大阪商工会議所 HOME

大商ニュース   2023/6/25号



7月13日にシンポ 最先端技術活用し事業開発
「次世代テックフォーラム」始動

 大阪商工会議所はこのほど、2030年を見据えた新興技術・産業におけるイノベーション創出を促進するプラットフォーム事業「次世代テックフォーラム」を開始する。7月13日には、同事業のキックオフシンポジウムを開く。テーマは、「新時代を創る最先端技術の今と未来」。
 次世代テックフォーラムは、AI(人工知能)、モビリティ、新エネルギーなど、次世代分野の新規事業開発、横連携を推進するもの。テーマごとに設置するクラスター(分科会)において、最新情報の共有や、ビジネスマッチング・実証支援の場の提供などを段階的に実施していく。
 7月13日には、「新時代を創る最先端技術の今と未来」をテーマに同事業のキックオフシンポジウムを開催する。
 基調講演では、国立研究開発法人の宇宙航空研究開発機構(JAXA)ではやぶさ2拡張ミッションチームリーダーを務める津田雄一氏が登壇。宇宙研究の最前線や宇宙産業から異分野へと広がるビジネスの可能性などについて語る。
 また、パナソニックホールディングス、エイトノット、大阪ガスといった、AI、モビリティ、新エネルギーの領域で取り組みを行う大手企業、スタートアップが事例紹介を行う。
 そのほか、分野横断による連携の可能性を有識者らが議論するパネルディスカッションを実施するなど、次代を創るテクノロジーの動向や事業創出に向けたヒントを得られるプログラムを多数提供する。
 午後2~5時、大商で。オンライン参加もある。参加無料。事前申込制。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


大阪ガス LG Japan Lab 技術ニーズ発表
 

 大阪商工会議所は7月5日、「MoTTo OSAKA オープンイノベーションフォーラム~【2社登壇】大阪ガスとLG Japan Lab~技術ニーズ説明会」を開催する。
 同フォーラムは、大企業の技術ニーズに対し、中堅・中小企業からの提案を募り、両者の連携による技術開発や製品・事業化を支援するビジネスマッチング事業。
 今回の説明会では、大阪ガスとLG Japan Labの2社が登壇。それぞれが中堅・中小企業との新たな技術連携に向け、同社製品に関する周辺技術の関連ニーズを発表し、幅広く提案を受け付ける。午後2時30分~5時、大商で。参加無料。事前申込制。
 また、同フォーラムと連動し、他社と連携する際の留意点や、オープンイノベーション推進事例を紹介するセミナーを7月中旬に開く予定。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


デジタルで販路拡大 LINE徹底活用術を紹介
 

 大阪商工会議所は7月26日、「売上アップにつながるLINEの徹底活用術~第1回販路拡大のためのデジタル活用セミナー&相談会」を開く。
 導入の手軽さからLINE公式アカウントなどを活用する企業や店舗が増えている。しかし「ただ作るだけ」にとどまり、販路拡大などにうまくつなげているところはまだ少数ともいわれている。
 そこで同セミナーでは、LINEの効果的な活用方法や有効なツールについてLINEの楠木修平ローカル・バーティカル営業本部バーティカル営業部部長が解説する。セミナー後は現場社員と直接話ができる相談会も設ける。午後2時~3時45分。セミナー、相談会ともにオンライン開催。無料。事前申込制。相談会は定員6社で1社10分。相談時間帯は事前指定制。セミナーのみ、相談会のみの参加も可能。

【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6440


メタバース関連 事業創出 7月19日セミナー
プラットフォーム立ち上げ

 大阪商工会議所はこのほど、「メタバース」に関連する新たなビジネスの創出を目指す「メタバースビジネス創出プラットフォーム」を立ち上げる。7月19日にはキックオフセミナーを開催。テーマは「メタバースが生み出す新たな産業とマーケット」。メタ社(旧フェイスブック社)の日本法人であるFacebook Japanから講師を招く。
 同プラットフォームは、昨年度まで実施してきた「XR活用推進フォーラム」の発展形として活動する。XRやデジタルツインなどの周辺産業を含むメタバース分野の最新動向や事例を紹介するセミナーに加え、実際のサービスやテクノロジーに触れながら、ディスカッションを通じてビジネスデザインを考える体験型ワークショップなどを中心に展開する。
 7月19日に開催するキックオフセミナーでは、Facebook Japanで公共戦略部マネージャーを務める根岸大夢氏が登壇。メタバース産業の可能性や課題感について、メタ社の取り組み事例を含むグローバルな動向とともに解説する。
 また、事例紹介として、体験価値を高めるハードウエア開発を手掛けるスタートアップのShiftallと、メタバースとモビリティの掛け合わせで新たなコンセプトを創造するソニーグループの2社が、異業種との連携などを通じた産業拡大への期待について展望する。
 午後2~4時、Xport(大阪市北区)で。オンライン参加もある。参加無料。事前申込制。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300



SeriesA;セレクション 中小・新興に万博参画の機会 第2期 Xportビジネスミートアップ

 大阪商工会議所と大阪工業大学が運営する都心型オープンイノベーション拠点Xport(クロスポート、事務局=大商)は、「Xportビジネスミートアップ」を実施するにあたり、このほど、エントリーの受け付けを開始した。これは、2025年大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンへの出展を目指すリボーンチャレンジ「Series A;セレクション~輝く未来社会の創り手ここにあり~」を構成する事業の一つ。今回はその2期目。
 ビジネスミートアップは、課題テーマを設定し、それを解決するための技術・ビジネス提案を募り、企業とのマッチングを通じて新ビジネスの創出を目指すもの。
 今回のテーマは、「暮らしの新たな当たり前を創り出す技術・サービス」。2025年に万博の開催を迎える大阪や、その後の社会とも親和性のある、新しいテクノロジーや価値観を盛り込んだ技術・サービスについて提案を募る。提案の受け付けは8月18日まで。9月26日にマッチングピッチを実施する。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


海外展開をめざす医療機器開発支援 事業活用呼びかけ
大商の提案、AMED公募事業に採択

 大阪商工会議所は、産学医・産産連携による医療機器等の課題解決・事業創出を推進する「次世代医療システム産業化フォーラム」を2003年から全国に先駆けて実施している。
 国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)による「医工連携イノベーション推進事業(地域連携拠点自立化推進事業)」の公募に対し、大商が同フォーラムを基盤として提案した「国内随一の医療機器開発グローバル・エコシステム構築に向けた関西地域連携拠点自立化推進事業」の採択がこのほど決まった。全国で採択されたのは大商を含む3件。
 同事業は、革新的な医療機器の開発・地域における医療機器開発拠点の形成に取り組むもの。大商が中心となり関西における医療機器開発拠点として、医療機器の事業化に向けた専門家によるコンサルティングや販路開拓支援、海外展開支援などを行い、医療機器開発案件の国内外の市場展開を後押しする。
 特に、海外展開の支援に重点的に取り組み、国際競争力のある医療機器開発を実現する支援として、医療・ヘルスケア分野専門の豪州の事業化支援組織と連携し、海外展開を目指す医療機器開発案件の育成・事業化支援を行うプログラムを実施する。今後、企業に支援事業の活用を呼びかけていく。

【問合せ】ライフサイエンス振興担当TEL6944・6484



釜山で日韓商議所首脳会議
鳥井会頭 大阪の将来性アピール

 昨年5月、韓国で尹錫悦政権が発足して以来、日韓関係改善の機運が高まる中、第12回日韓商工会議所首脳会議が9日、韓国・釜山で6年ぶりに開かれた。日本側から日本商工会議所の小林健会頭、大阪商工会議所の鳥井信吾会頭、井内摂男専務理事ら15人、韓国側からは大韓商工会議所の崔泰源会長ら18人が参加。
 鳥井会頭は、2025年大阪・関西万博や「うめきた2期」のほか、大阪市が「スーパーシティ」制度の指定を受けたこと、大阪府・大阪市の統合型リゾート(IR)整備計画が国に認定されたことなど、大阪の将来性をアピール。医療・健康分野の事業やスタートアップ創出、実証実験推進といった大商の取り組みも紹介し、韓国企業との協業への期待を示した。
 日韓両国が共通して抱える少子高齢化に伴う人口減少や経済安全保障を踏まえた供給網の再構築、カーボンニュートラルへの対応などの課題解決に向けた協力を促進することなどを盛り込んだ共同声明「釜山宣言」を採択し、会議を締めくくった。次回は来年、大阪で開かれる。

【問合せ】国際部TEL6944・6400


食材おいしく食べ尽くす 1日限定 はじっこレストラン
 

 大阪商工会議所と大阪府は7月7日午後6~8時、大阪市北区のOSAKA FOOD LAB(大阪 フード ラボ、大阪市北区)で「HAJIKKO RESTAURANT」(はじっこレストラン)を開催する。
 ミシュラン星付きレストランのシェフらが、通常廃棄される「食材の端」や流通にのらない「規格外食材」を使用した料理を有料で提供。さらに、食材に大阪府産農水産物「大阪産(もん)」を活用することで、食料の輸送距離削減を通じた環境負荷の低減にも取り組む。
 地元の食材を余すことなく味わうことで、作り手(フードロスの低減)と食べ手(おいしく味わう端っこ)にとってプラスとなるだけでなく、環境にも優しい「三方よし」のモデルを実現する。

【問合せ】地域振興担当TEL6944・6323


マクロミクロ――4年ぶりの船渡御
 

 大阪の夏の風物詩「天神祭渡御行事」が、今夏4年ぶりに本格開催される。大商では、会員企業を中心に毎年協賛を募って同行事を支援するとともに、船渡御に奉拝船を出してご協賛いただいた方の中から希望者を抽選で招待している
◆コロナ禍の3年間(2020~22年)は、行事の規模を縮小し、船渡御などを実施しなかった。とはいえ、諸神事の斎行などに費用がかかることから、21年から協賛募集を再開。これまでご協賛いただいた皆様に協力を呼びかけたところ、奉拝船に乗船できないにも関わらず、多くの皆様からご芳志を頂いた。驚いたことに、従来よりも多くの金額をご協賛いただいた企業もあり、天神祭を支えようという心意気に敬服した
◆今年は、いよいよ船渡御と奉納花火が実施され、大商の奉拝船も復活する。すれ違う船と打ち交わす大阪締めや手を伸ばせば届くような橋の下すれすれを船で通るスリル、身体の芯に響くほど近距離から見上げる花火は、普段味わえない貴重な体験だ
◆乗船人数に限りがあるため、残念ながら全員を招待することはできないが、幸運にも当選された方には、ぜひお楽しみいただきたい。(鷹鷲)


あべのハルカス近鉄本店催事で 消費者の生の声聞く場 提供
 

 大阪商工会議所は11月、「大阪クリエイトフェア」をあべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)で開催する。これは、大阪らしいライフスタイルの発信と関連産業の振興を目的に、大阪発のデザイン性が高いリビング製品や服飾雑貨、味わいのある食品を展示・販売するもの。
 この催事を通じて、在阪の生活雑貨製造・卸売・小売・食品製造業者などや大阪にゆかりのあるプロダクトデザイナー・クリエイターなどに消費者の生の声を聞く場を提供することで、販路開拓を支援する。
 出品の対象製品は、生活用品、家具、ホームアクセサリー、ステーショナリー、家電、子ども用品、服飾雑貨、食品(その場で調理を必要とするものを除く)など。
 開催概要、出展者募集に関しては詳細が決まり次第、ホームページ(https://www.osaka.cci.or.jp/living/  )に掲載する。

【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6493


 

◆個人情報の取り扱い 大阪商工会議所が主催するセミナーなどの参加申込書にご記入いただいた情報は、大商からの各種連絡・情報提供に利用するほか、講師には参加者名簿として提供します。


次期2号議員 各部会で選任始まる
 

 今年度、大阪商工会議所では、会員の代表である議員(定数150人)の改選が行われる。現在、大商は各部会で2号議員の選任を行っている。任期は今年11月1日~26年10月末。5月16日~6月9日に選任された2号議員は次のとおり。(敬称略、氏名五十音順。会社名・役職名は選任時点のもの)

◎紙・印刷部会(5月16日選任)浦久保康裕(大阪府印刷工業組合理事長)、黒田章裕(コクヨ会長)
◎貿易部会(5月17日選任)稲畑勝太郎(稲畑産業代表取締役社長)、吉田伸弘(住友商事常務執行役員国内担当役員関西支社長)
◎繊維部会(5月30日選任)大西寛(大西代表取締役社長)、平田恭成(帝人フロンティア代表取締役社長執行役員)
◎小売部会(6月5日選任)秋田拓士(近鉄百貨店代表取締役社長執行役員)、澤田太郎(大丸松坂屋百貨店代表取締役社長)、千田忠司(大阪市商店会総連盟理事長)
◎情報・通信部会(6月5日選任)石金正己(日本ビジネス開発代表取締役社長)、小笠原通晴(E・C・R代表取締役)、瀬戸口哲夫(オージス総研取締役会長)
◎食料部会(6月7日選任)江崎勝久(江崎グリコ代表取締役会長)、小儀俊光(心斎橋ミツヤ代表取締役会長)、山本博史(小倉屋山本代表取締役社長)
◎建設・建材部会(6月8日選任)浅沼誠(淺沼組代表取締役社長)、生駒昌夫(きんでん代表取締役会長)、奥村太加典(奥村組代表取締役社長)、北村仁一郎(関電プラント代表取締役社長)、指田孝太郎(日本建築協会会長)、錢高久善(錢高組代表取締役社長)、中村暢秀(紅中名誉会長)
◎生活用品部会(6月9日選任)更家悠介(サラヤ代表取締役社長)、水野明人(ミズノ代表取締役社長)



グリーン分野に特化 8月、タイでミッション
 

 大阪商工会議所は、2050年までにカーボンニュートラル(温暖化ガス排出量実質ゼロ)の達成を目指し、環境対応を急ピッチで進めるタイを対象に、グリーン分野特化型ビジネスミッションを8月28~30日に実施する。
 アセアンの中核国として知名度が高いタイは、最近では自国産業の高度化と環境対応の実現を目指す「BCG(バイオ<Bio>・循環<Circular>・グリーン<Green>)経済モデル」を積極推進するなど、グリーンビジネスに前向きな国として注目されている。
 今回のミッションでは、「環境・グリーン分野」に焦点を当て、首都バンコク周辺の日系企業や、郊外にある「東部経済回廊(EEC)」内のイノベーション施設の訪問、省エネ・水処理・電気自動車(EV)などに関するアセアン最大級の展示会「ASEAN Sustainable Energy Week 2023」の見学(現地ガイド付き)、現地企業とのビジネスマッチングなどを3日間で行う。
 現地集合・現地解散。定員15人(事前申し込み先着順)。参加費は大商会員または共催商工会議所会員4万円、一般8万円。申し込み期限は7月14日。

【問合せ】国際部TEL6944・6400


新規学卒者の採用支援 10月5日 大学などと情報交換
 

 大阪商工会議所は10月5日、「第7回大学等と企業との就職情報交換会」を開催する。
 優秀な新規学卒者の確保には、大学等との連携を深めることが重要。同情報交換会では、関西を中心とした60の大学・短期大学が出展する。企業の経営者・採用担当者が各大学のブースを訪ねて、インターンシップの受け入れや学内企業説明会への参加、学生の就職活動の状況など、採用に関する情報を交換。参加後に実施するアンケートの回答者には、各大学等の就職支援担当者の連絡先一覧をダウンロードできる特典を提供する。
 午後1~5時、大商で。参加無料。定員250社(1社2人まで)。会員または大阪府内事業者限定。参加希望者は、参加条件として、大商が事前に案内する「新卒採用セミナー」のライブ配信またはオンデマンド動画を視聴のうえ、アンケートに回答することが必須。

【問合せ】研修・採用支援担当TEL6944・6499


省エネの最新動向 学ぶ 7月14日セミナー 推進事例も紹介
 

 大阪商工会議所は7月14日、おおさかスマートエネルギーセンター、地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所、一般財団法人大阪府みどり公社と共催で、「中小事業者のための省エネ・省CO2セミナー」を開く。
 環境省近畿地方環境事務所がカーボンニュートラル実現に向けた最新動向などを解説。一般財団法人省エネルギーセンターの吉村喜代和氏が中小事業者における省エネの進め方と実例を紹介する。また、「省エネ大賞」を受賞した大阪中央ダイカストの神田繁希氏がその取り組みを紹介。大阪府環境農林水産部は、脱炭素経営宣言について解説する。午後2時~4時30分、大商会場とオンライン配信の同時開催。無料。事前申込制。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


事業継続計画の策定 無料でサポート
 

 「大雨で事業所が浸水した」「大地震が発生し工場が損壊した」――など、自然災害による緊急事態は突然発生する。緊急時に事業停止や事業縮小を余儀なくされないためにも平常時から事業継続計画(BCP)を準備し、中核となる事業の継続・早期復旧を図ることが重要。
 大阪商工会議所は、最低限決めておくべき項目に絞った様式の大阪府「超簡易版BCP『これだけは!』シート」を活用して、BCPの策定を無料でサポートしている。自然災害に負けない企業づくりへの第一歩として、超簡易版のBCPの策定をご検討を。

【問合せ】経営相談室TEL6944・6473


4-6月期 景況感、2期ぶり改善
先行きもプラス圏を推移

 大阪商工会議所は、関西経済連合会と共同で四半期ごとに実施している「経営・経済動向調査」の結果をこのほど、発表した。足元4~6月期の国内景気のBSI値(「上昇」から「下降」の割合を引いた指数)は27・4と、前回調査(マイナス3・4)から大幅に改善し、2期ぶりのプラスに転じた。先行きは7~9月期27・4、10~12月期27・8と引き続きプラス圏を推移する見込み。
 国内景気の足元のBSI値を規模別にみると、大企業が32・6とプラス幅を大幅拡大し、5期連続のプラスとなった。中小企業も23・3と大幅に改善し、2期ぶりのプラスに転じた。
 自社業況の足元のBSI値は3・6と、前回調査(マイナス4・1)からプラスに転じた。一方、中小企業はマイナス2・9と、2期連続でマイナスとなった。製・商品価格の足元のBSI値は30・3となり、前回調査(33・3)からプラス幅が縮小したものの、引き続き高水準を推移している。雇用判断の足元のBSI値はマイナス28・1となり、12期連続で不足超過となった。
 自社における労働者の過不足感については、不足感があると回答した企業が5割弱にのぼった。労働者の不足感について「不足」「やや不足」と回答した企業に、人手不足が生じている要因について尋ねたところ、「新規の人材採用が困難」(72・9%)が最多となった。さらに、人手不足による経営への影響についても尋ねたところ、既に影響が出ていると回答した企業が59・0%、今後影響が生じる恐れがあると回答した企業は38・9%であった。
 調査は5月11~25日、1532社を対象に実施し、311社から回答を得た。

【問合せ】企画広報室TEL6944・6304


債権保全対策セミナー 与信管理の進め方など
 

 大阪商工会議所は7月12日、「知らないとソンする!債権保全対策セミナー」を開く。
 物価高騰などで中小企業の経営環境が厳しいなか、ゼロゼロ融資返済の本格化で資金繰りに支障をきたす事業者の増加や、経営者の高齢化と後継者不足などにより、倒産や廃業が増えることが懸念されている。
 同セミナーでは、今後ますます高まると想定される取引先の倒産リスクを回避し自社の債権保全を図るため、与信管理の重要性と進め方について解説する。講師は、立命館大学大学院経営管理研究科教授で公認会計士の谷口学氏。午後2~4時、損保ジャパン大阪ビル(大阪市中央区)で。無料。定員100人。事前申込制。

【問合せ】共済事業室TEL6944・6352


蓄光式発光タイル 企業家ミュージアムにコドモエナジーが寄贈
 

 大阪企業家ミュージアムはこのほど、コドモエナジー(大阪市旭区)の岩本泰典代表取締役から同社の蓄光式発光タイル「ルナウェア」の寄贈を受けた。
 ルナウェアは、有田焼の釉薬を塗る技術を応用して蓄光顔料を磁器製タイルに焼き付けることで、強い明るさを長時間保てるもの。災害時に誘導灯の役割を果たすなど、電力に依存しないサステナブルな商材として脚光を浴びている。
 大阪企業家ミュージアムの入口前看板に装飾することで、日没後の看板をグリーンとブルーのラインで美しく照らしている。

【問合せ】大阪企業家ミュージアムTEL4964・7601



会頭コメント
 

骨太の方針、新しい資本主義グランドデザイン及び実行計画2023改訂版の閣議決定について
 リスキリングによる能力向上支援や職務給の導入等の「人への投資」の強化、少子化対策の抜本強化、成長と分配の好循環による分厚い中間層の形成、といった中長期的に日本の経済・社会を変える新しい方向が示されたことを評価する。
 一方、中小企業では、人手不足が深刻化し、回復する需要に対応できない供給不足も顕在化している。また人材確保のため、防衛的賃上げをせざるを得ない事態にも陥っている。こうした現状と政策が食い違わないよう、足元の支援もお願いしたい。
 方針に盛り込まれた政策を着実に実行するためには、財源の議論を先送りすることはできない。ワイズスペンディングを徹底することはもちろん、幅広く議論を行い、財政健全化と財政改革に向けた道筋を示されたい。(16日)


夢洲も「まちなか」もにぎわいを
シンポ 万博とまちづくり議論

 大阪商工会議所は6日、日本経済新聞社大阪本社とともに、シンポジウム「万博”まちなか会場”をどうつくるか」を開き、大商の会場とオンラインで約350人が参加した。2025年の万博開催に向け、夢洲の会場だけでなく、まちなかをいかに盛り上げるか、万博後に何を残すかなどについて議論した。
 鳥井信吾・大商会頭は開会あいさつで、「大阪・関西万博はアフターコロナにおける世界最大のイベントの一つであり、大阪の挑戦力を発揮する大きなチャンスである」と述べた。
 基調講演で大阪公立大学の嘉名光市教授は、大阪で多彩なプレイヤーが同時多発的かつ速いスピードでまちづくりを進めていることを強調し、まちなかをもう一つの会場として共創していくことに期待を込めた。
 戎橋筋商店街振興組合の菊地正吾理事長は、まちのにぎわいをさらに高め、万博会場も大阪のまちも楽しかったと言ってもらえるようにしたいと意気込んだ。西日本旅客鉄道の金澤芳信氏は、うめきたで実証した新しい技術を万博会場に近い桜島駅などでも活かしたいと述べた。一般社団法人demoexpoの花岡代表理事は、飲食店などと連携し、万博会場が閉まった後、まちなかで楽しめる夜のパビリオンを作りたいとの考えを披露した。Re:Generationの右近宣人代表は、万博に関して若年層への発信が十分ではないことを指摘し、いのち輝く未来社会に向け、意志を持って活動する人々の連携が重要と語った。
 プログラム終了後には名刺交換会を開き、登壇者・参加者が活発に交流した。
 同シンポジウムは大商地域振興部のユーチューブ(https://www.youtube.com/@user-wf6cg4nd6t )で、アーカイブ配信している。

【問合せ】企画広報室TEL6944・6304


万博参加国を招き国際会議
鳥井会頭あいさつ 「万博機に世界が一つに」

 大阪商工会議所の鳥井信吾会頭は6日、大阪市内で開催された2025年日本国際博覧会「国際企画会議2023年春」の夕食会に出席し、乾杯あいさつをした。
 博覧会国際事務局(BIE)のディミトリ・ケルケンツェス事務局長、岡田直樹万博相、羽田浩二2025年日本国際博覧会政府代表、吉村洋文大阪府知事、横山英幸大阪市長のほか、タイプB(建物渡し方式)とタイプC(共同館方式)での出展を予定・計画している86カ国、5つの国際機関の約190人が参加。
 鳥井会頭は「現代は分断の時代だが、大阪・関西万博はまさに協力と融合のお祭り。世界約150カ国が集まる万博をきっかけに世界が一つになることを期待する」とあいさつした。

【問合せ】万博協力推進室TEL6944・6323



仏ヴァルドワーズ県 経済振興委員会会長
鳥井会頭を表敬訪問

 フランス・ヴァルドワーズ県経済振興委員会のフィリップ・スール会長はじめ同県の幹部ら10人が5月31日、大阪商工会議所の鳥井信吾会頭を表敬訪問した。
 スール会長は、同県と大阪府は35年に及ぶ友好関係があり、大阪府への友好視察団が久々に再開し、同県を大阪にアピールしていきたいと述べた。
 また、ヴァルドワーズ商工会議所のメンバーであるジョン・ケレス氏からは、今後広域パリ経済圏であるイル・ド・フランス商工会議所として、大商との関係を深めたいとの申し出があった。
 鳥井会頭は、関係を強化し、連携を密にすることが今後の日本の成長に不可欠であると述べた。

【問合せ】国際部TEL6944・6400


万博 リボーンチャレンジ交流会事業 7月26日
新商品開発へワークショップ デザイン思考で検討

 大阪商工会議所北支部(支部長=寺内俊太郎・大阪冶金興業社長)は7月26日、大阪信用金庫と取り組む2025年大阪・関西万博リボーンチャレンジ交流会事業「デザイン思考を活用した新商品の検討」を開く。
 新製品の開発を考えているが上手くいかないなどのお悩みを持っている方を対象に、新製品を開発する発想や、より良い製品へのブラッシュアップを進めていくために、デザイン思考を活用したワークショップを行う。
 午後2~5時、Xport(大阪市北区)で。定員50人。対象は大阪府内の中小事業者、商品開発に興味のある方(学生も可)。事前申込制。

【問合せ】北支部TEL6130・5112


パナマ貿易投資促進機構長官 冨田委員長を表敬訪問
 

 パナマ貿易投資促進機構のカルメン・ヒセラ・ベルガラ長官は8日、大阪商工会議所の冨田稔・国際ビジネス委員長(丸紅執行役員大阪支社長)を表敬訪問した。
 ベルガラ長官はパナマが2025年大阪・関西万博に出展するのを機に海外からの投資を呼びこむとともに、同国産品の輸出拡大につなげたいと話した。
 冨田委員長は、大商とパナマのさらなる連携に期待を寄せ、11月のベルガラ長官の再来日に向け、継続的に情報交換を行うと述べた。

【問合せ】国際部TEL6944・6400


チュニジア ビジネス投資セミナー 7月6日

 大阪商工会議所などは7月6日、「チュニジア・ビジネス投資セミナー」を開催する。
 アフリカや欧州、中東市場への玄関口として注目を集めている同国のビジネス環境や投資の機会に関する情報を提供する。チュニジア外国投資振興庁のジャレル・デビブ長官が投資インセンティブや注目セクターなどを紹介。同国に進出している住友電気工業とサラヤも加わりパネル討論する。午後2~4時、大商で。無料。定員60人。事前申込制。セミナー後、午後4~5時に交流会も開く。

【問合せ】国際部TEL6944・6411


中国ビジネス展開支援 プラットフォーム立ち上げ
 

 大阪商工会議所はこのほど、2003年度に始めた「中国ビジネス支援室」を発展的改組し、「中国ビジネスプラットフォーム」を立ち上げた。
 中国は大きな市場を有し、大阪・関西にとって長年にわたり最大のビジネスパートナーである一方で、近年は複雑化を増す世界情勢の中、中国ビジネスはより難しい判断が求められている。
 同プラットフォームは、各社のニーズ・ステージに応じた情報や支援にとどまらず、企業間連携による堅実なビジネス展開につながる「場」の創出・拡大を目指す。

【問合せ】国際部TEL6944・6400


ザ・ベストバイヤーズ
 

■食のライフスタイルスーパーへの販路開拓のチャンス
成城石井 時間予約制の個別商談会 おいしく安心な食品希望

 大阪商工会議所は8月24日、成城石井から仕入れ担当者を招き、商談会「ザ・ベストバイヤーズ」を開く。
初参加となる今回は、ゼリー、バウムクーヘンのOEM製造メーカー、米菓、スナック、饅頭、醤油など和物調味料、乾物、コーヒー、紅茶、惣菜、弁当(関西以西拠点のメーカー)、日配品、乳製品(関西以西に拠点のある地場の牛乳、ヨーグルト)、練り物、加工肉、アイスなどの食品が対象。同社とまだ取引がない事業者で、こだわりの素材、ストーリーのある商品を希望する。

―バイヤーから一言 成城石井 商品本部 商品部 伊東雄介氏
当社は直輸入ワイン、チーズ、自家製惣菜、生鮮食品、輸入菓子など、日本、世界から選りすぐられた食品を取りそろえたスーパーマーケットです。
高品質でおいしい商品を一人でも多くのお客様にとってお買い求めやすい価格で販売するという理念のもと、成城石井の職人のレシピとこだわり素材の調達力を最大に活かしたオリジナル商品のdesicaシリーズや自社のセントラルキッチンで製造されるお惣菜・デザートが人気です。

【日 時】8月24日(木)10:00~17:00
【場 所】大阪商工会議所
【参加費】会員8,000円、一般16,000円(1社2人まで参加可能)
【定 員】36社【申込期限】7月24日(月)
【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6440

■グランドフードホールへの販路開拓のチャンス 
スマイルサークル(グランドフードホール)時間予約制の個別商談会 こだわり素材の食品希望

 大阪商工会議所は9月5日、スマイルサークルから仕入れ担当者を招き、商談会「ザ・ベストバイヤーズ」を開く。
初参加となる今回は、直販店のグランドフードホール向けの無添加加工品全般。また、スイーツ、惣菜、グロッサリー加工品ギフト商品、菓子、グロッサリーOEM(常温に限る)を希望。アルコール、鮮魚・精肉・青果は対象外(フルーツは可)。OEM案件以外は、販路のまだ少ない事業者のおいしく安心なものを優先。

―バイヤーから一言 Smile Circle 谷直樹氏
当社は、百貨店はじめ高級小売店の食品バイヤー代行・コンサルティング業として誕生しました。その直販店として芦屋・六本木ヒルズ・阪神梅田本店にグランドフードホールを展開しています。
とっておきのおいしいを、表舞台へ。商売下手な職人さんやまだ表に出ていない「素晴らしいもの」を求め全国を飛び回り、「とっておきのおいしい」を表舞台へと導き「商品を創る人、商品を売る人、そして買う人」みなさんがスマイルになるようハッピーが循環するようなお手伝いがしたいと考えています。

【日 時】9月5日(火)10:00~17:00
【場 所】大阪商工会議所
【参加費】会員8,000円、一般16,000円(1社2人まで参加可能)
【定 員】36社【申込期限】8月6日(日)
【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6440


中国ビジネスリスクと戦略 専門家が解説
 

 大阪商工会議所は7月4日、「中国ビジネスセミナー『中国経済2023』」を開催する。
 中国を取り巻く経済情勢が大きく変化している中、日本企業の今後の中国ビジネスへの取り組み方や中国経済の動向について、専門家が解説する。講師は、一般社団法人日中投資促進機構の岡豊樹代表理事・事務局長。午後3~5時、大商で。無料。定員100人。事前申込制。

【問合せ】国際部TEL6944・6400


優良商工従業員表彰 被表彰者の推薦 8月25日までに
 

フセハツ工業 従業員の士気向上へ
推薦者 フセハツ工業 社長 𠮷村 篤 さん
被表彰者 フセハツ工業  山田 雄基 さん

 大阪商工会議所は「2023年度優良商工従業員表彰」被表彰者の推薦を受け付けている。同表彰は1970年に開始し、被表彰者は累計2万人を超える。
2022年度、優良商工従業員表彰を活用したフセハツ工業(東大阪市)を紹介する。
同社は、各種スプリング製品の製造販売を行っている。商品の企画段階から1個のバネの試作づくり、量産まで対応している。
同社では勤続5年ごとの従業員表彰を実施していたが、新たに業績面を重視して表彰したいと考え、優良商工従業員表彰の「年度最優秀従業員表彰」を昨年度、はじめて利用した。
同社の𠮷村篤社長は「日々頑張っている従業員が公共性の高い組織から客観的に評価され表彰を受けることで、モチベーションの向上にもつながると期待しています」と語る。
また、年度最優秀従業員表彰を受賞した同社の山田雄基さんは、「勤続年数に関係なく、これまで自分なりに頑張ってきたことが認められ、『年度最優秀従業員表彰』の受賞が決まった時は嬉しかったです」と振り返る。
「現在は営業を担当していますが、今後もお客様と良い関係を築き、同僚や後輩と一緒に大きな成果を上げられるよう取り組んでいきたいです」と抱負を語った。

―式典は11月9日 大商会頭名で表彰
大商の優良商工従業員表彰では、「永年勤続優良従業員表彰」(勤続満25年以上対象)、「中堅優良従業員表彰」(同10年以上対象)、「年度最優秀従業員表彰」(同3年以上対象)の3種類の区分で推薦を受け付けている。
式典は11月9日午前に大商で開き、大商会頭名の表彰状が授与される。推薦書の提出期限は8月25日。推薦分担金は22,000円。会員限定。

【問合せ】研修・採用支援担当TEL6944・6421



大商のがんばる会員さんを紹介します!
 

■ファッション事業やフード事業を抱えながら農業事業にもチャレンジ
 ギャップコーポレーション(東成区、梅田剛代表取締役、http://gap-corp.com/)は、ファスナーなどの輸出を中心とした海外貿易事業や飲食店経営のフード事業など顧客の衣・食に関わる事業を展開している。
 現在は北摂に農園事業を展開すべく、その下準備に全力を注いでいる。農園事業参入のハードルは高いが、ハードルの越えがいがあると意気込む。梅田代表のフットワークは軽く、日夜新しいビジネスの種を探し、全国を飛び回っている。
 「お客様の喜びのために、従業員が輝くために、今までにない新しい価値のファッションとフードで日々の生活がワクワクするような社会を実現する」を経営理念に掲げ、事業拡大を続けている。

■歩数計測アプリを活用、社員同士の交流深める健康経営
富士電波工業(淀川区、横畠俊夫社長)は1948年創業の工業用電気炉メーカー。自社開発した多目的高温炉「ハイマルチ」は研究所を中心に納入実績が300を超える。
技術に加えて人材育成に注力、従業員の健康や働き方にも配慮している。経済産業省などが認定する「2023年度健康経営優良法人認定『ブライト500』」にも2年連続で選出された。歩数計測アプリを活用し、従業員同士で毎日歩数を競い合う取り組みや5人1組のチームで1日4万歩を目指し、写真と歩数をアプリで共有することで健康的に社員間の交流が深まっている。横畠社長は淀川異業種交流研究会に所属し、経営者同士の交流にも注力する。「他業種の社長と交流を深めたいと考えている方は一度見学に」と語る。


大商プレミアム融資 会員企業対象に優遇
 

 大阪商工会議所は金融機関と提携し、大商の会員企業を対象に金利、手数料などの優遇措置を設けた「大商プレミアム融資」を提供している。
 提携金融機関は尼崎信用金庫、池田泉州銀行、永和信用金庫、大阪シティ信用金庫、大阪商工信用金庫、大阪信用金庫、関西みらい銀行、商工中金、徳島大正銀行、三十三銀行、のぞみ信用組合、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行の14機関。金融機関への申し込みに必要な会員証明書の発行は、お近くの支部または大商経営相談室で行う。
※金融機関の審査により、ご利用いただけない場合があります。

【問合せ】経営相談室TEL6944・6451



第2回 #大阪ええやん知らんけど Instagram投稿キャンペーン
「天下の台所」「ものづくり」の2部門 特別審査員はミルクボーイと樋口楓

 大阪商工会議所は、第2回「#大阪ええやん知らんけどInstagram投稿キャンペーン」を実施する。今回は「天下の台所(食)」と「ものづくり」の2部門で、大阪の魅力発信につながる投稿を募集する。募集期間は7月3~31日。
 同キャンペーンは、インスタグラムアカウントを保有していれば、どなたでも参加可能。参加者には「#(ハッシュタグ)大阪ええやん知らんけど」とともにテーマに沿った動画や写真を投稿してもらう。
 特別審査員は、お笑い芸人「ミルクボーイ」と人気VTuber「樋口楓」。部門ごとに入賞者を選ぶ。入賞者には、コンラッド大阪のアフタヌーンティー券などの大阪を満喫できる豪華賞品を贈呈する。
 同事業は尾崎裕・前大商会頭の顕彰事業。大阪の魅力を新しい視点から再発掘し、より多くの人々に周知することで地域をPRし、2025年大阪・関西万博の集客につなげることが狙い。3月に実施した第1回キャンペーンでは、「地元」「推し」の2部門に4497点に上る応募があった。

【問合せ】地域振興担当TEL6944・6323



貸会議室はじめてご利用半額キャンペーン実施中 会員限定
 

 大阪商工会議所は、貸会議室1室分の利用料を、初めての利用につき半額で提供する会員限定キャンペーンを実施している(7階国際会議ホールを除く1室のみ対象)。
 20~720人まで収容できる14の会議室では、社内会議や研修、株主総会、安全大会、会社説明会、講演会、試験会場、採用面接など幅広い用途で使われている。
 全室にインターネット回線(Wi―Fi利用可)を備え、404号室には10人程度の方がオンラインで会議に参加できる55型のテレビ会議システムを導入、グループで会議にとても便利だ。会議室利用とあわせて懇親会を開催するなど宴会ニーズにも対応。予約は利用日の6カ月前から受け付けている。会場の予約や見学、レイアウト相談、見積書発行など、お気軽にお問い合わせを。

【問合せ】管理担当 会場係TEL6944・6268



安全保障貿易管理体制セミナー 7月13日、初級編
 

 大阪商工会議所は7月13日、「厳罰法制あり!  安全保障貿易管理体制セミナー【初級編】(経済産業省が実施する中小企業等アウトリーチ事業)」を開く。
 一見、軍事転用とは無関係に思える技術や製品でも、大量破壊兵器などの開発に使用された場合、当該企業は法令上罰せられる事例が出てきている。
 セミナーでは安全保障貿易管理の重要性や社内での輸出管理体制整備など取り組むべきポイントを解説する。終了後は、中小企業を対象に輸出管理体制構築の専門アドバイザーとの個別相談(1社15分、要予約)を実施。午後1~4時、大商で。無料。定員80人。事前申込制。
 このほか、体制構築支援に向けた個別相談や専門家派遣、社内セミナーの開講などの輸出管理体制構築を支援している。

【問合せ】国際部TEL6944・6411


チェンバーカレッジ サイバー犯罪の現状と対策
 

 大阪商工会議所は、チェンバーカレッジの受講者を募集している。
 第3回は「サイバー犯罪の現状と中小企業の効果的な情報セキュリティ対策」。近年、企業に対するサイバー攻撃は増加傾向にあり、企業規模を問わずその脅威は大きい。一方、多くの中小企業ではサイバーセキュリティ対策が十分に講じられていないともいわれる。
 大阪公立大学の宮本貴朗教授が登壇。サイバー攻撃の動向や被害に遭った場合に想定される影響を説明。また、中小企業がどのようにサイバーセキュリティを導入・構築すべきかについて解説する。7月24日~8月7日、オンラインで。無料。事前申込制。

【問合せ】研修・採用支援担当TEL6944・6499



天神祭渡御行事 ご協賛お願い
 

 大阪の夏の風物詩「天神祭」渡御行事が7月24、25日、4年ぶりに本格開催されます。
 大阪商工会議所では同行事支援のため、会員企業の皆様にご協賛をお願いし、多くの皆様からご芳志を頂戴しております。現在も引き続きご協賛を受け付けておりますので、ご検討中の皆様には、ご協力を賜りますようお願い申しあげます。
募集要項【協賛金】1口1万円から【目標額】2400万円【受付締切日】7月31日

【問合せ】地域振興部内「天神祭渡御行事保存協賛会係」TEL6944・6323



特集 買いまっせ!売れ筋商品発掘市 こだわりの商品で販路開拓
 

■バイヤーヘ直接売り込み 大手流通業60社超が集結 11月16日
 大阪商工会議所は11月16日、大阪府立体育会館(大阪市浪速区)で「買いまっせ!売れ筋商品発掘市」を開催する。大手流通業のバイヤーがブースを構え、全国の売り手企業が自社商品を直接PRする「売り込み型」商談会で、今回は百貨店、スーパー、通販、生協、専門店などを中心に、国内外60社を超えるバイヤーが参加する予定。このほど売り手企業の参加申し込みの受け付けを始めた。
 商談は先着順で、売り手企業は1社と商談が終われば別のバイヤーのブースへ移動し、一日で複数社に直接売り込むことができる。
 昨年11月に開催した前回の例では、参加者は平均6社、多ければ10社以上のバイヤーと商談。総商談数の約22%が「商談継続・成約可能性あり」で、売り手企業の約85%が「満足」「おおむね満足」と評価した。
 対象商品は食品、食材(一次産品含む)、住・生活雑貨、衣料、家具、地域特産品など。買い手企業は7月以降に順次公開する。売り手企業の参加申し込みはホームページから先着順で受け付ける。申込締め切り日は10月27日。定員800人。参加費は会員1人8000円、一般同1万6000円。

【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6440

■販路開拓メルマガ 新規登録受け付け
大手流通業などへの販路開拓を目指す企業の経営者、経営幹部、営業担当者を対象に、大商が主催する商談会事業の開催情報をメールで届ける「販路開拓 メールマガジン」の登録を受け付けている。登録無料。

■Twitterで最新情報を発信
Twitter(https://twitter.com/Occiryutsu6944 )で、大商主催の「買いまっせ!売れ筋商品発掘市」の最新情報のほか、個別商談会「ザ・ベストバイヤーズ」などの開催案内、そのほか販路拡大に役立つ情報などを発信している。

―大阪商工会議所は、コロナ禍からの需要回復、新たな販路開拓を支援するため、中小企業が自社商品を大手流通業のバイヤーに直接売り込む商談会「買いまっせ!売れ筋商品発掘市」を11月に開催する。また、昨年度の同商談会の参加者による成約事例も紹介する。
■松本正 「食べるバラ」で新事業参入
昨年11月の商談会「買いまっせ!売れ筋商品発掘市」で、西日本高速道路ロジスティックスと成約した松本正を紹介する。

「大阪は海外からインバウンドの観光客が多く訪れる魅力ある地域。国内に限らず海外にも日本のおいしい物、良い物を知っていただき、安心と驚き、魅力を味わっていただきたいと願っています」と話すのは松本正の松藤滿美子社長。同社は、創立48年の電子材料、各工場向け機械などを扱う専門商社であるが、国内の有機栽培のバラ園との出会いを機に、2021年に食べるバラ「ApiRose(アピローズ)」のブランド名で食品部門を立ち上げた。現在では、食用バラ花びらの粉末を使ったチョコレート菓子やローズティー、ローズウォーターを使ったローズ炭酸水などを展開。
「買いまっせ!売れ筋商品発掘市」には2021年度から参加。2回目の参加となった昨年度、初めて西日本高速道路ロジスティックスのブースを訪問した。松藤社長は、「マーケティングに精通されたバイヤーの方から、『目を引くパッケージが良い』『驚きの味、おいしい』などのお言葉をいただき、喜びと感動で心が震えました。今も大きな励みになっています」と振り返る。「『アピローズ』を見出してくださったバイヤーの方のご意見が、今後の新商品開発のアイデアの源泉となっています」と喜ぶ。
松本正と成約した買い手企業の西日本高速道路ロジスティックスは、NEXCO西日本(近畿、中四国、九州地方)の高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)に販売網を有する企業。同社の担当者は、「国内産オーガニックローズを使用した安心感とパッケージの華やかさ、またお客様が実際に食べることで上品な香りを感じていただける商品だと期待し、成約に至りました」と話す。
松藤社長は、「『アピローズ』の有機栽培のバラを材料にしているという特長を活かして、さらに魅力ある商品を作っていきます」と意気込む。

会社概要
代表者 松藤滿美子
従業員数 13人
所在地 大阪市中央区
URL (松本正) https://www.matsumotosho.com
(アピローズ)https://apirose.com

[売り手]カラベル
成約商品 六縣堂「元祖 生どら」
1987年に発売された仙台銘菓の「元祖 生どら」は、餡とホイップクリームをもっちり生地で挟んだ、和と洋のバランスが絶妙な一品。あずき、ずんだ、チーズ、いちご、ごまの5種類の味がございます。
↓成約
[買い手]天満屋
商品や会社の丁寧なご説明をいただき、弊社での販売ビジョンを明確にすることが出来ました。
また、頂いたお菓子がとても美味しく、是非お客様にもカラベル様の商品を知っていただきたいと思い、成約に至りました。

[売り手]H&C技術研究所
成約商品 花粉・ほこり吸引ブラシ
花粉を家の中に持ち込まないために生まれたハンディーな吸引ブラシです。衣服や洗濯物・布団などをブラッシングすることで、花粉やダニ死骸などを弾き出すと同時に、内蔵のファンが迅速に吸引して高性能フィルターが捕集します。
↓成約
[買い手]読売情報開発大阪
他社にはない衣類用の吸引ブラシで、花粉のシーズンに発行するチラシの商材として取り扱いをしました。
社長が前職の経験を活かし、オリジナル商品を開発されたことに共感しました。

[売り手]じゃばら本舗(ファイブワン)
成約商品 青搾りじゃばらストレート果汁360ml
和歌山県北山村産のまだ青い実を搾った100%果汁です。着色料・保存料無添加。キリリとした酸味と苦みが魅力で、お料理の味付けや、お酒の割り材等としても美味しくお召し上がりいただけます。
↓成約
[買い手]ひこばえ
よつ葉ホームデリバリー
和歌山県北山村で生産されるじゃばらのストレート果汁は希少で、自然食品を扱ってきた私たちが見て、消費者の方々に求められている食品だと思いました。
青搾りも珍しく、社内で行っている商品会議での感応評価においても高評価を得ました。




2023.07.11
Copyright(C) 1996-2023大阪商工会議所