平成１５年度予算財務省原案に関するコメント

　緊縮型予算となる中、我が国の産業競争力強化に直結するバイオをはじめ科学技術の振興、投資効率の高い都市再生分野などには重点的な予算配分がなされており、苦心の跡がうかがえる。

　中小企業予算についても、実質４．５％の伸びが確保されたことは評価する。内容をみても、信用保証制度の充実などセーフティネットの構築に一定の目配りがなされる一方、創業や技術開発プロジェクトなど、中小企業の新たな挑戦への支援策も盛り込まれている。こうした施策が実効をあげ、中小企業の振興に資することを期待する。

　関空については、2期の用地造成費が満額認められたこと、「有利子債務の確実な償還を期すための新たな補給金制度の導入」や、「資金調達の円滑化を図るための信用補完措置として政府保証の拡充」が実現したことは歓迎する。
　地元としては、国内外へのポートセールスや観光客誘致等による需要喚起・利用促進に官民が一致協力して更に努力し、２００７年供用開始を実現すべきであると考える。

以　上

2003.4.1更新
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