平成13年6月11日
1−3月期のGDP速報についてのコメント
○年明け後の輸出や設備投資の減速を主因とした景気の低迷を裏づけた結果だ。先行きについても、明るい材料が見当たらず、心配している。
○とはいえ、今は政府予算の着実な執行を通じて景気の腰折れ回避に努める一方で、産業界も歯をくいしばって頑張るしかないのではないか。
○ここで構造改革への取組みを先送りにすれば、経済再生のチャンスを失い、長期低迷から抜け出せない。中小企業や雇用などに対するセーフティネットの整備に万全を期した上で、苦しくても構造調整を進めていかなければならない。
以 上