平成15年10月1日 |
日銀短観に関するコメント |
大阪商工会議所 会頭 田 代 和 |
全国・近畿とも、漸く「大企業製造業」のマインドがプラス局面入りするなど業況判断DIは概ね改善の方向にあり、明るい兆しが見えはじめた。 足もとの実体経済の足腰はまだまだ弱く、とりわけ昨今の急激な円高・ドル安は懸念材料だ。現在の水準が続けば、牽引役である輸出企業の採算を悪化させ、景気回復の芽を摘みかねない。 今最も重要なことは、景気の逆戻りを防ぎ、底離れを確かなものとする点にある。衆議院の解散総選挙が取りざたされているが、経済が微妙な時期だけに、政治空白を避け、的確な経済政策を遅滞無く打ってもらいたい。 |
以上 |
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