平成14年11月13日
7-9月期GDP伸び率に関するコメント
個人消費の下支えにより、何とかプラス成長を維持したものの、これまで牽引役を果たしてきた輸出が減速し、エンジン役が不在で力強さに欠ける動きだ。雇用情勢や企業マインドは依然厳しく景気の底ばい状態が鮮明となっている。 今、最も重視すべきはデフレ克服に向けた新規需要の喚起策と迅速な不良債権処理。 積極的な「ビルド」の政策として急ぐべきは、補正予算編成。とりわけ、(1)将来大きな市場が期待され我が国の産業競争力強化に直結するバイオなど研究開発プロジェクトや、(2)北梅田地区など投資効果の高い大都市圏の都心開発などに重点配分してもらいたい。 以 上 |
2003.4.1更新 |