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大商ニュース   2023/5/25号



中小・新興に万博参画の機会
 

■サステナブルに基づく繊維・ファッション産業の未来共創 Change fashion

大阪商工会議所は協同組合関西ファッション連合とともに、2025年大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン「展示・出展ゾーン」において1週間の展示を目指すリボーンチャレンジ「サステナブルに基づく繊維・ファッション産業の未来共創プロジェクト」を実施する。現在、同プロジェクトの参加企業を6月30日まで募集している。
同プロジェクトは、大阪の繊維・ファッション産業の「協業」の精神を受け継ぎ、「プレゼン&交流会」で中小企業・スタートアップが交流、協力することで、新たなイノベーションを生み出すことを目的としている。
メインタイトル「”ハダカじゃいられないから” Change fashion」をテーマに、「Ethic 人や環境に優しい」「Excitement わくわくする」「Reborn 伝統を基に」の3つのキーワードを軸に、サステナブルに基づく未来のファッションの可能性を提案する。
出展企業は、同プロジェクト参加企業の中から選考を行い決定する。大阪府内に活動拠点を持つ中小企業・スタートアップなどに限定。出展料(100万円以内で後日決定)が必要。また、展示を全体コンセプトに合わせた内容とするとともに、作成にあたって他の参加企業と交流することが求められる。

【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6493

■Series A;セレクション 輝く未来社会の創り手ここにあり 第1期大学発スタートアップ募集

 大阪商工会議所はこのほど、2025年大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで先進的な技術・サービスを披露するリボーンチャレンジ「Series A;セレクション~輝く未来社会の創り手ここにあり~」の参加募集を開始した。これは複数の事業で構成され、3期にわけて中小企業・スタートアップを募集する。今回は第1期として、大学発スタートアップ事業展開支援プログラム「U―START UP KANSAI」のエントリーを受け付ける。
同プログラムは大商と関西イノベーションイニシアティブが主催。大学の研究シーズや学生発のスタートアップなどから製品・サービスを募集し、企業とのビジネスマッチングによる国内外への事業・販路の拡大を支援する。
エントリーは5月22日から8月18日まで。その後、書類審査などを経て、9月14日に、オープンピッチ(最終審査会)を開催する。万博を活用してさらなる事業展開が期待されるスタートアップを、「EXPO賞」としてリボーンチャレンジでの大阪ヘルスケアパビリオンの出展候補者に選定する。また、海外での活躍が期待されるスタートアップには、「グローバル・イノベーターズ賞」として世界最大級の米国展示会である「CES」への出展権が贈られる。
同リボーンチャレンジの第2期、第3期は募集開始時に公表する。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


大阪ええやん知らんけど 第1回 最優秀賞が決定 インスタで応募4,497点
 

 大阪商工会議所はこのほど、第1回「#大阪ええやん知らんけどInstagram投稿キャンペーン」の最優秀賞2点と優秀賞40点を決定した。同キャンペーンは尾崎裕前会頭の顕彰事業で、大商の公式インスタグラムを使用し、「地元部門」「推し部門」の2部門で3月に投稿を募集した、4497点の応募があった。
 最優秀賞には、堺の幻想的な風景(静止画)と、アート・グルメ・サブカルチャーなど大阪のお勧めスポットを紹介した動画の2作品が選ばれた。優秀賞には、大阪の名所のほか、大相撲三月場所や大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」のデザインマンホールふたなどユニークな作品が選出された。受賞者には大阪を満喫できる豪華賞品を贈呈。
 第2回キャンペーンは、「ものづくり」「天下の台所」をテーマに7月に投稿を募集する予定。

【問合せ】地域振興担当TEL6944・6323


未来のウェルネス実装へ 7月12日 出会いの場創出
 

 大阪商工会議所は、三井住友信託銀行と共催で7月12日、「未来のウェルネス実装ネットワーキング」をコクヨ梅田ショールーム(大阪市北区)で開く。
 これを通して、テクノロジーを使ったウェルネス関連製品の実装シーンを探す「コンテンツ企業」と、空間の付加価値を高めるためにウェルネスの要素を取り込もうとする「空間企業」、ウェルネス関連製品を取り入れてビジネスの拡張を目指す「シーズ探索企業」の3者の出会いを創出する。
 空間企業には大林組、コクヨ、COSPAウエルネス、西日本旅客鉄道、ラウンドワンなど、シーズ探索企業には小野薬品工業、塩野義製薬、三井物産などが参加を表明。
 コンテンツ企業の参加申し込みを5月末まで受け付けている。エントリー後のスクリーニングを通過すると参加できる。

【問合せ】ライフサイエンス振興担当TEL6944・6484


食品ロス削減目指し実証実験 官民連携で始動

 大阪商工会議所、大阪府環境農林水産部、大阪食品ロス削減コンソーシアム(東京海上日動火災保険、マグチグループ、ロスゼロで構成)は17日、食品ロス削減につながる新たなスキーム(以下、「大阪モデル」)の構築と新保険商品開発のための連携協定書を締結した。これを機に、スキーム運用の実効性検証と新保険設定のためのデータ収集を行う実証実験を10月末まで実施するとともに、将来的には大阪モデルにおける「食品ロス完全ゼロ化」を目指す。
 これまでは、流通過程での事故で食品に被害が出た場合、可食部分もロット番号などの単位で同時に廃棄し保険対象とされるのが一般的だった。大阪モデルでは、2次流通事業者などで受け入れ可能なものは有償買い取りを手配し、輸送経費と2次流通業者などの買い取り額の差額を保険で補償。こうした一連の相談をフリーダイヤル(0120・558・215)で受け付け、ワンストップで対応する。実証期間中は、事故や保険契約の有無を問わず、食品関連事業者は利用可能。
 大商は、大阪府と共催で6月27日に説明会を開催する。午後2時~4時30分、大商で.無料。事前申込制。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


商工業者法定台帳・会員台帳ご返送お願い 負担金のご納入はお早めに

 大阪商工会議所は9日、商工会議所法に基づき、特定商工業者の方を対象にした「商工業者法定台帳」、会員の方を対象にした「会員台帳」をお送りしました。登録内容をご確認いただき、更新の上、6月9日までにご返送をお願いいたします。
 特定商工業者の方には、台帳の管理・運用経費の一部として負担金(年額3500円)のご負担をお願いしています。1号議員選挙の選挙権を取得するには、8月1日までに負担金をご納入いただく必要があります。お早めにご納入くださいますようお願い申しあげます。

【問合せ】会員組織担当TEL6944・6251


マクロミクロ――どうする?
 

 ゴールデンウイークは自転車で海沿いを走るのんびり旅をした。静岡から愛知は今、大河ドラマのご当地として元気だ。家康公が腰かけた石、家康公が攻めてきた浜でゆで蟹に夢中になり「かにくれ」と呼ばれた地、「へひり浜」の岩など、小さな観光地は無数に点在してその都度自転車を止める。ゆかりのある廃城や砦、神社仏閣にも三つ葉葵の旗指物が翻る◆日頃、関西の町には赤と青の元気な大阪・関西万博ロゴがあふれ日本全国万博だと、そんな思いでいたが旅先ではすっかり忘れていた。それほど見かけなかった◆豊橋に立ち寄った。路面電車が行き交い昭和生まれには居心地が良い。早速乗車すると最新型なのか、内装は清潔で電子マネーも利用できる。路面電車は17都市19路線が現存するとどこかの案内で知った。古いものが良くないものではなく、良いものと共存しているのだろう◆万博に少しでも関わる身としては2025年まであと2年、気持ちは焦るが期待もある。大阪や関西へ、のんびり旅をしてもらいたい。ご当地として、日々の暮らしや町に新しい物語や名所も生まれてくれるのではないかとわくわくしている。(鶉)



販路拡大など事業の活用に「大商便利帖」のご利用を
 

 大阪商工会議所はこのほど、大商の事業を積極的にご活用いただくための冊子「大商便利帖」を作成いたしました。会員の皆様には今号の「大商ニュース」に同封しています。
 「大商便利帖」に掲載する事業は、販路拡大やビジネスマッチング、共済・保険制度、経営・融資相談など。各事業の概要とともに、利用者の声、会員メリットなども紹介しています。
 ぜひ、ご覧いただき、ご関心のある事業は、お気軽に各担当まで。

【問合せ】企画広報室TEL6944・6304


第1回ビジネス講演会 スーパーアキダイ式経営術 とにかく人が大事!
 

 東京都内を中心に食品スーパーや青果店、飲食店などを展開する年商39億円の「アキダイ」。創業者である秋葉弘道代表が、店づくりや接客、従業員とのコミュニケーションで大切にしていることなどを語る。事前申込制。

【日 時】7月11日(火)14:00~15:30
【会 場】大阪商工会議所
【参加費】無料
【定 員】300人
【問合せ】経営相談室TEL6944・6473


 

◆個人情報の取り扱い 大阪商工会議所が主催するセミナーなどの参加申込書にご記入いただいた情報は、大商からの各種連絡・情報提供に利用するほか、講師には参加者名簿として提供します。


在大阪タイ総領事 鳥井会頭を表敬訪問

 アッカラポン・チャルームノン在大阪タイ総領事は4月25日、大阪商工会議所の鳥井信吾会頭を表敬訪問した。
 アッカラポン総領事は、日本からタイへの多大なる投資に謝辞を述べた。また、タイへの訪問や投資にあたり、日本企業などがサポートを必要とする場合には、総領事館に相談してほしいと話した。
 鳥井会頭は、今年4月に大商が設置した「日本アセアンビジネス促進プラットフォーム」の活動を通じてタイとの連携をさらに深め、日タイ双方が成長できる関係を構築していくことに期待していると述べた。その上で、引き続き、大商とタイ総領事館が連携して企業交流を支援していくことを確認した。

【問合せ】国際部TEL6944・6400


駐日チュニジア大使 廣瀬副会頭を表敬
 

 モハメッド・エルーミ駐日チュニジア大使は4月26日、大阪商工会議所の廣瀬恭子副会頭を表敬訪問した。
 昨年8月、チュニジアで開かれたアフリカ開発会議(TICAD)では持続可能な経済成長および平和と安定の実現をうたった「チュニス宣言」が採択され、大きな成果があがったことに対し、大使は日本政府の協力に謝意を表明。次回の同会議は2025年に日本で開かれる予定であり、同国と日本の交流がさらに進むことに期待を寄せた。
 廣瀬副会頭はチュニジアの大阪・関西万博への参加に謝意を伝え、出展内容は万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に関連して食・健康分野がよいと助言。また、大商主催の国際展示・商談会「GIF」に同国のスタートアップが参加することや、大商と同国がより密接に情報交換し、ビジネス連携がさらに拡大することに期待していると話した。

【問合せ】国際部TEL6944・6411


バングラデシュ政府高官が来訪 関係強化に向け懇談
 

 バングラデシュのシェイク・ユスフ・ハルン経済特区庁長官とロクマン・ホサイン・ミア投資開発庁長官が4月28日、大阪商工会議所を訪れ、廣瀬恭子副会頭と意見交換した。
 廣瀬副会頭は、同国が2025年大阪・関西万博参加を表明したことに謝意を伝えると同時に、繊維産業をけん引役として成長する同国経済への期待を語った。
 ハルン長官は、同国の発展状況と経済特区の開発状況を紹介。首都ダッカ郊外のナラヤンガンジ県には日本政府の円借款事業で進められた日本企業を対象とする経済特区があり、現在拡張工事中であるほか、チッタゴンなど各地で開発を進めており、将来的に全国100カ所の経済特区開発を目指すという。ミア長官は若者が多い同国の優位性についても言及。新型コロナ禍で当時、保健省次官を務めていた同氏は日本からのワクチン寄贈に感謝の意を示した。
 当日、大阪市内で経済投資セミナーとビジネス懇談会も開かれ、50人以上が参加した。

【問合せ】国際部TEL6944・6400



アリババ傘下「天猫超市」から 購買責任者迎えた個別商談会が盛況
 

 大阪商工会議所は4月18日、アリババ傘下のネットスーパー「天猫超市(Tmall Mart)」と在阪企業との商談会を大商で開いた。中国杭州から来阪した天猫超市の購買責任者3人がバイヤーとして参加。同社による事業説明に続いて、事前の書類選考で同社が関心を寄せた38社との個別商談が実施された。
 サプライヤーとして参加した企業からは、「中国市場の最新情報をキャッチできた」「このような機会を通じてより高度な商品開発につなげたい」といった前向きな声が寄せられた。アンケートでは成約見込みや商談継続といった手応えを感じた企業も多くみられた。
 この商談会は、海外バイヤーとのビジネス促進を目的とした「ザ・グローバル・バイヤーズ」事業の一環として実施された。大商は、今後とも海外有力バイヤーとの商談会をアレンジしていく予定。

【問合せ】国際部TEL6944・6400


デザイン思考活用へ 新事業創出のためのワークショップ開催

 大阪商工会議所は、新事業展開や事業再構築を模索する中小企業の経営者、新規事業開発担当者を対象に、6月から「デザイン思考/サービスデザイン」を活用したワークショップを開催する。
 「デザイン思考/サービスデザイン」は、潜在的な社会課題や顧客ニーズを見出し、創造的な解決を図る思考法。同ワークショップではその実践的なステップを用いて、小グループでアイデア創出から新事業の企画立案までを行う。
 同事業は、5月26日に開催したセミナー「創造力はなぜ経営に必要か」に続いて開くもの。中小企業自身の企業変革力を高め、継続的に新事業創造を行う組織への変革を支援する。講師は武庫川女子大学の宗平順己経営学部教授。宗平氏はデジタルを活用した新ビジネス創出を支援している。6月23、30日、7月7、14日(全4回)、各回とも午後1~5時、大商で。無料。定員30人。1社1人限定。事前申込制。

【問合せ】経営相談室TEL6944・6471


春の叙勲受章おめでとうございます
 

 政府はこのほど、2023年春の叙勲受章者を発表した。大阪商工会議所の役員・議員・顧問・参与・名誉議員の受章者は次のとおり(敬称略)。
▽旭日小綬章
 高橋 知史(大阪シティ信用金庫理事長)


中堅・中小の売り上げと経常利益予想
「減少」「増加」がともに約4割

 大阪商工会議所は中堅・中小・小規模企業の業況や経営課題、取り組み状況などについて把握し、要望建議など事業の基礎データとするために実施した調査の結果をこのほど発表した。
 2023年度の売り上げ/経常利益予想(19年度比)は、売り上げ・経常利益ともに「減少」・「増加」がともに約4割と、概ね拮抗。重点的に取り組みたい経営課題を尋ねたところ、「新規顧客開拓、販路開拓」(64・4%)が最多となり、「人材の確保・育成」(58・7%)、「コスト高騰/価格転嫁」(42・0%)が続いた。
 また、デジタル化に今後さらに取り組む上での課題としては、「社員全体のITスキルの向上」(50・2%)、「デジタル化を推進する人材の確保・育成」(47・3%)など人材面の回答が上位となった。
 一方、「賃上げを実施」すると回答したのは68・7%を占めるが、「業績の改善がみられるため、賃上げを実施」(34・6%)と「業績が改善しないが、賃上げを実施」(33・8%)がほぼ同割合であった。
 調査は3月15~30日、3652社を対象に実施し、281社が回答した。

【問合せ】企画広報室TEL6944・6304


天神祭ご協賛お願い 抽選で奉拝船に招待

 大阪の夏の風物詩「天神祭」渡御行事が7月24、25日、4年ぶりに盛大に執り行われます。
 大阪が誇る天神祭渡御行事を支援するため、今年も会員の皆様にご協賛をお願いしたく存じます。
 ご協賛者の中から抽選で大商奉拝船にご招待いたします。何卒ご協力賜りますようお願い申しあげます。
【協賛金】1口1万円から
【目標額】2400万円
【受付締切日】7月31日
【奉拝船ご招待】指定ハガキ(お持ちでない方は電話でご請求ください)のご返信と協賛金ご入金の両方を6月26日までにお済ませいただいた方の中から抽選で90組(180人)のご招待を予定。

【問合せ】地域振興部内「天神祭渡御行事保存協賛会係」TEL6944・6323


オール大阪で総合展示商談会 10月の勧業展 6月9日まで出展受け付け
 

 大阪商工会議所は10月18、19日にマイドームおおさか(大阪市中央区)で開催する「大阪勧業展2023」の出展者を6月9日まで募集している。「大阪勧業展」は今年で18回目となる総合展示商談会。大阪府内にあるさまざまな業種の中小企業などが一堂に会し、自社の魅力が詰まった製品・サービスをアピールする。例年、販路拡大につながったという声も多く好評を博している。
 昨年度は2日間で延べ8677人が来場し、2359件の商談が行われ、商談成約合計金額は1億5千万円を超えた。3年ぶりに開いた出展者交流会には約100人が参加し、活発な交流が行われた。出展者からは「協業先を開拓することができた」「異業種とのタイアップなど幅広く交流できた」といった声が寄せられた。出展者の満足度も約80・5%に上った。
 出展対象は大阪府内に事業所を持つ企業・団体(小売店は除く)。今年度は食品分野の出展も募集する。
 会員の出展料は小ブース(間口2メートル×奥行2メートル×高さ2・5メートル)で6万6000円、大ブース(間口3メートル×奥行2メートル×高さ2・5メートル)で8万8000円。大阪府内のいずれかの商工会議所・商工会会員であれば会員料金を適用。一般は別料金。原則先着順。320ブースを超えるとキャンセル待ちとなる。

【問合せ】同展運営事務局TEL6447・0682


カーボンニュートラル実現へ 10月18、19日 展示商談の場 提供
 

 大阪商工会議所は10月18、19日にマイドームおおさか(大阪市中央区)で開催する「カーボンニュートラル・チャレンジフェア2023」の出展者を6月9日まで募集している。これは、カーボンニュートラルをテーマに中小企業などの展示商談の場を提供するもので、「大阪勧業展2023」と併催する。
 出展対象は、カーボンニュートラル実現に資する製品やサービスを保有する企業など。昨年度は「歩行可能な太陽光パネル」や「バイオマスや生物由来成分を含んだインク」など各社が自慢の脱炭素関連技術をアピールした。今年度も自社PR・販路開拓の機会として活用を。
 ブースは間口2メートル×奥行2メートル×高さ2・5メートル。出展料は会員3万3000円、一般6万6000円。10社限定(予定)。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


安価で簡単に動画制作 活用方法などのセミナーも
 

 大阪商工会議所は、安価で簡単に制作できる「動画制作支援サービス」の申し込みを受け付けている。動画によるマーケティングの有効性や活用方法を紹介するセミナーも開く。
 「動画」による広報を行いたいが技術や費用の面で懸念があるという企業向けに制作を支援。1600以上の雛型に、用意した素材を挿入する形式で、経験がなくても最短10分で制作できる。作成された動画は自社に版権があり、SNSやホームページ、展示会など多方面で活用できる。費用は、会員4万4000円、一般は別料金。2分までの動画を10本まで制作可能。
 セミナーは、6月6日午後1時30分~3時、大商で開催。講師はSoVeCの上川衛代表取締役。無料。事前申込制。「動画制作支援サービス」には、SoVeCのサービスを利用。引き続き、個別相談会もある。

【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6493


常議員会開く

 大阪商工会議所は21日、第26回常議員会を開き、①会員加入②2号議員の部会に対する割当数③「令和OSAKA天の川伝説2023」への協力④2023年「天神祭渡御行事」への協力⑤「生國魂祭 渡御行事」への協力⑥顧問委嘱の承認⑦委員会委員委嘱の承認⑧退任議員への感謝状贈呈――について審議し、了承した。
 また、①議員の就任・辞任②「ツーリズムEXPOジャパン2023大阪・関西」大阪商工会議所特別ブース出展事業者募集③食創造都市大阪推進機構 2022年度事業④日本アセアンビジネス促進プラットフォーム代表者会議・キックオフシンポジウム開催⑤大阪商工会議所と公立大学法人大阪との包括連携協定に基づく事業の進捗――について報告した。
 なお、常議員会後の会員数は、法人2万2182、団体990、個人7900の合計3万1072となった。


万博サクヤヒメ会議 6月14日 第3回を開催
 

 大阪商工会議所は6月14日、万博サクヤヒメ会議とともに、「第3回万博サクヤヒメ会議『2025大阪・関西万博何かが出来る!私たちの未来図』」を開く。
 第1部では、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会の堺井啓公機運醸成局長兼地域・観光部長が2025年大阪・関西万博に関する最新情報について、万博サクヤヒメ会議の藤本加代子代表理事が同会議の活動について基調講演する。第2部では、TEAM EXPO 2025 共創チャレンジに登録する「夢を応援プロジェクト」についての万博サクヤヒメ会議の矢萩典代氏による報告などがある。午後3時~5時10分、NTT西日本 QUINTBRIDGE(大阪市都島区)で。オンライン参加も可能。無料。事前申込制。

【問合せ】研修・採用支援担当TEL6944・6499


人事トラブル回避に企業対応と法律知識 7月12日
 

 大阪商工会議所は7月12日、大阪弁護士会、日本弁護士連合会とともに、法律講演会「人事トラブルを回避する企業の対応と法律知識」を開く。
 第一法律事務所の加納淳子弁護士が、「パワハラ防止法」を踏まえて企業が取り組むべきハラスメント対策や、メンタル不調をきたした従業員への対応、解雇回避努力(配置転換・休職・退職勧奨など)における実務を解説。終了後には、参加者を対象に無料の個別相談会も行う。
 講演会は午後2時~3時45分、個別相談会は午後4時~4時30分。大阪弁護士会館(大阪市北区)で。参加無料。事前申込制。定員は講演会200人、個別相談会10社。

【問合せ】経営相談室TEL6944・6451


社労士からアドバイス 専門相談の窓口
 

 大阪商工会議所の「人事労務・メンタルヘルス対策専門相談」では、専任の社会保険労務士が各社の実情にあった対応策や解決策をアドバイスする。労務トラブル、ハラスメントだけでなく働き方改革や職場改善、賃金・人事制度など、あらゆる労務問題の相談に応じる。
 大阪府の内中小企業の経営者や人事労務担当者が対象。火・水・木曜日(休館日を除く)午前9時~正午。面談・電話とも可。予約優先。

【問合せ】経営相談室TEL6944・6472


ザ・ベストバイヤーズ
スーパーマーケットへの販路開拓のチャンス トップワールド(不二商事)
時間予約制の個別商談会 生鮮、食品、 菓子が対象

 大阪商工会議所は7月20日、スーパーマーケット「トップワールド」を運営する不二商事から仕入れ担当者を招き、商談会「ザ・ベストバイヤーズ」を開く。
 初参加となる今回は生鮮や食品、菓子全般が対象。できるだけ添加物などを使用しない、素材の味にこだわった食品を希望。
 留め型商品(同社限定商品)開発が可能な業者については、プライベートブランド(PB)開発も含めた商談が可能。食品以外は対象外。

■バイヤーから一言 トップワールド(不二商事)専務 商品本部長 葉山 紘平氏
当社は、北大阪を中心に13店舗を展開するスーパーマーケット・トップワールドを運営。「医食同源」の考えのもと、「自然なおいしさ」をとことん追求し、健やかな人と社会づくりに貢献したいと考えています。できるだけ添加物や農薬などを使わない食材を中心に、全国からおいしい食材を取り寄せ、リアル店舗ならではの「五感で感じる売り場づくり」を目指しています。

【日 時】7月20日(木)10:00~17:00
【場 所】大阪商工会議所
【参加費】会員8,000円、一般16,000円(1社2人まで参加可能)
【定 員】48社【申込期限】6月20日(火)
【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6440


「万博”まちなか会場”をどうつくるか」 6月6日にシンポジウム

 大阪商工会議所は6月6日、日本経済新聞社大阪本社とともに、シンポジウム「万博”まちなか会場”をどうつくるか」を開く。夢洲だけでなくまち全体で2025年大阪・関西万博を盛り上げるため、万博開催時に会場とまちなかで相乗効果を生み出し、万博後につなげていく方策や、万博への多様な参画を促すアイデアなどを議論する。
 大商の鳥井信吾会頭による開会あいさつに続き、大阪公立大学の嘉名光市教授が「2025年大阪・関西万博に向けて変貌する大阪都心部」をテーマに基調講演。その後、戎橋筋商店街振興組合の菊池正吾理事長、西日本旅客鉄道の金澤芳信地域まちづくり本部交通まちづくり戦略部万博プロジェクト推進室担当部長、demoexpoの花岡代表理事、Re:Generationの右近宣人代表が登壇する。午後1時~3時30分、大商会場とオンライン配信によるハイブリッド開催。無料。事前申込制。

【問合せ】企画広報室TEL6944・6304


世界最大級の総合観光催事 大商特別ブース出展 申し込みは6月末まで
 

 大阪商工会議所は10月26~29日にインテックス大阪(大阪市住之江区)で開かれる展示会「ツーリズムEXPOジャパン2023大阪・関西」に設置する「大阪商工会議所特別ブース」に出展する事業者を募集している。観光分野の販路開拓に関心のある多種多様な業種の事業者が対象。6月30日まで申し込みを受け付ける。募集は先着11社まで。
 同展示会は、2014年から開催されている世界最大級の総合観光イベント。大阪で初めて開催された2019年は約1500の企業・団体が出展。15万人以上が来場し、約8400件の商談が行われた。
 特別ブースの出展料は1小間(9平方メートル)47万円と通常(57万7500円)よりも割安。そのほか、出展・商談のノウハウが学べる特別説明会や個別相談、「大商ニュース」などによる広報支援などの特典を受けることができる。

【問合せ】地域振興担当TEL6944・6323


大商会員限定で優待 振動異常検知IoTサービス
 

 大阪商工会議所は、在阪スタートアップのフツパー(大阪市淀川区)と連携し、会員向けの新たな優待サービスとして、同社が提供する切削加工の効率化に最適な振動異常検知IoTサービス「振動大臣」を大商会員限定で、初月利用料無料で提供する。これは、各社で使用の工作機械の年式やメーカを問わず導入できる。自動で異常を検知するため、従業員の手間を削減させつつ、工作機械の稼働率を向上させることが可能。

【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


機械・金属加工業のネットワーク強化へ 6月23日 平野区で交流会
 

 大阪商工会議所は6月23日、機械・金属加工業を中心に、域内加工ネットワークの拡大と、相互交流を目的とする「ものづくり加工ネットワーク強化交流会」を開く。参加企業が「どのサイズの機械設備を保有し、どんな素材を、どんな大きさまで扱えるか、得意な加工内容は何か」など、自社概要を紹介する。
 今回は参加業種を広げて、大阪・関西万博への参加を検討している方の間での情報交換と顔の見える関係づくりのためのテーブルも設ける。近隣に立地する他社の特徴を知り、加工ネットワークを拡大する好個の機会。午後6時~8時45分、コミュニティープラザ平野(平野区民センター)で。無料。定員30人(原則1社1人)。事前申込制。

【問合せ】南支部TEL6771・2211


中小・新興企業の万博参画にリボーンチャレンジ参加募集
 

 2025年大阪・関西万博で、中小企業・スタートアップの「展示・出展ゾーン」が設置される大阪ヘルスケアパビリオン。26件の事業企画が同ゾーンへの出展を目指す企業を支援する「リボーンチャレンジ」として認定された。参加募集が始まった「リボーンチャレンジ」を順次、紹介する。詳細はホームページ(https://osaka2025.site/)に掲載。

◎実施主体 大阪商工会議所(共同:協同組合関西ファッション連合)
事業名:サステナブルに基づく繊維・ファッション産業の未来共創プロジェクト
募集対象:繊維・ファッション産業のイノベーション創出をめざす、独創的な技術・サービスを持ち、新製品・新サービスの開発に取り組む企業
募集期間:5月8日~6月30日

◎実施主体 公益財団法人大阪産業局
事業名:カーボンニュートラル トレジャーハント~便利な未来を支える技術たち~
募集対象:カーボンニュートラル分野において、先進的な製品・サービス開発を行っているスタートアップ
募集期間:5月12日~6月30日

◎実施主体 公益財団法人大阪産業局
事業名:明日が楽しくなる町「スマートヘルスケアタウン」プロジェクト
募集対象:ヘルスケア分野において、先進的な製品・サービス開発を行っているスタートアップ
募集期間:5月12日~6月30日

◎実施主体 八尾市
事業名:まちこうばのエンターテイメント!~みせるばやおモデル~
募集対象:<出展企業①>独自の技術などで社会課題解決に資する新製品開発や新たなビジネススタイルへの変革に挑戦する中小企業・スタートアップ<出展企業②>八尾のブース全体の企画・構成を行い、体験価値のサービス提供を行う中小企業・スタートアップ
<八尾ブース運営参加企業>ブース運営を行う上で必要となる備品・消耗品などの現物や、技術やサービス、人員などを無償で提供する企業
募集期間:5月19日~7月20日

◎実施主体 大阪商工会議所
事業名:Series A;セレクション~輝く未来社会の創り手ここにあり~
募集対象:グリーンテック(GX)、SDGs/ESG、XR(AR、VR、メタバース、デジタルツイン)、AI(人工知能)、MaaS、ライフスタイル(ドローン、自動運転など)などをテーマとした、①大学発スタートアップ②③中小企業・スタートアップなど
募集期間:3期に分けて募集
 ①5月22日~8月18日
 ②6月19日~8月18日
 ③7月下旬~9月29日

◎実施主体 大阪商工信用金庫
事業名:Rethink まちからはじまる、脱炭素への取り組み まちと社会、これからのくらし
募集対象:エネルギーやハイテク分野に限らず、身近な暮らしに寄り添う脱炭素技術を持つ中小・スタートアップ企業
募集期間:5月22日~7月31日


サステナブルに基づく繊維・ファッション産業の未来共創
参加募集説明会を動画で配信

 大阪商工会議所は協同組合関西ファッション連合と共に、「サステナブルに基づく繊維・ファッション産業の未来共創プロジェクト」の参加募集を5月8日から始め、同18日に募集説明会を行った。
 同説明会では、同プロジェクト全体プロデューサーであるMAJIWARIの半田誠代表が展示テーマや全体構想について説明。続いて、事務局からプロジェクトの概要と募集要項について説明した後、参加企業からの質問を受け付けた。
 同説明会を録画し、編集した動画を申込者限定でアーカイブ配信する。申し込みは専用フォーム( https://reg26.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mat-pgkjq-74a81d98740174989279897745f4ba93 )から。


活躍する女性リーダーたち<43>
大阪の都市格形成に貢献  千島土地 アーカイブ室長 川嵜 千代 さん

 大阪商工会議所は、活躍する女性リーダーを応援する「ブルーローズ表彰」を2022年度から実施している。当欄では同賞受賞者や、2016~20年度に実施した「大阪サクヤヒメ表彰」受賞者を紹介する。

 2007年に入社し、芝川ビルの歴史調査と情報発信を担当し、新たなファン層の獲得やブランド力の向上に寄与。12年に会社と創業家の歴史を網羅したユニークな100周年誌の制作を統括し、複数のメディアで紹介された。14年から現職。
 14年の芝川ビルでの雛飾り展示が大きな反響を呼び、15年から「船場のおひなまつり」を企画・開催し、1週間で延べ3万人を動員した。22年には社内プロジェクトチームのリーダーとして110年誌制作を実現。第1回ブルーローズ表彰受賞。
 「不動産業を営んできた当社の歴史は大阪の都市史の一面であると認識し、大阪の都市格の形成に貢献できるよう努めています。アーカイブズの業務はその労力の割に短期間で目に見える成果を上げることが難しく、企業にとってその存在意義が疑問視されることが多いのも事実です。しかしながら、積み重ねてきた過去の時間というのはどれだけお金を積んでも後から手に入れることはできない何にも代えがたい資産でもあります。こうした資産を検証し、価値あるものとして後世に残していけるように今後も試行錯誤しながら努力していきたい」と語る。


耳より健診情報<5>
大商会議室で健康診断受診 従業員1人から申し込み可

 大阪商工会議所は18の健診機関と提携し、会員である事業主や直接雇用の従業員、その家族が会員優待料金でお得に健診を受診できるサービスを実施している。
 今年度から、大商会議室で、定期健康診断(法定B)、生活習慣病予防健診の集団健診を年5回開く。全国健康保険協会加入の35~74歳の被保険者は、生活習慣病予防健診の受診料補助が利用可能。詳細・申し込み方法は次の通り。

【機関】医療法人一翠会 一翠会千里中央健診センター
<特徴>
大商での集団健診(対象:定期健康診断、生活習慣病予防健診)は1人から受診予約可
<会場>
大商会議室(大阪市中央区)
<コース>
定期健康診断(法定B)会員8,250円、
生活習慣病予防健診会員17,765円、協会けんぽ5,282円
<健診日>
カッコ内は申込締め切り日
①7月19日(6月19日)
②8月22日(7月21日)
③12月13日(11月13日)
④2024年1月18日(12月18日)
⑤2024年2月2日(1月9日)
いずれも午前9時~午後1時
※申し込み人数が20人以下の場合は開催を中止する場合がある。

【問合せ】会員組織担当TEL6944・6274


中小企業や創業者対象 公的融資制度の説明会 個別相談会も実施
 

 大阪商工会議所は6月14日、大阪府内の中小企業や創業者などを対象に、公的融資制度説明会と地元金融機関などによる個別相談会を開く。
 説明会では大阪府の制度融資のほか、大阪信用金庫、大阪シティ信用金庫、大阪商工信用金庫、北おおさか信用金庫、永和信用金庫、関西みらい銀行が中小企業や創業者などにお勧めの融資メニューを説明する。また、大阪信用保証協会の保証制度や日本政策金融公庫の融資制度、大商の専門家派遣制度も紹介する。
 個別相談会では、各金融機関と信用保証協会が金融相談に応じる。
 説明会は午後1時30分~3時30分、定員50人。個別相談会は午後3時30分~5時、定員20社。いずれも大商で。無料。事前申込制。

【問合せ】経営相談室TEL6944・6473


チェンバーカレッジ 家業を継ぐ 事業承継後の3年間とこれから
 

 大阪商工会議所は、チェンバーカレッジを開催している。
 第2回は「家業を継ぐ~事業承継後の3年間とこれから」。経営者の高齢化や後継者不足が課題となるなか、新たな経営の担い手の参入や有用な事業・経営資源を次世代に引き継ぐことが重要。2019年に事業継承を行い、昨年度「活躍する女性リーダー表彰」を受賞した池田鉄工所の林幸代代表取締役、ハマキャストの濵中陽子代表取締役が、事業継承後の3年間に描いた経営戦略や取り組みを解説する。
 6月19日~7月3日、オンラインで。無料。事前申込制。

【問合せ】研修・採用支援担当TEL6944・6499


ヒット商品から学ぶ 大阪赴任者にお薦め見学会
通販生活(カタログハウス)

時間予約制の個別商談会 雑貨、衣料、家電が対象

 大阪商工会議所は7月14日、「通販生活」を発刊するカタログハウスから仕入れ担当者を招き、商談会「ザ・ベストバイヤーズ」を開く。
初参加となる今回は、生活雑貨・健康道具・靴・レディス肌着・レディスウェアが対象。シニアの悩みを解決できる、競合品にはない技術や優位性を語れる商品、科学的根拠をもとに性能評価されている商品を希望。
値崩れする商品は不可。取引条件は委託となり、支払いサイトは60日。PL保険の加入要。

■バイヤーから一言 カタログハウス 通販生活商品開発部 橋本 果保里氏
当社は、カタログマガジン「通販生活」を年4回発刊しております。読み物ページと商品販売ページが半々の構成の雑誌です。購読者層は40~80代の女性。全国に通販生活購読会員様が120万人ほどいらっしゃいます。発行部数は120万+書店販売分となります。もともと有料購読のカタログマガジンですので、お金を払ってでも読みたいという読者様がおられ、高い購買意欲をお持ちです。

【日 時】7月14日(金)10:00~17:00
【場 所】大阪商工会議所
【参加費】会員8,000円、一般16,000円(1社2人まで参加可能)
【定 員】24社
【申込期限】6月14日(水)

【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6440


大阪企業家ミュージアム 6月6日、入館無料
 

 明治以降の激動の時代、大阪を舞台に活躍した105人の企業家をパネルやゆかりの品で紹介する大阪企業家ミュージアムは、創立記念日の6月5日(今年は月曜日で休館)にちなみ、6月6日を入館料無料で開館する。
 当日は来館先着20人に、過去に配布して好評だった大阪商工会議所初代会頭・五代友厚エコバックとハンドタオルをセットにして進呈する。開館時間は午前10時~午後5時。ぜひお立ち寄りを。

【問合せ】同ミュージアムTEL4964・7601


インボイス制度の事業者向け小冊子 大商と各支部で無料配布中
 

 今年10月から導入される消費税インボイス制度(適格請求書等保存方式)への具体的な対策などを取りまとめた事業者向け小冊子を大阪商工会議所と各支部の窓口で無料配布している。
 インボイス制度とは、適格請求書(インボイス)と呼ばれる一定の要件を満たす請求書などのやりとりを通じ、適格請求書(インボイス)を受け取った者のみ、消費税の仕入税額控除をできるようにする制度。
 詳細は国税庁のインボイスコールセンターTEL0120・205・553まで。

【問合せ】経営相談室TEL6944・6473


(特集)次世代担う若手人材「共同育成」
 

 大阪商工会議所は、次の世代を担う人材の育成を支援するため、「若手社員キャリアデザイン塾」を新たに開講し、7月20日~9月21日に全3回で実施する。同塾では、若手社員(入社3~13年目程度)のキャリア形成を支援することを目的に「同世代の他者と共感・刺激しあい、キャリアを自ら考え創るきっかけとなる場」を提供。塾長には、リクルートワークス研究所の古屋星斗主任研究員が就任。大手・中小企業の若手人材育成ニーズを踏まえた内容で実施する。
【問合せ】研修・採用支援担当TEL6944・6499

■同世代で共感・刺激し「なりたい自分」へ
変化の激しい時代と叫ばれる昨今、社員一人一人が若手世代の段階から、自らの中長期的なキャリアを主体的に描き行動していく「キャリアデザイン」の重要性が高まっている。これにより、若手社員自身の専門性や働き方のビジョンを明確化するだけでなく、企業にとっても「人材力の強化・底上げ」、「社員のモチベーション向上」につながることが期待される。
「若手社員キャリアデザイン塾」では、所属企業をこえた同世代の受講生と共に、他者との共感・刺激を通じて、一人一人の自律的なキャリアデザインを促す機会を提供する。塾長を務める古屋氏は、若手人材の育成やキャリア形成が専門。近著「ゆるい職場―若者の不安の知られざる理由」(中央公論新社)でも話題を集めている。同塾の企画にあたり、昨年度にプログラム考案会を2回開催。大商会員企業9社の人材開発担当者による意見交換を踏まえてプログラムを考案した。
また、大阪キャリア形成・学び直し支援センターの協力により、全3回のプログラム終了後、希望者全員に有資格者による無料の個別キャリアコンサルティングを実施する予定。

■「会員の声」をプログラムへ 考案会に9社が参加
若手社員のキャリア塾の企画にあたり、昨年度2回開催したプログラム考案会では、大商の会員企業9社が自社の人材開発・育成への取り組みや現状の課題感を共有。人材開発担当者の視点から、若手世代が取り組むべき「キャリアデザイン」について活発に意見交換した。
完成したプログラムは、「自身のキャリア・スキルの棚卸し」「ロールモデルからの学びを踏まえた今後のキャリアの検討」「なりたい自分になるための行動計画の立案」の3本柱で展開。特に中小企業単独では難しい、同世代の社員との交流を叶え、新たな価値観への気づきを得ることができるのも同プログラムの魅力の一つ。

プログラム考案会参加企業9社(会社名50音順・敬称略)
荒川化学工業、池田泉州銀行、エール学園、鴻池運輸、サントリーホールディングス、瑞光、ナカノフドー建設、西日本電信電話、森長工務店

■考案会メンバーからのメッセージ
〇荒川化学工業 管理本部 人事部 マネージャー 安部 涼子 さん
他社の同世代と学ぶ機会に期待

 「自律的キャリア」が叫ばれる昨今、他社に所属する同世代との学びの機会は、新たな気付きを得る貴重な体験になると考えます。日常業務から少し離れて「キャリア」について考える時間となれば幸いです。

〇西日本電信電話 総務人事部 人材開発部門 能力開発・若手社員育成担当 担当課長 福井 忠昭 さん
価値観に応じたキャリア形成を

 若手社員の育成に携わる中で、多様化する価値観に応じた「各々のキャリア形成」の重要性を強く感じます。「キャリアをテーマとした同世代の異業種交流」が、参加される皆さんのキャリア形成の過程で、思考の幅を広げ、深みを増す一助となることを期待しています。

■長谷川惠一 大商人材育成委員長(エール学園総長)に聞く
自律的キャリア形成支援

 今年4月に開始した大阪商工会議所の中期計画「挑戦都市 やってみなはれ! 大阪プラン」は、「人的資本強化パッケージ」を含む7つの柱で構成されています。同パッケージでは、「若手人材の確保・活躍推進」を重点項目の1つに掲げ、イノベーションの担い手となる若手人材の育成を支援していきます。
グローバル化や技術革新が急速に進む中、環境変化に柔軟に対応しながら新たなビジネスを開拓できるよう、企業においては人材育成が一層重要となります。従来、従業員教育は職場内訓練(OJT)が中心でしたが、現在では従業員の自律的なキャリア形成への関心が高まっております。この動きは企業において「エンプロイアビリティ」(継続して雇用される能力)の観点で、従業員に積極的な専門知識やスキルの習得を促すことも期待されます。
そこで、大商の人材育成委員会は、若手社員の自律的なキャリア形成を支援するため、「若手社員のキャリアデザイン塾」を新規開講いたします。同塾では、他社で活躍する同世代の方々と共に学びながら、各自のキャリアビジョンの明確化を目指します。
企業の将来を担う若手人材の育成のため、ぜひ貴社の若手社員の皆様に受講をお勧めくださいますようお願いいたします。

◆人的資本強化パッケージ
社会人の学び直し、若手人材の確保、大阪企業家ミュージアムなどを通じて多様な人材の活躍を推進し、企業変革の担い手を確保・育成する事業を展開

■古屋星斗 リクルートワークス研究所 主任研究員 に聞く
地域で未来担う若手育成

 日本は空前の若手人材獲得競争の時代に入りつつあります。これを分析すると背景に人口動態の問題があり、景況感が多少変わったくらいでは解消されない課題として、今後長期にわたって続くことになるでしょう。それをたくさんの方が実感しているはずです。
新たな局面は、必要に迫られた新たな「発明」を生みます。その一つになると私が考えているのが「共同育成」です。
すでに、若手獲得に対して激しい競争が行われています。初任給引き上げを筆頭に、労働条件面でも競争が起こっていることはご承知の通りです。しかし、育成面ではいかがでしょうか。まだまだ、古い枠組みを超えた、新しい発想の余地があるのではないでしょうか。
大阪のまちでキャリアをつくる同世代たちと刺激し合って創発する。今回、大阪商工会議所が始める「共同育成」は新たな発明になる可能性を秘めています。もし職場に若手が数人しかいなくても、もし若手が活躍する職場づくりに悩んでいるとしても、地域に同期を作り「横の関係で刺激を与えて育てる」ことで、若手に職場での関係性に止まらない質的な負荷をかけ自身のキャリアを俯瞰し豊かにできる。会社そして大阪の未来を担う意欲と能力のある若手を育むための挑戦、私も楽しみにしています。

ふるや・しょうと 2011年一橋大学大学院社会学研究科修了。同年、経済産業省に入省。17年から現職。労働市場の分析や、若手人材育成、若手のキャリア形成が専門。著書「ゆるい職場―若者の不安の知られざる理由」(中央公論新社)。

■若手社員キャリアデザイン塾
日時:【第1回】7月20日
【第2回】8月30日
【第3回】9月21日
※全て午後2~5時
会場:大阪商工会議所
対象:大阪府内企業または大阪商工会議所会員企業の若手社員(入社3~13年目程度)で、全日程参加可能な方
定員:約50人(1社2人まで)
料金:無料

【第1回】「今の自分を知る」
<目的>
講座の趣旨・キャリアを自ら考える意義を理解する。同世代の若手社員とのグループワークを通して、キャリアの振り返りや、自身の適性・傾向、保有スキルを棚卸しする
<プログラム例>
キャリアやスキルの振り返り、棚卸し(ワーク)など。終了後、名刺交換会を予定

【第2回】「今後どのように働くかを考える」
<目的>
自社の方向性やロールモデルの働き方から、今後のキャリアを考える
<プログラム例>
ロールモデルによるトークセッション、会社における自分の役割を考える(ワーク)など

【第3回】「明日からどう働くか」
<目的>
「なりたい自分」に向かって、明日からの行動計画を決める
<プログラム例>
将来なりたい自分を描く(ワーク)、なりたい自分を実現するための行動とは(ワーク)など。終了後、有志で懇親会を実施予定(有料)


2023.06.06
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