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令和4年6月7日


骨太の方針、新しい資本主義グランドデザインおよび実行計画の閣議決定に関するコメント
大阪商工会議所 会頭 鳥 井 信 吾


資本主義の持続可能性と強靭性を高め、社会的課題解決と経済成長の二兎を実現するための重点分野が打ち出されたことを評価する。コロナ禍や足もとの混乱を乗り越え、わが国経済を新しい成長軌道に乗せるため、構造変化をもたらす実効性のある政策が実行されることを強く要望する。
   
付加価値を生み出す原動力と位置付ける「人」への投資が強化されてこそ、成長が実現し分配も可能になる。そのための具体策を工夫し、長期的視点をもって、腰を据えて取り組んでもらいたい。また2025年大阪・関西万博やスーパーシティ型国家戦略特区等を活用した、思い切った規制緩和と大胆な投資で民間の新たな挑戦を促し、未来社会を描くことが重要だ。
   
一方、財政の持続可能性の議論を怠ってはならない。ワイズスペンディング(賢い支出)を徹底し、財政健全化の道筋を示されたい。
   
以上

2022.6.7更新
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