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平成14年3月11日

大阪商工会議所と(社)大阪工業会による『統合検討委員会』の設置について

大阪商工会議所

会 頭 田 代   和

                        

 

 このたび、大阪商工会議所と大阪工業会は両団体による『統合検討委員会』を 設置して、平成15年度中の統合を視野に入れ、具体的な検討を開始する運びと なりました。

 申し上げるまでもなく、グローバル化やIT化の進展など企業を取り巻く大き な環境変化の中で、大阪・関西経済は、産業構造転換の遅れや東京一極集中の加 速などにより、地盤沈下が深刻化するなど、極めて厳しい状況に置かれておりま す。

 こうした中、経済界の果たすべき役割はますます高まっており、経済団体は総 力を結集して政策提言力や事業推進力を高めるとともに、事業の選択と集中によ る効率的な事業運営を行うことにより、大阪・関西活性化のリーダー的役割を担 っていくことが求められております。

 このような経済団体に対する社会的要請や会員ニーズに応えるため、これまで 大商と大阪工業会は事業の共同開催などを通して相互の連携を深めるとともに、 昨年1月来、両団体がもつ強みをより発揮できる事業や組織のあり方について議 論を進めてまいりました。

 今般、それらを踏まえ、大商と大阪工業会はさらなるパワーの結集と事業の効 率化をはかり、“より強い経済団体”の実現をめざしていくことで領木会長と私と で意見が一致し、平成15年度中の統合を視野に入れて、具体的な検討を開始する ことになった次第であります。

 統合の検討にあたっては、両団体のもつ強みを最大限に活かすことにより、(1) 政策提言力や事業推進力の強化、(2)会員の満足度を高める事業の開発と展開、(3) 地域経済の振興、(4)事業運営の効率化、などを実現するための具体的な方策につ いて議論を尽くしてまいりたいと考えております。

 今日の難局は、両団体会員企業の努力と団結で必ずや乗り切っていかなければ なりません。そのためにも、両団体統合に向けた領木会長と私の決意が必ず達成 されるよう、会員各位には、これまで以上のご支援、ご協力を賜わりますようよ ろしくお願い申し上げます。

以 上



2003.4.1更新
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