三選を目指されるのではないかと思っていたが、この時期に引退を決断されたのは、ご本人が会見で述べられたように身体的な不安があったからではないか。

　「大阪オリンピック」は実現ならなかったが、「サッカー・ワールドカップ」や「世界柔道選手権」の誘致に成功された。目標として掲げられた「国際集客都市」構想は道半ばとなったが、後任市長が引き継がれると思う。

　「財政非常事態宣言」が出されるなど、大阪市の運営は困難な状況にあるが、経済界としては、こういう時こそ、清新かつ斬新な発想で積極的に改革を推進できる方が新市長に選ばれ、大阪再生に向けて強いリーダーシップを発揮されることを願う。