■ 事業コンセプトづくり
事業アイデアを何度も評価してみて最終的に実行の決意を固めると、次は事業計画をつくりますが、その前に事業にどのような特色をもたせるかを考えます。つまり、事業コンセプトを明確にすることです。
どのような事業をやるにしても必ずと言っていいほど競争相手がいると考えられますので、それらの競争相手に比べて何らかの特色や優位性がなければ顧客にとっても魅力がうすく、従って競争力も弱くなります。
特色を出すための基本は対象とする顧客を絞り込んで、その顧客のどのようなニーズに、どんな商品・サービスを提供するかということです。顧客を絞り込むことにより、そのニーズが掴みやすく、それにマッチした商品・サービスの選択が容易になります。また、立地の選定、営業時間、従業員教育、広告宣伝などの経営方針も明らかになり、その結果、効率的に自身の経営資源をターゲットに集中させることができ、顧客満足度の向上につながります。
事業コンセプト
商品・サービスに独自性や新規性があれば差別化ができますが、そうでない場合は「便益の提供」で差別化をはかる必要があります。
(大阪商工会議所「創業・新規開業ハンドブック2010」をもとに作成)

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2011.10.7更新

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