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平成17年2月16日

平成16年10〜12月期GDP速報値に関するコメント
大阪商工会議所 会頭  野 村 明 雄


 3四半期連続のマイナス成長となり、景気の踊り場が長く続いていることを裏付ける結果だ。

 足元の民間設備投資は底堅い動きをしているものの、個人消費のマイナスが目立っている。景気の先行きは個人消費の動向が鍵を握っており、政府は、定率減税の縮減の実施時期について改めて慎重に判断するほか、国民負担の抑制について本腰を入れて検討すべきと考える。

 また、景気回復の起動力であった輸出に翳りが見られるのも懸念材料。
 海外経済の動向に左右されないよう、日本経済の足腰を強固なものとすべく、次代を担うエンジン産業を意識的に育てる産業政策が求められる。
以上

2005.2.17更新
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