日本経済見通し調査 (平成13年12月) |
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大阪商工会議所、(社)関西経済連合会、(社)大阪工業会では、会員企業経営者が景気・企業経営動向について平成13年10〜12月期の実績見込み、ならびに平成14年1〜3月期、4〜6月期をどのように見通しているかを把握するため、第4回経営・経済動向調査を実施した。また附帯調査として「日本経済見通し調査」を実施した。 |
調査の概要 | ||||||||||||||||||||||||||
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調査結果の概要 | ||
1.第4回経営・経済動向調査
[国 内 景 気] 会員企業経営者に国内景気について尋ねたところ、平成13年10〜12月期は前期に比べ「下降」とみる者の割合が71.4%、「上昇」とみる者が1.6%となりB.S.I値(「上昇」回答割合―「下降」回答割合)は▲69.8となり、景気の悪化を指摘する者が多い。今後の見通しでは、平成14年1〜3月期がB.S.I値▲59.3、同4〜6月期はB.S.I値▲26.8と引き続き「下降」超過局面となっている。
平成13年10〜12月期の自社業況の総合判断については、前期に比べ「上昇」とみる者の割合が10.8%、「下降」とみる者の割合が49.2%となりB.S.I値は▲38.4となった。今後の見通しについては、平成14年1〜3月期にB.S.I値が▲30.9となり、同4〜6月期にはB.S.I値▲17.4となっている。2.日本経済の見通しについて 【来年度の日本経済の実質経済成長率(GDP】 来年度の実質経済成長率を尋ねたところ、「−1.0〜−0.5%未満」が28.6%、「−1.5〜−1.0%未満」が24.8%、「−0.5〜0.0%未満」が17.3%と続く。0%未満の回答の合計は80.9%にも及び、来年度もマイナス成長とみる向きが大半。【来年1年間の日経平均株価の水準】 来年の日経平均株価の最高値、最安値を尋ねたところ、最高値については「1万2千円〜1万3千円未満」が26.4%、「1万1千円〜1万2千円未満」が25.1%、「1万3千円〜1万4千円未満」が17.3%と続く。1万4千円以上との回答は18%となり、5月7日につけた本年度の最高値14,529円41銭と同水準もしくはそれ以上の水準をつけることには懐疑的な見方となっている。【来年1年間の円ドルレートの水準】 来年の円高、円安水準について尋ねたところ、円高については「115〜120円未満」が31.8%、「110〜115円未満」が28.6%、「105〜110円未満」が18.1%、「100〜105円未満」が8.5%となっている。110円台との回答が全体の6割を占める。 |
2003.4.1更新 |