大阪商工会議所

大商ニュース   2023/9/25号



税制改正を国に要望 事業承継税制の特例措置恒久化など 全45項目
 

 大阪商工会議所はこのほど、「2024年度税制改正に関する要望」を首相はじめ政府関係機関や与党幹部などへ建議した。同要望は、会員の声などをもとに税制委員会(委員長=西村貞一・サクラクレパスホールディングス社長)が取りまとめたもの。法人版事業承継税制(特例措置)の申請期限の延長、特例措置の恒久化を最重要項目としたほか、省人化に資する設備投資の促進や2025年大阪・関西万博を契機とした経済活性化・社会課題解決促進に向けた税制措置の拡充などを要望。全体は4つの柱で構成され、全45項目を求めた。
 事業承継については、多くの会員の声を踏まえ、今年度末で申請期限を迎える法人版事業承継税制(特例措置)の申請期限の延長、特例措置の恒久化のほか、制度の改善見直しとして手続きのオンライン化などを要望。
 ビジネス変革、イノベーションに向けた重点分野への投資促進として、人手不足が深刻化する中、ホテルや飲食店での受付サービスの自動化など、対面サービス業の省人化投資を支援する措置を求めた。そのほか、「デジタル化を後押しする少額減価償却資産の損金算入特例の拡充・恒久化」や、国内での研究開発拠点の立地を促進する「イノベーションボックス税制の創設」、万博に出展・参画などをする企業が本社機能などを拡充する場合の優遇措置などを要望した。
 ビジネス環境整備として、赤字企業でも利用できるよう賃上げ税制における繰越控除措置の創設を求めた。また、交際費課税特例の拡充、商業地等の固定資産税の負担調整措置の延長のほか、欠損金の繰越控除制度・繰戻還付制度の拡充、印紙税の廃止、納税環境の改善などを要望した。
 大商は今後、同要望の実現に向けて政府関係者・与党に働きかけていく。

【問合せ】企画広報室TEL6944・6304


アセアンとの協力関係強化 鳥井会頭が3カ国歴訪
 

 大阪商工会議所の鳥井信吾会頭は3~6日、シンガポール、タイ・バンコク、ベトナム・ハノイを訪問し、日本アセアンビジネス促進プラットフォーム(AJBプラットフォーム)の構成団体である各国の現地商工会議所・経済団体と意見交換した。そのほか、各地の日本商工会議所の会頭とも面談。AJBプラットフォームの活動に高い評価が寄せられるとともに、積極的な連携について強い期待が示されるなど、今後の事業展開に弾みのつく結果となった。
 また、2025年大阪・関西万博のPRを行ったところ、各国からは万博の開催時にぜひ大阪へ視察団を派遣したい、との声が寄せられた。
 シンガポールではシンガポールビジネス連盟のリム・ミン・ヤン会長、タイ・バンコクではタイ商業会議所のサナン・アングボンクン会頭、パイラット・ブラパチャイシー副会頭、ジラパン・アッサヴァタナクル副会頭、ベトナム・ハノイではベトナム商工会議所のファム・タン・コン会頭と面談。4月のAJBプラットフォーム設立時はオンライン会議であったため、対面では今回が初めての顔合わせとなった。
 今回の訪問には大商の井内摂男専務理事も同行し、各国商工会議所関係者らと交流を図った。

【問合せ】国際部TEL6944・6400


ファッション合同展示会・セミナー 海外展開がテーマ 11月21、22日
 

 大阪商工会議所は11月21、22日、「ファッション・イノベーション展」を、大阪府・関西ファッション連合主催「せんば適塾・ビジネスマッチングフォーラム」と合同開催する。「REBORN JAPAN―海外協業でブランド価値を高める」をテーマに、繊維・ファッション産業の海外展開などを支援する。
 展示会には、企業や海外輸出支援機関など15者が出展し、素材や現地の市場動向などを紹介。
 セミナーでは、伊藤忠ファッションシステムの天野義朗氏と浅沼小優氏が「今、世界に求められる仕組みと押さえておきたいトレンドを先取りする」と題して基調講演する。三恵メリヤス、小泉アパレルが海外市場での取り組みについて事例発表するほか、トークセッションもある。立野矢、フクオカ機業などが、伝統を活かした新たな取り組みについて紹介し、参加企業同士で交流するプレゼン&交流会や、日本貿易振興機構(ジェトロ)による輸出支援セミナーも開く。
 21日午後1~5時、22日午前10時~午後5時、綿業会館(大阪市中央区)で。入場無料。事前申込制。

【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6493


「#大阪ええやん」に2807点応募
インスタ投稿キャンペーン 最優秀賞が決定

 大阪商工会議所は、第2回「#大阪ええやん知らんけどInstagram投稿キャンペーン」を実施し、応募総数2807点の中から最優秀賞2点と優秀賞40点を決定した。
 同キャンペーンは尾崎裕前会頭の顕彰事業。インスタグラムを使用し、「天下の台所」と「ものづくり」の2部門で7月に大阪の魅力発信につながる作品を募集し、今月5日に審査結果を発表した。
 最優秀賞には、子どもが元気にたこ焼きを作る「大阪の日常」を切り取った写真と、大阪のものづくりを支える中小企業の「現場」に焦点を当てた写真の2作品が選ばれた。
 優秀賞には天下の台所部門では、大阪ならではの飲食店が立ち並ぶ街並みや料理・スイーツなど、ものづくり部門では、町工場の火花が散る溶接シーン、明治創業の革鞄店の紹介、手作り作品などが選ばれた。受賞者には大阪を満喫できる豪華賞品を贈呈した。

【問合せ】地域振興担当TEL6944・6323


業務災害補償プランに新特約 無告知・無記名で加入できる医療補償
 

 従業員などの労働災害や、労務トラブルによる賠償責任を補償する大阪商工会議所の会員向け制度「業務災害補償プラン」に、役員・従業員の疾病入院を補償する特約が10月から新たに加わる。特約付保できるのは、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険の業務災害補償プランに加入し、各社指定の売上高以上の場合のみ。
 同特約は、加入時に健康状況の告知や補償対象者の記名が不要(無告知・無記名)。疾病入院した場合、公的保険の自己負担分と入院諸費用などの実額、または入院日数に応じた定額で保険金が支払われる。さらに三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険では、補償対象を特定疾病(8大疾病および精神障害)に限定することで同特約の保険料が約60~70%割安になる。
 同特約を付帯する業務災害補償プランの加入推進に向け、10月13日にセミナーを開く。
【問合せ】共済事業室TEL6944・6352


マクロミクロ――「私の万博」
 

 子ども時代のヒーローというものは鮮明に記憶に残り、忘れ難いものだ。子ども心に「あのとき心から応援した」「絶対に何とかしてくれたあの人」への憧れは大人になっても色あせることはなく、ふとテレビで映った昔の映像をきっかけに、色鮮やかに蘇ることがある◆ヒーローだけではない。子どものころ一生懸命練習した曲、心に残った場所、特別だと教わった料理は、大事な思い出として胸に残り続ける。そして子どもたちにそのような機会を与えるのが大人の役割だと思う◆2025年大阪・関西万博の開催まで600日を切った。9月11日には日本政府が出展するパビリオン「日本館」の起工式が執り行われ、期待もますます高まっている。様々な課題を抱えながらも、大阪・関西万博の開催が刻一刻と近づいていく◆「自分たちの地元で」「自分たちの時代に」開催される人生で初めての万博を訪れる子どもたちにとって、希望が溢れ、その知性や五感が刺激され、様々な国々の人々を初めて見ることができた、「私の万博」にしてあげることが、万博に直接・間接に関わる私たち全ての大人の重要な責任である。(白鷺)


第2回ビジネス講演会
ロゴス 大躍進の軌跡 世の中に無いものを作り出せ!

 アウトドア用品「ロゴス」を展開し、現在、7期連続の増収増益の実績を達成しているロゴスコーポレーション。同社の柴田茂樹社長が経営戦略、倒産寸前の家業立て直しに奔走した苦労体験、ヒット商品の開発秘話、ファミリー層の心をつかむ秘訣などを語る。事前申込制。
【日 時】11月2日(木)14:00~15:30
【会 場】大阪商工会議所
【参加費】無料
【定 員】300人
【問合せ】経営相談室TEL6944・6473


環境に優しい「SDGsカフェ」10月18、19日に初めてオープン
 

 大阪商工会議所は10月18、19日、環境に優しい製品を使用した「SDGsカフェ」を初めてオープンする。
 企業の協力を得て、食べられるチョコストローやカップ、野菜の切り屑からできたお皿など、カフェで提供する食材や使用する什器はSDGsの概念を踏襲したものを活用。来場者にSDGsに対する正しい理解を促すとともに、環境保護に向けたマインドの向上を狙う。マイドームおおさか2階ロビーで開く「カーボンニュートラル・チャレンジフェア2023」と同時開催。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300



◆大商ビル工事について
 大阪商工会議所は、大商ビル内の空調設備更新工事を実施します。それに伴い、地下1階駐車場は10月10日~11月19日、地下1号会議室は9月30日~10月4日、10月17日~11月7日、利用を制限いたします。
【問合せ】管理担当TEL6944・6268

◆個人情報の取り扱い 大阪商工会議所が主催するセミナーなどの参加申込書にご記入いただいた情報は、大商からの各種連絡・情報提供に利用するほか、講師には参加者名簿として提供します。

◆お知らせ
本紙10月10日号の配布は、10月12日以降になります。あらかじめご了承ください。


海外新興とオンラインで商談 欧州・中東編、北米・ラテンアメリカ編
 

 大阪商工会議所は、国際スタートアップイベント「グローバル・イノベーション・フォーラム Osaka(GIF)2023ミートアップ」を完全オンラインで開催する。GIF特設サイトでは今月20日、各出展企業の製品やサービス情報を掲載するオンライン展示を開始、今後開催するイベントを紹介するとともに、参加者のユーザー登録や各プログラムへの申し込みを受け付けている。
 今年度は、ヘルステック、アグリ・フードテック、カーボンニュートラルなど7分野の最先端技術を有するスタートアップを、世界2地域(欧州・中東編、北米・ラテンアメリカ編)に分けて招致する。日本企業との連携に意欲のある海外スタートアップのオンライン展示、ライブピッチ、個別商談を行う。日本企業は、オンライン展示とライブピッチを通じて、出展するスタートアップの技術内容や連携要望を事前に把握し、個別商談に臨むことができる。いずれも通訳、翻訳を完備しており、参加無料。また、ライブピッチと同日に、世界のスタートアップの最新情報を提供する基調講演も行う。
 GIF特設サイトにユーザー登録すると、出展企業の詳細、ライブピッチや基調講演、個別商談会の日程確認のほか、申し込みができる。

■GIF2023 プログラム開催スケジュール
・北米・ラテンアメリカ編 
オンライン展示:9月20日~
講演・ピッチ:11月21日
個別商談:12月7、8日

・欧州・中東編
オンライン展示:9月20日~
講演・ピッチ:10月19日
個別商談:11月8、9日

【問合せ】国際部TEL6944・6400


タイに環境特化型ミッション
ビジネス交流 企業視察 展示会見学

 大阪商工会議所は8月28~30日、「タイ・グリーンミッション」を派遣し、中小・スタートアップ企業の経営幹部ら17人が参加した。
 1日目は、日系企業3社(パルファン、ヒラカワ、FOMM)のタイ現地拠点を訪問。2国間クレジット制度(JCM)の活用事例やタイにおける環境対応の現状などをヒアリングした。
 2日目は、バンコク郊外の東部経済回廊(EEC)内のイノベーション特区「EECi」を見学。同特区内のIoT・スマート農業の実証施設を訪ね、政府主導で取り組む先端産業の研究開発状況を視察した。続いて、日系企業(トーカロ)の現地工場を見学した。
 3日目は、省エネ・水処理・EV(電気自動車)などに関するアセアン最大級の展示会「ASEAN Sustainable Energy Week 2023」を見学し、現地コーディネータの案内で、在阪企業やタイ企業などの出展ブースを巡った。また、タイ企業とのビジネスマッチング会も実施。タイ商業会議所のプラヴィット・プラキットシー副会頭が顧問を務めるミトポングループをはじめ7社の日タイ企業がプレゼンを行い、その後は交流会を開いた。
 今回のミッションを実施した大商の「日本アセアンビジネス促進プラットフォーム」は、セミナー・商談会などを通じて今後もグリーン分野における日本アセアン間のビジネス交流を支援する。

【問合せ】国際部TEL6944・6400


コロナ後 中国視察 5都市めぐり情報把握
 

 大阪商工会議所「中国ビジネスプラットフォーム」は3~9日、中国の実態把握と今後のビジネスを検討するため、中国ビジネス視察団を派遣した。
 中国の都市は、人口や経済レベルなどにより6つの階級に分かれている。今回は上位3区分に入る都市から北京、青島、臨沂、福清、厦門の5都市を訪問した。厦門では大規模国際商談会「中国国際投資貿易博覧会」も視察。北京では最先端技術が集積する産業パークやAI(人工知能)開発などの先端企業を訪ねた。青島では貿易や物流産業の発展を再確認した。また、自由貿易エリアなどがあり成長のポテンシャルを秘めた臨沂や厦門の情報を得られ、今後の中国ビジネスを考えるきっかけになったなどの声が参加者から多数寄せられた。

【問合せ】国際部TEL6944・6400


台湾企業訪日団が来阪 活発に経済交流

 台湾企業訪日団が12日、大阪市を訪れ、台湾とのビジネスに関心のある大阪の企業経営者らと商談交流会を開いた。今回の訪日団は、ものづくり企業が主な会員の台日商務交流協進会と、大手企業の若手経営者が中心メンバーの三三青年会で構成。台湾からは今年4月にも訪日団が来阪した。
 来賓あいさつに立った大阪商工会議所の立野純三副会頭は、「今回の台湾のものづくり企業の来阪は、ものづくりで有名な大阪の企業とのつながりのきっかけとなる」と述べ、台湾企業と日本企業の交流の活発化は、双方の利益につながると期待を示した。
 商談交流会には、双方から合計約60人が参加し、ビジネス交流に熱心に取り組んだ。

【問合せ】国際部TEL6944・6411


これからの医療に向けた 社会課題解決カンファレンス

 大阪商工会議所は10月11日、「『いのち輝く未来社会』実現にむけた共創カンファレンス~『これからの社会が求める医療』をテーマに、社会課題解決への挑戦を」を開く。
 手代木功副会頭のキーノートの後、「救命救急医療」「災害医療」「優しい病院」の3つの課題をテーマとした、現状と未来の課題解決についての話題提供や共同開発提案を通じて、中小企業を含めた多様な業種・規模の企業に新たなビジネスチャンスを提供する。大学や病院、国・自治体のほか、救命救急や災害医療への備えを必要とする集客施設や公共交通機関などにも参加を呼び掛ける。午後1時~5時55分(予定)、大商で。無料。事前申込制。

【問合せ】ライフサイエンス振興担当TEL6944・6484


海外投資ファンド活用した企業の成長力強化セミナー 10月13日

 大阪商工会議所は、大阪府、大阪市とともに10月13日、「海外投資ファンドを活用した企業の成長力強化」をテーマにセミナーを開催する。これは大商の経済政策・法規委員会(委員長=高井嘉津義大阪信用金庫理事長)、中堅・中小企業委員会(委員長=更家悠介サラヤ社長)、企業成長支援委員会(委員長=松本將マツ六社長)、国際ビジネス委員会(委員長=冨田稔丸紅執行役員大阪支社長)が合同で行うもの。
 海外投資ファンドなどのノウハウを活用した海外販路の拡大や経営の高度化に向け、経済産業省の貿易経済協力局投資促進課投資交流企画官が関連事例を紹介。また、海外投資ファンドのLキャタルトンとカーライル・ジャパンが大阪への期待や戦略を講演する。
 午後1時30分~3時、大商で。無料。事前申込制。

【問合せ】企画広報室TEL6944・6304


五代友厚メモリアルウィーク 9月26~30日
 

 大阪企業家ミュージアムは、大阪商工会議所の初代会頭を務めた五代友厚の命日9月25日にちなみ、9月26~30日に「五代友厚メモリアルウィーク」を実施する。
 期間中は毎日先着30人(個人来館者限定)に「五代友厚マーク入りフラットポーチ」を進呈。そのほか、特設コーナーを設置し「北海道開拓使官有物払下げ事件」などに関する史料数点をパネルなどで展示する。

【問合せ】大阪企業家ミュージアムTEL4964・7601


アイルランド、マルタの駐日大使ら 大商を表敬訪問
 

 デミアン・コール駐日アイルランド大使が4日、大阪商工会議所の東和浩副会頭を表敬訪問した。アイルランドは金融やグリーン、ITなどの分野で世界中から投資を集め、スタートアップの育成にも注力している。コール大使は大阪・関西万博を通じ同国の魅力を世界に示すとともに、大阪との協力関係を深めたい意向を示した。東副会頭は国際金融都市を目指す大阪にとって、同国から学ぶべき点は多いと述べ、多様な分野で両国が連携し相乗効果が生まれることに期待を寄せた。
 6日にはアンドレ・スピテリ駐日マルタ大使とマルタ代表団が、大商の廣瀬恭子副会頭を表敬訪問した。マルタは観光資源が豊富で、日本からの語学留学生が増えている他、人工知能(AI)などの先端産業の育成にも取り組んでいる。スピテリ大使は大阪・関西万博を機に同国と大阪の交流を促進していく考えを示した。廣瀬副会頭は万博における同国パビリオンへの期待を述べた。
 また8月29日には、刁衛宏・中国広西チワン族自治区商務庁副庁長ら一行が、大商中国ビジネス委員会の今村健二副委員長(一般財団法人日中経済協会関西本部事務局長)を表敬訪問した。

【問合せ】国際部TEL6944・6400


常議員会開く
 

 大阪商工会議所は15日、第29回常議員会を開き、①会員加入②「2024年度税制改正に関する要望」③「大阪府・大阪市の2024年度予算等への要望」――について審議し、了承した。
 また、①議員の辞任②2023年度1号議員選挙の施行③「SDGs・ESGビジネスプラットフォーム」の活動④「インド経済視察団」の派遣⑤「日本アセアンビジネス促進プラットフォーム」の活動⑥「大阪活力グランプリ2023」の実施⑦「いのち輝く未来社会」実現にむけた共創カンファレンス~『これからの社会が求める医療』をテーマに、社会課題解決への挑戦を~の開催――について報告した。
 なお、常議員会後の会員数は、法人2万2383、団体986、個人8303の合計3万1672となった。


会頭コメント
 

■第2次岸田第2次改造内閣について
 骨格を維持しつつ、多様な人材によるバランスの取れた布陣で、内外で山積する政策課題の迅速な解決に向けて、岸田首相が力強いリーダーシップを発揮されることを期待する。
 エネルギー・原材料高、円安、人手不足等により、中小企業・小規模事業者は依然として厳しい経営環境にあり、将来不安も大きい。われわれが安心して持続的な賃上げ、また成長分野への投資に取り組めるよう、経済対策の早急な実施をお願いしたい。
 岸田首相の「万博成功に向けて、政府の先頭に立って取り組む」という強い決意表明の下、2025年大阪・関西万博を、官民一丸となって取り組むことが重要だ。開幕まで578日と迫る万博の準備をより一層加速させ、中小企業、スタートアップなど多様なプレーヤーが「未来社会のデザイン」に参画できるよう、力強い支援をお願いしたい。(13日)

■阪神タイガースの「アレ」について
阪神タイガースの優勝を心よりお祝い申し上げます。ようやく「アレ」ではなく「優勝」と具体的に、堂々と言える瞬間が訪れ感激しております。
阪神タイガースの優勝は、単なる優勝にとどまらず、コロナを乗り越えた我々地域社会に明るい希望と勇気をもたらし、今後の大阪・関西経済の起爆剤になるものと期待しています。
大阪商工会議所としても、この優勝を地域経済に波及させ、経済にグランドスラム(満塁ホームラン)を生み出す力として活かしていきたいと思います。
さらに、大阪・関西に本拠地を置くチーム同士、オリックス・バファローズとの日本シリーズが実現し、大阪・関西万博に向け、一層盛り上がることを強く願っています。(14日)


7~9月期業況 2期連続プラス「物流2024年問題」中小の対応遅れ

 大阪商工会議所は、関西経済連合会と共同で四半期ごとに実施している「経営・経済動向調査」の結果をこのほど、発表した。足元7~9月期の自社業況BSI値(「上昇」から「下降」の割合を引いた指数)は2期連続プラスであったものの、中小企業はマイナス圏、製造業は減速と、規模・業種で格差がみられた。また、いわゆる「物流2024年問題」については、中小企業の取り組みの遅れが明らかになった。
 足元7~9月期の国内景気BSI値は15・5と、前回調査(27・4)からプラス幅が縮小しながらも、2期連続のプラスとなった。先行きもプラス圏を推移する見込み。
 足元7~9月期の自社業況BSI値は6・5と、前回調査(3・6)からプラス幅が拡大し、2期連続のプラスとなった。規模別では、大企業が17・5とプラス幅を拡大する一方、中小企業はマイナス2・2とマイナス圏を推移している。
 雇用判断の足元のBSI値はマイナス32・5となり、前回調査(マイナス28・1)に続き不足感が拡大している。
 トラックドライバーなどの労働時間規制のため物流の停滞が懸念される、いわゆる「2024年問題」への対応状況について規模別でみると、「取り組みを開始している」と回答した企業は、大企業(34・2%)、中小企業(12・9%)と、大企業に比べ中小企業の取り組みに遅れがみられた。
 調査は8月17~30日、1545社を対象に実施し、324社から回答を得た。

【問合せ】企画広報室TEL6944・6304


関西MaaS推進連絡会議 黒田副会頭が出席
 

 関西MaaS推進連絡会議(近畿運輸局、大阪商工会議所などで構成)は14日、大阪市内で第3回連絡会議を開き、大商からは黒田章裕副会頭が出席した。
 同会議は、関西地方のMaaSの取り組みに関して、交通・観光分野など幅広い業種間での連携を促進し、共同で取り組むことを目的に、2021年12月に設置されたもの。今回の会議には行政、地元経済界、交通関係団体など23機関・団体・社が参加し、各取り組みについて情報共有した。
 黒田副会頭は、「スマートフォンアプリ『KANSAI MaaS』が正式に発表されたことは喜ばしい。広域観光の促進のほか、日常生活の利便性を高めるMaaSを目指し、関西から世界規模のMaaSへと成長してほしい」と期待を寄せた。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


海外パビリオン建設促進へ 相談窓口を開設
 

 大阪府、大阪市、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は8月31日、海外パビリオンの建設促進に向けた建設業界との懇談会を大阪市内で開催し、大阪商工会議所は地元の建設関係団体とともに参加した。
 懇談会では、吉村洋文大阪府知事が「海外パビリオンの建設時期がタイト。地元事業者の皆さまに力をお借りしたい」とあいさつ。その後、櫟真夏・博覧会協会副事務総長が会場の整備状況や、建設の課題・対応などを説明し、地元の建設関係団体や大商から出席した役員と意見交換した。
 なお、博覧会協会では、海外パビリオン建設に関する情報提供と質問対応のための相談窓口を9月1日に開設した。

【問合せ】万博協力推進室TEL6944・6323


札幌・広島と連携 新興企業のマッチング会
 

 大阪商工会議所は、在阪スタートアップの地域の枠を超えた事業展開・販路拡大を支援する「スタートアップ販路拡大支援プログラム『COLUMBUS(コロンブス)』」を実施している。
 10月3日には、札幌商工会議所と連携し、「中堅・中小企業のDX推進」を支援する製品・サービスを保有する大阪・北海道のスタートアップとのマッチング会を都心型オープンイノベーション拠点「Xport」(大阪市北区)で開催する。
 10月11日には広島県と連携し、「製造業のDX推進」を支援する製品・サービスを保有する在阪スタートアップと広島の主に中堅・中小企業とのマッチング会を広島市内で開く。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


万博の水上航路活用 説明会参加者のうち過半数 参画に前向き
 

 大阪商工会議所は、関西経済連合会、関西経済同友会、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会と共同で7月19日に実施した「大阪・関西万博の水上航路に関する説明会」の参加者アンケート結果をこのほど、取りまとめた。
 対象は同説明会の参加者273人で、船舶事業者や旅行会社、自治体担当者など192人から回答を得た。「説明会で提供した情報を活用し、参画などを検討したい」との回答は過半数に上った。このうち水上航路を活用した夢洲ツアー造成への関心者は約6割、夢洲浮桟橋の利用への関心者は約4割だった。夢洲浮桟橋の利用関心者に頻度を尋ねたところ、毎日利用が約2割、週1~2回が約1割だった。
 大商は博覧会協会と連携し、今後も万博会場への水上航路の具体化に向けて検討を進めていく。

【問合せ】万博協力推進室TEL6944・6323


後期入会受け付け 次世代医療システム産業化フォーラム
 

 大阪商工会議所は、産学医・産産連携による医療分野などの課題解決・事業創出を目的とする「次世代医療システム産業化フォーラム2023」に10月から参加できる後期入会会員を募集している。
 同フォーラムの中核事業である「医工連携マッチング例会」では、医療・研究機関と企業とのマッチングを経て、中小企業などの独自技術を活かした事業化を支援しており、後期は全4回の例会を開催する。医療現場におけるニーズ発掘だけでなく、ビジネス戦略・薬事などの個別相談対応や、医療従事者による製品評価の機会提供、販路開拓支援など、異業種企業が参入を目指す上で必要な支援メニューを数多く提供している。
 参加費などの詳細はホームページに掲載。

【問合せ】ライフサイエンス振興担当TEL6944・6484


会議・イベントのCO2見える化 実証実験を支援
 

 大阪商工会議所、大阪府、大阪市で構成する「実証事業推進チーム大阪(以下、「推進チーム」)」は、スタートアップのテックシンカーが大商の会議室で実施する「会議・イベント開催時のCO2排出量見える化実証実験」を支援する。実施期間は、9月から11月まで。
 同実証実験では、テックシンカーが開発した二酸化炭素(CO2)を簡便に算出できるウェブアプリを活用する。大商が主催する会議やイベントで同アプリを使用し、CO2算出に関する課題や問題点の調査、同アプリのUI(ユーザーインターフェイス)・UX(ユーザーエクスペリエンス)改善に向けた検証を行う。
 大商は、同実証実験の場の提供を通じて、会議・イベント開催時に主催者がCO2排出量の算出を行う際の負担軽減を目指すとともに、新たなビジネス創出や会員企業のカーボンニュートラルに向けた取り組み支援を継続して実施する。
 同推進チームを活用した実証実験の実施に関する相談は担当まで。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


大商のがんばる会員さんを紹介します!
 

■可能性を広げる機会と場を!福祉×ITで誰もが生きやすい世の中へ
 SYHAS(天王寺区、山本繁幸代表取締役、https://syhas.co.jp/)は、2022年3月に創業。全国展開している就労移行ITスクールに加盟し、同年10月に天王寺に障がい福祉サービス・就労移行支援事業「就労移行ITスクール【大阪天王寺】」をオープンした。
 一般企業への就職を目指す障がいを持つ方を対象に、ITスキルを提供し、自己理解や職場でのコミュニケーションの取り方、マナーの習得など、就職に必要なトレーニングを行い、生きやすさを自らがつかむためのサポートを行っている。就職後も職場定着支援として利用者と企業の間に入ってサポート。障害者雇用率が引き上げられている中、利用者へのサポートはもちろんのこと、企業へのサポート、相談も行っている。

■食の安定供給を実現する水耕栽培技術の研究とトータルサポート
Heliosz(北区、柏木大道代表取締役、https://www.heliosz-osaka.com/)は、NFT方式の水耕栽培ハウスの設計、液肥販売、栽培コンサルティング、栽培された野菜の販売を行う、水耕栽培のトータルサポート企業である。
「狭い耕作地での生産量を増加させることで人材不足を解消すること」がコンセプト。独自で微生物の研究を重ねて製作している液肥は、生産量増加だけでなく、タンク清掃の手間の削減効果があったと顧客から好評を得ている。
現在も、液肥の改良のために全国から新たな素材を集め日々研究を重ねている。同社が今後目指すのは、「食の安定供給」により「生産者が利益を生む」ための仕組みづくりを追求していくことである。


札幌・広島と連携 新興企業のマッチング会
 

 大阪商工会議所は、在阪スタートアップの地域の枠を超えた事業展開・販路拡大を支援する「スタートアップ販路拡大支援プログラム『COLUMBUS(コロンブス)』」を実施している。
10月3日には、札幌商工会議所と連携し、「中堅・中小企業のDX推進」を支援する製品・サービスを保有する大阪・北海道のスタートアップとのマッチング会を都心型オープンイノベーション拠点「Xport」(大阪市北区)で開催する。
10月11日には広島県と連携し、「製造業のDX推進」を支援する製品・サービスを保有する在阪スタートアップと広島の主に中堅・中小企業とのマッチング会を広島市内で開く。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


活躍する女性リーダーたち<47>
 

関電システムズ 人財部 労務グループ チーフマネジャー
渕上 千夏 さん
誰もが働きやすい職場に

 大阪商工会議所は、活躍する女性リーダーを応援する「ブルーローズ表彰」を2022年度から実施している。当欄では同賞受賞者や、2016~20年度に実施した「大阪サクヤヒメ表彰」受賞者を紹介する。

渕上さんは、1994年に関電情報システム(現・関電システムズ)に入社。当時はまだ結婚、出産を経て仕事を続ける女性が少ない中、自らが先駆者になることを選んだ。悔しい思いをすることもあったが、事務職ながら国家資格の基本情報術者試験に合格するなど自己研鑽に励んだ。
次第に人事・労務のスペシャリストを志すようになり、2013年、希望して人財部労務グループへ異動した。自身の経験から、誰もが働きやすい環境を整備するため、時短勤務制度を育児・介護に加えて、闘病中の社員が使えるように拡充。人財部内では定期的にジョブローテーションを行い、業務の属人化を解消、相互フォローできる体制を整えた。また、テレワーク制度では自宅のほか帰省先でのホームカミング勤務やワーケーションを導入し、柔軟な働き方を実現した。20年人事賃金制度の再構築で功績優秀者表彰社長賞を受賞。21年、管理職となった。
23年ブルーローズ表彰を受賞。「社内の女性活躍は進んだものの、管理職は3人と少数なので、今後、管理職を望む若手社員が増える土壌をつくりたい。マネジメント業務の負担軽減など対策を模索中です」と語る。


社会人向け講座ポータルサイト開設
 

 社会人の学び直し(リカレント教育)が注目される中、大阪商工会議所と大学コンソーシアム大阪はこのほど、大学コンソーシアム大阪に加盟する大学の社会人向け講座情報を集約し、検索可能なポータルサイト(https://www.consortium-osaka.gr.jp/platform/program)を開設した。
 現状では、希望する講座を各大学のウェブサイトから検索する必要があり、手間がかかることがリカレント教育普及のボトルネックの一つとなっている。今回開設するポータルサイトでは、大学名、分野、開催時期、フリーワードなどで検索すると、講座の概要などが一覧表示される。現在、15大学、計85講座を掲載。順次掲載を増やす予定。

【問合せ】研修・採用支援担当TEL6944・6499


公文式創始者 公文公の想い
 

 大阪企業家ミュージアムは10月13日、講演会「公文式創始者 公文公の想い」を開く。
 公文公氏の、わが子への愛情から始まった公文式学習法。誕生から65年の時を経て、現在世界62の国・地域で、多くの子どもたちの「生きる力」を育み続けている。創始者の想いや企業家精神を伝えるエピソード、名言の紹介とともに今後の目指す方向について、公文公教育研究所の紙西英利社長が語る。午後2時~3時30分、同ミュージアムで。無料(同ミュージアムの入館料は必要)。定員40人。事前申込制。

【問合せ】大阪企業家ミュージアムTEL4964・7601


メリックスの岩永会長が講演
 

 大阪企業家ミュージアムは10月19日、企業家研究フォーラム(会長=岡室博之・一橋大学教授)と連携し、講演会「企業家に聞く」(第2回)を開く。
 出産内祝い・育児関連ギフト通販サイトMilpocheを運営するメリックスの岩永弘志会長が「人生と経営と経営哲学」をテーマに講演する。インタビュアーは京都大学経営管理大学院特定講師の伊藤智明氏。午後2時~3時45分、同ミュージアムで。参加費は500円。定員40人。事前申込制。

【問合せ】大阪企業家ミュージアムTEL4964・7601


「大衆市場を創る企業家」紹介
 

 大阪企業家ミュージアムは、企業家活動を研究する学会「企業家研究フォーラム」(会長=岡室博之・一橋大学教授)と連携し、「講座・企業家学」を11月に開く。
 今回のテーマは、豊かな時代の予兆を感じ取ったイノベーターたちに焦点を当てた「大衆市場を創る企業家」。市場発展の歴史と企業家が果たした役割について、エンターテインメント、スーパーなどの業界を取り上げ研究者が解説する。11月4、11、18、25日(毎週土曜日、全4回)午後3時~4時30分、同ミュージアムで。参加費=一括申し込み6400円、各回申し込み2000円。大学生・大学院生は半額。定員30人。事前申込制。

【問合せ】大阪企業家ミュージアムTEL4964・7601


会員、創立記念日の週に入館無料
 

 大阪企業家ミュージアムは大阪商工会議所の会員企業を対象に、各社の創立・創業記念日の週に、社員やOB、家族の入館料が無料となる「創立・創業記念無料ウィーク」を実施している。周年記念事業や社員研修に加え、社員・家族向けイベントなどの福利厚生活動にご活用を。事前申込制。

【問合せ】大阪企業家ミュージアムTEL4964・7601


大手73社バイヤーが集結 売り手側 10月27日まで参加受け付け
 

 大阪商工会議所は、11月16日に大阪府立体育会館(大阪市浪速区)で開く「第27回買いまっせ!売れ筋商品発掘市」の売り手企業の参加を10月27日まで受け付けている。
 商談分野は食品、食材(一次産品含む)、住・生活雑貨、衣料、家具、地域特産品などで、売り込み型の商談会としては日本最大規模。
 今回は73社の買い手企業が参加する予定。買い手企業の詳細や、仕入れ希望商品情報などはホームページで順次公開中。売り手企業の参加申し込みはホームページから。申し込み先着順で定員800人。参加費は会員1人8000円、一般同1万6000円。

【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6440


360者から自慢の商品 オンラインマッチング機能も
10月18、19日 大阪勧業展

 大阪商工会議所と堺商工会議所、大阪府商工会連合会は、大阪府内全ての商工会議所・商工会と連携し、10月18、19日、「大阪勧業展2023」をマイドームおおさか(大阪市中央区)で開く。これは大阪府内の企業・団体が一堂に会し、自慢の製品やサービスをアピールする多業種型の総合展示商談会。
 18回目の開催となる今回は、12業種から360企業・団体が出展予定。
 今回から来場登録時に選択した関心項目と合致した出展企業10社がリストアップされた出展者証が発行される。18日は午前10時~午後5時、19日は午前9時30分~午後4時。入場無料。来場にはホームページで事前登録し、当日は入場証を印刷、持参が必要。

【問合せ】運営事務局TEL6447・0682


BCPとサイバーセキュリティ 11月2日、セミナー
 

 大阪商工会議所は11月2日、BCP・サイバーセキュリティセミナー「データを消したはずなのに…社員のパソコンに残るデジタル証拠」を開く。
 中小企業の事業を取り巻くリスクは自然災害や感染症だけではない。あらゆる分野でデジタルトランスフォーメーション(DX)化が進む昨今、中小企業もデータ漏えいやサイバー攻撃への対策が必須となっている。
 第1部は「被害の証明としてのデジタル証拠」と「ランサムウエア被害におけるデータ復旧」がテーマ。消去したはずのデータが容易に復元され自社のデータが第三者に渡ってしまわないか、といった実例を交えながら、削除されたデータの復元について講演する。
 第2部では事業継続計画(BCP)という観点から2025年大阪・関西万博の開催に向けた事業継続対策の拡充について講演する。
 午後2~5時、大商で。無料。事前申込制。

【問合せ】経営情報センターTEL050・7105・6004


脱炭素関連技術を展示 カーボンニュートラル・チャレンジフェア
 

 大阪商工会議所は10月18~19日、大阪勧業展と併催で、脱炭素に資する製品やサービスを保有する企業と温室効果ガス排出削減などを求める企業との展示商談会「カーボンニュートラル・チャレンジフェア2023」を開く。
 「ECOな段ボール製家具」「水と電気のみで室内農業ができる装置」「紙製のクリアファイル」など各社が自慢の脱炭素関連技術をアピールするほか、FOMMが世界最小クラス・4人乗り電気自動車を展示する。出展企業による製品・サービスの実演なども行う。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


高年齢者活用へ 賃金設計と処遇改善
 

 大阪商工会議所は10月27日、大阪府社会保険労務士会とともに、65歳定年、70歳までの就業支援を想定した「高年齢者活用、戦力化のための賃金設計と処遇改善セミナー」を開く。
 中小企業においても、定年再雇用者の処遇改善や即戦力となる人材確保が課題となっている。大阪府社会保険労務士会所属の杉原彰社会保険労務士が、高年齢者の活用方針の設計から生産性向上につながる制度構築までを事例を交えて説明。大容建設の難波勝美取締役が、意欲ある高年齢社員が生涯現役で活躍するための職場改善やキャリア支援、モチベーション向上の取り組みについて事例紹介する。午後2~4時、大商で。無料。定員80人。事前申込制。

【問合せ】経営相談室TEL6944・6451


治療と仕事両立支援に 10月13日、セミナー
 

 大阪商工会議所は10月13日、「実践!治療と仕事の両立支援セミナー」を開く。
 疾病やメンタルヘルス疾患で休職または通院する労働者は近年増加傾向にある。また、企業の定年・雇用延長への対応により、従業員に占める高齢者の割合が高まると従業員の有病率の上昇が見込まれる。人手不足の昨今、人材確保・定着に向け疾病などを抱える従業員に対する治療と仕事の両立支援が求められる。
 こうした中で、従業員が安心して就業継続するために企業が取り組むべき対策や職場復帰支援プランの事例などを紹介する。講師は、東京海上日動メディカルサービスのメンタルヘルス事業部の増本直樹氏。午後2~4時、淀屋橋東京海上日動ビルディング(大阪市中央区)で。無料。定員80人。事前申込制。

【問合せ】共済事業室TEL6944・6352


時間外労働の上限規制 建設業に来年4月から適用 相談窓口
 

 労働基準法の改正により、2024年4月から建設業に時間外労働の上限規制が適用される。これに対応するためには、適切な労働時間の管理体制の構築、人材の定着、労働生産性の向上に留意して労働環境の整備を行う必要がある。
 大阪商工会議所の「人事労務・メンタルヘルス対策」専門相談窓口では専任の社会保険労務士が、労務トラブルやハラスメント、育児介護休業規定、メンタルヘルス対策、高年齢者の人材活用、就業規則、働き方改革への対応など、あらゆる労務問題に関して企業の実情にあった解決策を助言している。
 相談無料。大阪府内の中小企業の経営者や人事労務担当者が対象。火・水・木曜日(休館日を除く)午前9時~正午。面談・電話とも可。予約優先。

【問合せ】経営相談室TEL6944・6472


検定にチャレンジ! 環境社会(eco)検定
環境と経済を両立させ持続可能な社会実現へ

 1990年代以降、地球温暖化をはじめとした環境問題への対応が企業に求められ、CSR(企業の社会的責任)が注目されるようになった。また、2010年代以降には、企業経営を経済性・社会性・環境性の3つの視点から考えることが企業の持続可能性に必要であるとの認識が広がり、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みやESG投資が重要視されるようになった。こうした環境に関する知識は商品開発や取引にも大きく影響するようになり、企業においても、ビジネスと環境の相関を的確に説明できる人材の育成が欠かせないものとなってきている。
 eco検定は、環境と経済を両立させた「持続可能な社会」の実現に向けて、環境に関する幅広い知識を身につけ、環境問題に積極的に取り組む「人づくり」を目的に、2006年に東京商工会議所が創設。複雑・多様化する環境問題を幅広く体系的に学べる「環境教育の入門編」として、幅広い業種・職種の個人・企業が活用しており、試験開始以来、これまでに約58万人が受験、35万人を超える検定試験合格者が誕生している【昨年12月時点】。
 eco検定を受験することにより、自社ビジネスと環境の関係を的確に説明でき、質の高い提案につなげることができるほか、統合報告書やCSRレポート、環境報告書にeco検定の受験推奨や合格者数を記載することで自社の環境活動を対外的にアピールできる。また、企業がeco検定を導入することで、全社員の環境意識の向上にもつながる。

■<試験概要>
◆IBT・CBTの2方式※IBTは、各自のコンピュータで受験する方式。CBTは、テストセンターのコンピュータで受験する方式
◆試験時間90分
◆多肢選択式
◆出題範囲=公式テキスト(改訂9版)の知識と、それを理解した上での応用力を問う。基本的に公式テキストに準じるが、最近の時事問題の出題もある
◆100点満点とし、70点以上をもって合格

■過去問題に挑戦!
1.次の文章のうち、内容が正しければ①を、誤っている場合は②を選びなさい。
パリ協定では、温室効果ガスの削減目標を先進国ごとに設定した京都議定書とは異なり、各国が自主的に緩和に関する約束を作成・提出し、約束を達成するための国内対策を実施する。

2.「SDGs(持続可能な開発目標)」に関する記述で最も適切なものを下記の中から1つ選びなさい。
①SDGsは、持続可能な社会の実現に向けて、それぞれ各国政府が責任を持って早期に達成することが義務付けられている。
②2015年までの目標であったミレニアム開発目標(MDGs)は、主に途上国を対象としてきた。その後継のSDGsは先進国にも途上国にも適用される。
③SDGsは、それぞれのゴールを単独で目標達成することが求められている。

解答 1.①  2.②

■第35回検定試験
申込期間 10月13日(金)~24日(火)
※最終日は18:00まで
試験期間 11月17日(金)~12月7日(木)
受験料  5,500円 ※CBT方式は利用料2,200円が別途必要

【問合せ】東京商工会議所検定センターTEL050・3150・8559


「商店街のICT活用」議論 10月13日、シンポジウム
 

 大阪商工会議所流通活性化委員会(委員長=山本博史・小倉屋山本社長)は10月13日、「商店街シンポジウム・大阪2023~ICTで『先客』万来」を開催する。
 2025年大阪・関西万博の開催に向け、SNSやWEB媒体による効果的な情報発信や千林商店街のICT活用、インバウンド客受け入れ時のスマホを活用した接客などについて事例発表と対談を行う。グーグルマップ専門家の永山卓也氏、インバウンドコンサルタントの川西哲平氏、千林商店街振興組合の加藤進理事長が登壇。モデレーターは流通科学大学の田中康仁教授。午後2~4時、大商で。無料。定員100人。事前申し込み先着順。

【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6440


商店街と神社が誘客へ連携 御朱印提示で特典
 

 大阪商工会議所流通活性化委員会(委員長=山本博史・小倉屋山本社長)は、「開運商店街in玉造・鶴橋」を8月25日から開始した。玉造日之出通南商店街(天王寺区)と三光神社(同)、比賣許曽神社(東成区)が連携。専用御朱印台紙に両神社どちらかの御朱印をいただき、参加店で提示すると割引などの特典が受けられる。商店街だけでなく周辺も含めて、全33店舗が参加する。
 大阪市立デザイン教育研究所(専門学校)の学生がデザインした魅力的なオリジナル台紙で、地域一帯の歴史に根差したストーリー性を訴求。集客の相乗効果を図る。

【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6440


あべの天王寺 体験や学びの場 今夏もにぎわう
 

 大阪商工会議所南支部(支部長=高松啓二・近鉄百貨店相談役)は8月19、20日、「あべの天王寺・サマーキャンパス2023」を開催した。一部のプログラムは同11日から実施した。
 工作やプログラミングなど地元のお店や企業のスタッフが専門知識を活かして小学生向けに企画したユニークな「体験プログラム」をリアルで82件、オンラインで9件実施。新たに設けた大人向けの講座25件を合わせて合計116件を実施した。そのほか、「スタンプラリー」に延べ436人が参加し、「抽選会」の抽選回数が7887回に上った。

【問合せ】南支部TEL6771・2211


4年ぶりに大商ビル公開 10月28日、建築イベント
 

 大阪商工会議所は10月28日、「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(イケフェス大阪)2023」に参加する。今年10周年を迎える同フェスは、170を超える大阪の魅力ある建物を一斉に公開する日本最大級の建築イベント。
 大商は竣工55年を迎えるビルを4年ぶりに公開。通常非公開の会議室に加え、初代会頭五代友厚らの銅像や若宮商工稲荷神社を巡るガイドツアーを実施。午前9時15分、10時15分、11時15分から30分間。無料。各回定員20人。同フェスホームページ(https://ikenchiku.jp/ikefes/)から申し込みが必要。定員を超えた場合は抽選。

【問合せ】地域振興担当TEL6944・6323


世界最大級 総合観光イベント 大阪でツーリズムEXPOジャパン2023大阪・関西
「大商 特別ブース」会員9社出展

 大阪商工会議所は10月26~29日、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開かれる「ツーリズムEXPOジャパン2023大阪・関西」に、観光分野で販路拡大を目指す事業者を集めた「大阪商工会議所特別ブース」を設置する。同ブースには、各種メーカーやバス会社、タクシー会社、印刷会社など幅広い業界の事業者9社が出展し、来場者と商談や情報交換を行う。そのほか、大商もPRコーナーを設け、大阪の食や名所などの魅力を発信する。
 このイベントが大阪で開催されるのは4年ぶり。前半2日間は事業者向けの展示商談会、後半2日間は消費者向けプロモーションを中心に、フォーラムやセミナー、交流会などが実施され、海外・国内の旅の最新情報が得られる。

【問合せ】地域振興担当TEL6944・6323

■夢と希望の金平糖でハッピーに
大阪糖菓(株)コンペイトウ王国(八尾市)
https://www.konpeitou.jp
金平糖やマーブルなど粉糖を製造。金平糖の製造メーカーは日本に9社のみで、西日本最大の出荷量を誇ります。ユニークでオリジナルな製品開発・商品企画をモットーに、多種多様な金平糖を製造。また、約20年も前からコンペイトウミュージアムを運営、お子様に大変人気です。

■ハコボウヤ/インバウンドサポート
(株)高速オフセット(大阪市北区)
https://www.kousoku-offset.co.jp/
インバウンド客の客単価アップに!
ハコボウヤは日本郵便のEMS電子伝票がスマートフォンで簡単に作れるサービスです。海外配送サービスがあるとインバウンド客がより多くのお土産を買ってくれるきっかけにつながります。ブースではデモ機を体験できます!

■臨場感抜群の動画を作成します!
(株)コンゼ(大阪市中央区)
https://www.conze.co.jp/
FPVドローン撮影の動画で観光地や商品の魅力を臨場感たっぷりにPR! より刺激的な映像を求める企業様は必見です!
旅行関連の企画・デザイン・制作業務で30年の実績を持つ弊社なので旅行・観光の集客でお力になります。

■香り特殊効果演出
(株)SceneryScent(大阪市中央区)
https://sceneryscent.com/
香り特殊効果演出の会社です。
夢と感動の「記憶」を生み出し、その記憶が人々にとって生きる希望になる世界を作ります。当日は香り演出機器を使用し、ステージに合わせて香り演出を行います。ライブイベントやテーマパークの楽しい思い出とともに、いつまでも消えない香りの記憶を提供します。

■真心のサービスをめざして50年
千里山バス(株)(摂津市)
https://senriyamabus.co.jp/
中・小型に特化したバス運行で創業50周年を迎える弊社ではラグジュアリー層のインバウンドを意識した全席革張使用の他、幅広いタイプのバスでSDGsに対応したおもてなしをお客様に提供いたします。ぜひ一度ブースにお立ち寄りください。

■相互タクシーの歴史と未来の融合
相互タクシー(株)(大阪市城東区)
http://www.sogotaxi.co.jp
1931年に創業の老舗タクシー会社の歴史の変遷と観光業界の一翼担うタクシー会社として未来に向けて環境SDGs推進、新しい雇用の創出、伊丹空港設置のお客様カウンター活用による観光タクシーの展開、配車アプリGOと連携した効率配車などをブースにて展開しております。

■水中カメラ 電動キックボード
電通ハイテック(株)(大阪市鶴見区)
https://www.dentuuhitec.co.jp/
(株)リード(熊谷市)
http://www.lead.co.jp/index.html
ネットワークカメラを水中に沈めると、水中映像のライブ配信が行えます。今までにないタイプの電動キックボードを提案し、付加価値の高い商品を提供します。

■インバウンド向け浮世絵雪駄サンダル
(株)徳丸(大阪市生野区)
https://www.tokumaru-h.jp/
コロナ禍も収束し、インバウンドの方も増えてきました。
日本文化である「浮世絵」を中敷きにプリントした雪駄、サンダルを商品開発致しました。欧米人の方は足が大きいので、大きいサイズ2L、3L、4Lと大きいサイズで作りました。

■移動中の疲れ解消「ピントエアー」
(株)ピーエーエス(箕面市)
https://www.pas21.com/
飛行機や新幹線、バスや車に長時間座って揺れることによる体の疲れを解消してもっと旅を楽しみたい!という願いから生まれた「移動疲れ、座り疲れの原因を解消する、作業療法士が開発したピントエアー」を展示販売いたします。新発想のモバイルクッションをご体感ください。

■大阪の地域振興に向けた取組を発信
大阪商工会議所(大阪市中央区)
https://www.osaka.cci.or.jp/
多くの人に知ってほしい大阪の名所や食などを募集した「#大阪ええやん知らんけどInstagram投稿キャンペーン」の受賞作品(42点)を紹介する他、大阪・関西万博や北陸新幹線・リニア中央新幹線の早期全線開業に向けた機運醸成の取り組みなどに関する情報を発信します。



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