平成16年9月27日 |
第2次小泉改造内閣について |
大阪商工会議所 会頭 野 村 明 雄 |
今回の内閣改造は、主要な経済閣僚の留任や郵政民営化担当相の新設など、これまでの小泉改革路線を踏襲した実務型の布陣との印象を受ける。新内閣は、総理のリーダーシップの下、起承転結を明らかにし、構造改革の各論において具体的成果を上げて欲しい。
景気に明るさが見え始めているが、今が正念場だ。景気を自立的な本格回復軌道に乗せるため、金融緩和の継続、規制改革の推進とともに、次世代産業育成をはじめとする経済活性化策に全力を尽くして頂きたい。また、国民の関心の高い社会保障の抜本的見直しは議論を尽くして、早急にあるべき姿を提示してほしい。 関西では、中小企業まで 景気回復の裾野が拡がることが鍵であり、意欲ある中小企業の成長戦略支援をはじめ、地域の実情に応じた木目細かな施策を講じていただきたい。 また、今後、ますます重要となるアジア市場の取り込みに向けて、国家的事業である関西国際空港の整備は、予定通り2期事業が推進されることを期待する。 |
以上 |
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