、重ねてお願い申し上げます。

■2025年大阪・関西万博開催概要
1.テーマ:「いのち輝く未来社会のデザイン」
2.サブテーマ:
(1)Saving Lives(いのちを救う)
(2)Empowering Lives(いのちに力を与える)
(3)Connecting Lives(いのちをつなぐ)
3.コンセプト:People's Living Lab(未来社会の実験場)
4.開催期間:2025年4月13日(日)~10月13日(月)の184日間
5.開催場所:大阪 夢洲(ゆめしま)


2023.12.19
Copyright(C) 1996-2023大阪商工会議所