平成16年11月12日 |
平成16年7〜9月期GDP速報値に関するコメント |
大阪商工会議所 会頭 野 村 明 雄 |
速報値からは、景気が踊り場に来ている状況がうかがえる。今後、巡航速度を保てるのか、早くも下降線を辿るのか、景気はまさに正念場にある。 これまでのエンジン役の輸出と設備投資に減速感が出ており、さらに原油高による世界経済の冷え込みが懸念される中、先行きは個人消費の動向が 鍵を握ると考えられる。政府にあっては、検討の俎上にある定率減税縮減を見送るなど、油断無く景気に目配りを行ってもらいたい。 また、輸出が減速している一方、為替相場に円高圧力が強まっている点も気懸かりなところだ。今後、行き過ぎた円高・ドル安が、実体経済や市場に悪影響を来たすことのないよう、政府・日銀には適切な対応をお願いしたい。 |
以上 |
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