平成16年11月4日 |
米国大統領選挙結果について |
大阪商工会議所 会頭 野 村 明 雄 |
今回の大統領選挙は、当落の要因を分析するのは容易ではないが、大規模減税に裏打ちされた好調な経済と一貫したテロとの戦いを主張したブッシュ大統領の「強い米国」政策を米国民が支持した結果と考えられる。いずれにせよ当選したブッシュ大統領は選挙戦で二分された国内世論に配慮せざるを得ないのではないか。
現在、米国は「双子の赤字」といわれる巨額の貿易赤字、財政赤字を生み出しており、持続的成長に大きな課題を抱えている。米国経済の減速は、世界経済、ひいては回復基調にあるわが国経済にも甚大な影響が及ぶと懸念される。 日本政府におかれては、日米関係の一層の緊密化を進め、わが国経済の持続的成長を図るとともに、両国が連携しイラク問題の早急な解決に努めるなど、国際政治の安定化にもご努力いただきたい。 |
以上 |
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