大阪商工会議所 HOME


平成13年4月26日
小泉内閣発足に関するコメント

大阪商工会議所
会頭 田代 和

○ 適材適所の観点から、竹中平蔵経済財政担当相など3名の民間人や、過去最多の5名の女性を登用されるなど、フレッシュな顔ぶれであり、小泉首相の改革にかける意気込みを十分うかがうことができると思う。特に、大阪選出の塩川先生が財務相に就任されたことは大変心強いことだ。
○ 新内閣の最大の課題は、構造問題への対応を含めて日本経済再生のための基盤整備を進めるとともに、中長期的な経済財政の将来像を明示して国民の将来生活に対する不安を払拭することである。このため、当面は停滞色を強める景気の下支えを行なうとともに、先に取りまとめられた緊急経済対策を速やかに具体化して実行に移すなど、日本経済の再生に全力で取り組んでいただきたい。
○ なお、不良債権処理を進めるにあたってはデフレ圧力が強まることが懸念される。中小企業対策や雇用対策などセーフティネットの整備に万全を期し、痛みを最小限に抑えるよう配慮されたい。
以 上


2003.4.1更新
Copyright(C) 1996-2003 大阪商工会議所