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平成13年4月24日
自民党総裁選の結果に関するコメント
大阪商工会議所
会頭 田代 和


○ 19年ぶりに4人の候補者が立たれて、それぞれ自身の政策や信念を掲げ、それに基づいて国会議員と党員の投票によって新総裁が選任されたことは、非常にオープンな感じでありよかったのではないか。

○ 小泉氏が予備選挙で地滑り的な勝利を収められたのは、同氏が派閥を離脱して「党の改革と新しい政治システム」を強く訴えられたのが広く支持されたからではないか。すなわち、党員・党友の方々がこれまでの政治や党運営に閉塞感や不満を感じ、自民党の将来に強い危機感を持ったことの反映ではないかと思う。
○ 小泉新総裁には、この後行なわれる党役員人事さらには組閣にあたって、従来の派閥の論理や党利党略にとらわれることなく、国民にわかりやすい、透明性の高い人選を行い、国民の政治に対する信頼感の回復に努めていただきたい。
○ 今日の最大の課題は、景気が停滞色を強めるなかで、構造問題への対応を含めて日本経済再生のための基盤整備をしっかりと進めてもらうことだ。このため、当面は13年度予算の早期執行により景気の下支えを行なうとともに、先に取りまとめられた緊急経済対策を速やかに具体化して実行に移すなど、日本経済の再生に全力で取り組んでいただきたい。
以 上


2003.4.1更新
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